自己紹介

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血液型…A型/ 星座…牡牛座/ 性格…頑固な保守派/ 得意なこと…セリフの暗記/ 苦手なこと…手先を使うこと、音符を読むこと、整理整頓/ 口癖…あら、まあ!

2008年12月31日水曜日

今年を漢字一文字で表すと…

12月31日。2008年最後の一日が始まりました。
去年の12月31日のブログ( http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=463204&log=200712 )を見てみたら、2008年の抱負として「前向きに生きる」と書いてありました。

今年…。前向きに生きたかなぁ…。
ある意味前向きだったと思いますが、夏休みを取ったころ(10月)は、疲れ果てて、世捨て人のような感じになっていたのを考えると、常に前向きでもなかったような。
全体的な印象としては、前向きとか後ろ向きとか考えずに、勢いよく走りぬけたような感じでした。

2008年を表す漢字は「変」だそうですが、これは人それぞれですよね。ワタミ社長の渡邉美樹さんは「落」だそうです。(渡邉さんご自身ではなく、世間を表しているんでしょうが)
私個人の一年はどうだろう…と考えて、思いついたのは「迷」でした。

このブログ上で何度も書いていますが、秋葉原の無差別殺傷事件が私にとっての転機でした。それまで考えもしなかった方向へ自分の意識が向いた瞬間です。

世間のために、自分に何ができるか…。

その後、迷い続けました。今、なんとなく見えるものはありますが、当然、確信はなく。
勢いよく走りながらも迷っていました。霧の中、前も見えないのにダイブした感じ。

来年はどんな年になるだろう。いや、どんな年にすればいいのだろう。

2008年最後の日を迎えた今、思うのは「探」一年にしたいということです。つまり、追及。
(余談ですが、欲しいものを求める場合は「探」で、見えなくなったものを求める場合は「捜」だそうです。私の場合は欲しいものを求めているので「探」にしました)

何を探すか。それはいろいろ。
自分の進むべき道とその方法。現在の会社のために自分がすべきこと。
あ、そうそう。もちろん、彼氏も欲しいなぁ~(^^b
素敵なミュージカルや本も探したいし。

2008年と違うのは、迷ってばかりではなく、もっと積極的に、落ち着いて追及したいです。
失敗できる年齢でもないけれど、失敗を恐れずに。

2008年12月29日月曜日

「恋空」

この時期、テレビのつまらなさは凄いですね!さあ、ゆっくりテレビでも…と思ったら、面白そうなものが全然やっていないの!!

夜、テレビで「恋空」がやっていたので、見てみました。
話題になったのは知っていましたが、別に見たいとも思わなかったので、これが初めて。こういう映画を見るには、私はもう「オバサン」世代でしょ。

物語は単純で、始まったとたんに先が見えるような感じ。韓国ドラマ的ですよね、展開が。違うのは、主人公の相手役が本当に死んでしまうことぐらい。韓国のドラマだったら、奇跡的に助かるケースが多いんじゃないかと。(勝手なイメージですが)

そんな中、「へえ~」と思ったのは、携帯の使い方が上手いな、ということ。(ドラマの中で、という意味です)
ダンナが死にそうな時に、携帯で自分の動画を送って励ますっていうの、いいアイディアですね。本当にこういう事態に行き当たったら、そうするかもしれないけれど、テレビを見ていては思いつかなかった。動画を送ってきたシーンで、なるほどなぁ~と感心しました。
(ドラマそのものではなく、こういうところに目がいく)

それにしてもヒロインの親は「理解のある親」だ。こういう親だから子供がこうなるんだろ…と意味批判的に眺めていました。
高校生が妊娠して、「18歳になったら結婚させてください!」なんて相手の男がやってきたら、OKするか??「学校やめて働きます!」とか言ってるけど、これは所詮、世間を知らない高校生の発言。じゃあ、辞めて働けってことになるか??逆に、そんなヤツに娘は任せられん!!ってなるんじゃないかな。

携帯小説として話題になったこの作品。創作された物語だったら「簡単な話」だし、実話だったら「馬鹿な話」です。(この作品が好きな人には申し訳ないけど)
空が云々…という表現はいかにも“高校生向き”という感じだし。

こういうのに自分を重ねることができる女の子って、ちょっと先が思いやられるかも…。

ま、三十路のオバサンの発言です。聞き流してください。

料理

今日は朝からお節料理作りを手伝わされています。
毎年手伝ってはいるのですが、自分からは作ろうとしないので、「嫁に行く年頃なんだから、早く覚えなさい!」ということで、かなりみっちりやられています…。(嫁に行けるかどうかが疑問ですが)

お節料理だけならまだいいのですが、会社が休みに入って以降、いつの間にやら私が食事係になっていて、朝から夜まで作っています。あれ??
手際は悪いですが、、、味はまあまあ…だよね??

