自己紹介

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血液型…A型/ 星座…牡牛座/ 性格…頑固な保守派/ 得意なこと…セリフの暗記/ 苦手なこと…手先を使うこと、音符を読むこと、整理整頓/ 口癖…あら、まあ!

2008年11月30日日曜日

奥多摩 一人ハイキング

3週間くらい前、10月の「夏休み」で自然の中を歩きまわってリラックスしたのを思い出し、東北まで行かなくても歩ける場所はないかと、「日帰りウォーキング」という本を買いました。買ったはいいけれど、何だかんだと実際には行けていなかったのですが、今日の晴天に誘われて、思い切って出かけました。
目指すは奥多摩。鳩ノ巣渓谷です。
新宿から中央線快速で青梅へ。12時半、私と同じようにリュックを背負って、カメラをさげた人々と一緒に青梅発奥多摩行きに乗り、13時2分、古里(こり)駅着。
ガイドブックの写真では、古里駅はさびれた佇まいだったのですが、最近駅舎を建て直したらしく、こじんまりはしていますが、綺麗な駅になっていました。
しばらく青梅街道を歩くのですが、街道から逸れて多摩川沿いの山道に入ると、まさにそこはマイナスイオンのドーム!!

左の写真は山に入る直前の寸庭橋からの眺め。隣は山に入ってしばらく歩いたところにある源氏蛍の生息地。(この季節だし、昼間だし、もちろん蛍はいませんでしたが)
ここで「自然水。ご自由にどうぞ」と書かれた札の近くから、水が出ていました。ちょうど喉が渇いていたころだったので、ありがたく頂戴して、坂道を上ったのですが、これが結構キツかった!!

いつの間にやら口呼吸をしている自分に気がついて、鼻で呼吸するように変えてみたら、それまで気付かなかった「緑」の香りがしました。気持ちいい…。
またしばらく進むと、鳩ノ巣橋。橋を渡るとそこは今回のメインである鳩ノ巣渓谷。大きな岩山の間を深い瑠璃色の水が流れていて、上から木の葉が風に舞って降ってくる光景にただただ見入るばかり。
右の写真は橋の上から撮ったものです。これでは渓谷を見たときの感動は伝わらないことはわかっているのですが…。渓谷を撮ろうと思っても、その美しさは携帯カメラには収まらず。せっかく撮っても収まりきらないのなら、と撮影を断念したんです。ぜひ皆さん、ご自分の目で確かめに行ってください!!
立ち止まって深呼吸。
一呼吸ごとに体の中の血が新しくなる感じ。何度も何度も繰り返して、全身の血が入れ替わったかなと思う頃、再び出発。
この渓谷にたどりつくまでの道もちょっとキツかったのですが、ここから次へ進む道はさらに大変でした…(^^b
日頃の運動不足を後悔。奥入瀬渓流を歩いた時の方が、距離はあったけれど楽だったんじゃないかな…。
奥多摩駅が近くなったころ、窓に柿を吊るして、干し柿を作っている家を目にしました。テレビなどではよく見る光景ですが、実際に見るのは初めてであることに気付きました。
子供の頃から同じところで暮らしていて、学校や会社、劇場に通う以外はほとんど外へ出ない生活をしていたせいもあり、私は行ったことない場所・見たことないものが多いのだと改めて思いました。もっと世界を広げていかなきゃいけないよなぁ~。33歳にもなって、今更ですが。
綺麗な空気をたっぷり吸って歩いたせいか、再び青梅街道に出たときには、なんだか自分が新しい人間になった(「生まれ変わった」とはちょっと違います。何せ「血液が入れ替わった」感覚ですから)気がしていました。
地図にある「もえぎの湯」という温泉に行ってみようと思ったら、「ただいまの時間、満員により入場規制をさせていただいております」という立て札が。風呂に入るのに入場規制かい。そこまでしてまで入らなくてもいいか…と、さっさと諦め、終着地の奥多摩駅へ。15時32分、奥多摩駅着。お昼お飯を食べていなかったことに気づいて、駅前のお食事処でお蕎麦を注文。「手打ち」と書いてあったけれど、こんな大衆食堂みたいな雰囲気の駅前の食事処が本当に手打ちしてんのかねえ~、なんて疑ってかかっていたのですが、前に置かれた蕎麦を見ると、太さがまちまち。ああ、ここで本当に作っているんだろうな、と蕎麦の不揃いさで納得。

そこでのんびり休んで、16時23分発の新宿行きで帰途についたのでした。

最後に、奥多摩の紅葉をお届けします。
どちらも雲仙橋というところから撮影したものです。
いかにも「秋の奥多摩」でしょ??
リラックスして余裕が出てきたのか、風の音が聞こえたり、道に生えている苔に目がいくようになりました。普段、会社の人に驚かれるくらい、周りを一切気にせずに歩いているので、苔に見入っている自分に私自身が驚いてしまいました。
新幹線に乗って遠くへ行かなくても、こうして自然を感じながら歩くことを時々していれば、ストレスをためすぎずに(「人間」から逃げたくなるほどにならずに)いられるかもしれませんね。

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