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血液型…A型/ 星座…牡牛座/ 性格…頑固な保守派/ 得意なこと…セリフの暗記/ 苦手なこと…手先を使うこと、音符を読むこと、整理整頓/ 口癖…あら、まあ!

2008年11月24日月曜日

「エリザベート」3度目の観劇&朝海さんのシシィ

帝劇にて、3度目の「エリザベート」観劇。今日はコムちゃんこと朝海ひかるさんのシシィでした。
いや~、可愛かった!本当に綺麗な方だ!!表情も豊かだし、数少ないダンスシーンの動きも綺麗だし。男役だったときは、さぞかっこよかったことでしょうね!

印象としては、「一路さんに似てる」。…歌い方でそう思うのかな。いかにも「ついこの前まで男役でした」って感じで。歌えていないって話をいろいろな人から聞いていたけれど、歌えているじゃん、ちゃんと。もちろん、涼風さんみたいに余裕をもった歌い方ではないですけどね。「私だけに」も「精神病院」も、高い声出てる。
ただ、裏声になると声量があまりないのが残念。急に小さくなってしまう。でもこれは、女役に慣れていけば大丈夫だと思うので、もしまた「エリザベート」を再演するときには、解決してしまうんじゃないかな。

今の段階では、声量がないので、1幕最後は三重唱ではなく、男性二人の二重唱に聞こえてしまっています。それから「夜のボート」も禅さんフランツの思いが強すぎて(?)、シシィの主張が聞こえてこない。最後のシーンも、エリザベートの歌はあまり聞こえてこないけれど、おかげでトート閣下の「俺だけに~」が美しく目立つので、祐一郎ファンとしては「ありがとう!」って感じ(^^b

歌はこれから良くなるかなという感じですが、全体としてはコムちゃんのシシィ、私は好きです。涼風さんとどちらがいいという問題ではなく、両方好きだな。持ち味が違うから、選べない。
涼風さんの場合は、少女時代のシーンから皇后の威厳を感じてしまい、「姉さんはおしとやか」なんて歌詞が似合わないけれど、その分、皇后になってからのシーンは役にぴったり。一方の朝海さんは、自由奔放に育った田舎娘が宮廷に放り込まれたという設定がぴったり。1幕の雰囲気は役にとても合っています。2幕、ルドルフが成長して以降のシーンは、ちょっと重みが足りないかな。ルドルフが尊敬するママにはなれていない。(ラストシーン、棺に入った姿が美しい!!これは3人のシシィの中で群を抜いている)

ミーハーな祐一郎ファンとしての感想を書かせていただくと、朝海さんのシシィは祐さんを輝かせてくれるな…と。朝海さんの若い魅力が近くにいるからなのか、祐さんのかっこよさというか、トートの大きな愛というか、そういうものが発散されているんです。この二人のデュエットは、決して「ぴったり」ではないのですが。(声質的に合わないでしょう!)
これまで、「エリザベート」に限らず、どの作品でも祐さんは自分で自分を計算通りに輝かせているような感じがしていたのですが――そしてファンとしては、それが当たり前になっていたのですが――、今日の祐さんはご自身の計算以上の輝きが引き出されていました。これは朝海さんの力だと思います。歌の上手い下手の問題じゃないんですよね。祐さん自身が朝海さんを共演しやすい人だと思っているかどうかは知る由もないのですが、客席から見る限り、今日の祐さんの素敵さは、朝海さんの影響大です。

歌は涼風さん。でも祐さんを魅力的に見せてくれるのは朝海さん。。。う~む、難しい。今後私はどっちを見ればいいんだぁ!(両方見ればいいだろっ!)

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