料理は好きではない(そもそも食べることに興味がない)のですが、きんとんの作り方は知りたかったので、それが今日の収穫かな。ただ、我が家は人数が多いので、量が半端じゃないんですよ!!
なます作るときなんて、大根1本全部使っちゃうんですよ。
普通の家庭に嫁に行ったとして、自分が少量の料理を作れるかどうかは、甚だ疑問。

ただし、普段はほとんど料理しない(家にいない)ので、指先にマメができました。早っ!

明日は筑前煮の予定。これは毎年私が作るんですが、量が多いんだ…。具材を切るだけで大変なの。

ま、甥っ子と姪っ子のため、おばさんは頑張るよ。

2008年12月27日土曜日

母と「忘年会」

今朝、父が会社へ行く前に「今日は夜、忘年会だから」と一言。
それを聞いた母は、「いいなぁ~。私も忘年会したい」

…専業主婦が何を言っておるんじゃ。

とは思いましたが、今日は一日家にいることだし、と思って、「じゃあ、どこか食べに行く?」と誘ってみました。
母と娘で忘年会も何もあったもんじゃないんですけどね。
だいたい、「忘年」の「年」って、何の「年」よ。今年「一年」ってことか、「年齢」ってことか。

まあ、これも親孝行。12月の給料も出たし、娘がおごってあげるよ。

ということで、夜は二人で食事に行きました。日本酒飲んで、豆乳しゃぶしゃぶなるものを食べて、母の愚痴を聞いて…最後は抱えて帰るはめになりました。。。
母は私より背が高い(私が小さいだけだけど)ので、抱えるのは結構大変。

母は嬉しそうでしたが、私はすっかり酔いが冷めております。
ま、私には友人との忘年会、会社の忘年会があったけど、母には何もなかったんだもんね。父が夕食を家で食べない日くらい、楽をさせてもいいよね。

仕事納め

26日で今年のお仕事は一応、おしまい。
大掃除の合間に、休みに入る前までに出しておかなければならないメールを嵐のように打って、送信。

掃除の後は全社員が集まっての会議。
今年1年の各部門(校舎)の報告と、世界的な不況で、来年は厳しい年になりそうだという話。
日本語教育界に限らず、不況の影響を受ける業界は多いでしょうが、ドルもウォンもユーロも安くなってしまった今回の不況は、うちの会社のようにいろいろな国の生徒を受け入れている日本語学校にとっても痛手。韓国人ばかりの日本語学校はもっと大変なんでしょうけれど。

全体の会議が終わった後、すぐに帰る人もいれば、そこからまた仕事を始める人も。(私は後者)
今年中にしておかなければならないことがいっぱい。。。

忘年会で仲良くなった中国人のL君も会議に参加していました。会議の日本語、どの程度理解していたんだろう…。かなりの語彙力だから、だいたいは分かっていたと思うけれど、略称なんかはさっぱりだっただろうな。
時間があったら、またおしゃべりしたかったけれど、お互いに会議後も仕事組。結局言葉を交わしたのは「よいお年を!」「来年もよろしく~」といったお決まりの挨拶と、ちょっとしたやりとりだけでした。
(みんなと挨拶をした後、こっちを向いて「再見!」と手を振ってくれたので、「給我E-mail吧!(メールちょうだい)」と言ったら、照れくさそうに「OK,OK」と言って去って行ったんです。ただ、E-mailという言葉が入ってしまったので、私が何を言ったかは周りにバレバレ。「短信」と言えばよかった。例の上司もいたしね…)
せっかく仲良くなったのになぁ~。次に会う機会があるかも定かではない。(今回、彼を来させるにあたって、ビザを取るのが大変だったらしいんですよね。なんでだか知らないけれど)
前にも書きましたけど、年下男性で気が合う人は初めてなんです。会えるとしても1年後になるのは、ちょっともったいない感じ。

来年はこれまで以上に大変になりそうですが、チャレンジしていく価値のある1年になるでしょうね。
私は仕事人間ではないつもりですので、仕事についてのチャンレンジだけを考えているわけではありません。これからの自分の人生についても、しっかり考える1年にしたいです。

でも、とりあえずは、休みに入ったらおせち料理作りの手伝いをしなければなりません。
あ、年賀状も書いてないや…。

2008年12月25日木曜日

クリスマス

皆様、メリークリスマス!

とは言っても、普通の平日。仕事はいつものようにありました。
体調悪くて休みたいとぼやき続ける同僚。次から次へと仕事が増えて、頭を抱えている主任。新人講師たちのびっくりするような質問に悩む私…。このお祭りとはかけはなれた現実。。。

23日は休日だったので、友人宅で宝塚の「エリザベート」のDVDを見せてもらい、一路真輝さんの男役姿に「このころの方が歌が上手い!」とか失礼なことを言いつつ楽しんでいたのに…。今日は打って変わって「エリザベート」の「エ」の字を言う余裕もないくらい。なんてこった!!

それでも一応、クリスマスという意識はあって、頭の中を流れる音楽は賛美歌。
子供のころはカトリックの学校に通っていたので、日本語訳されたものですが、結構いろいろな讃美歌を知っているんです。当時は意味もわからず歌っていたんですけどね。

敬虔なクリスチャンであるトンハさんは、きっと教会にいるのかな、なんて思ったりして。日本にいるかどうかも知りませんが。

25日に事務所につくように、今年もクリスマスプレゼントを送りました。(トンハさんにだけ。祐さんにはきっといっぱい届いているだろうから、何もしない)
本当は24日に届いた方がいいのかもしれませんが、24日に間に合うように準備することができなかったんです。遅くてごめんなさい、トンハさん。でも、ファンとしてトンハさんを忘れていたわけではないんですよ!!と、こんなところでアピールしても仕方ないけど。

26日の仕事納めに向けて、やることいっぱい。明日中にしておかなければならないことが…。
あ~あ。つまんないクリスマス・・・。

2008年12月23日火曜日

忘年会でできたお友達

昨日は会社の忘年会でした。
例年は仕事納めの日の夜に行うんですが、今年はなぜか昨日でした。
会社の近くのイタリア料理屋での飲み放題。
私は去年、飲みすぎて、家に帰るまでに3回降りる駅を間違えるという失態をしでかしたので、今年は控え目。(友人宅に泊まることになっていたので、飲みすぎは避けなければなりませんでした)

ただ、せっかくの忘年会だったのに、お腹が全然空いていなくて、ほとんど食べていないんですよね。これはもったいなかった!

この1年の間に新しく入社した人とあいさつ。他の校舎の方々とは、日ごろ会えないので、昨日ようやく「はじめまして」という状態だった人が何人かいました。以前はそんなことなかったのに、ここ数年、社員の人数が増えて、知らない顔の人がいるようになったんです。
その中に、普段は大連の事務所に勤務しているというL君がいました。もとはうちの日本語学校の生徒だったそうですが、卒業後、日本の大学で勉強してから帰国したそうです。中国で2年くらい仕事をしていたそうですが、最近、うちの学校の大連事務所の社員になったのだとか。ちょっと子供っぽい爽やか青年。
せっかくなので、中国語の練習をしようと思い、中国語でおしゃべりしました。「大連に来てくださいよ」というので、「大連がいいところなのは知っているけれど、昔の彼氏がいるところだから…」と言うと、あっさりと「“昔の”でしょ」と。まあ、そうなんだけどさ…、思い出があちこちにあるからさ…。。。そんなお姉さん(?)の気持ちなどお構いなしに、「いつ来ますか?旧正月??日本の連休のときはどう??」って、おいおい、話の展開速すぎ!誰も行くとは言ってないぞぉ。
若者らしい突っ走り加減なのですが、話しているととてもいい子で、こんな子がうちの会社に入ってくれたのがちょっと嬉しかったです。

で、笑っちゃったのは忘年会がお開きになった後。
上司の一人に、ちょっとオネエ系の男性がいるのですが、日ごろからこの上司と私は好みがよくダブるんですね。「あの人、可愛い」って私が思う男性は上司もお気に入りになってる。(なので、自分に彼氏がいたときには、会社の人には紹介しないように気をつけていました。狙われたら大変だもの!!)
中国人のL君はさっきも書きましたが、可愛い爽やか好青年なわけですよ。様子を見ていたら、やっぱり上司も気に入ってる。
忘年会がお開きになったあと、その上司が私たちのところに来て、「ねえ、みんな帰っちゃったよ。あなたたちはどうするの?」と。まだ飲み足りない様子。気を利かせた大連事務所の所長(この方も中国人)が、「先生方、カラオケに行きましょう!そこで歌って飲みましょう!」と提案。問答無用で、私も、近くに立っていた経理のお姉さんも引っ張り込まれる羽目になりました。
上司、大連事務所の所長、L君、経理のお姉さん、私の5人で近くのカラオケボックスに。上司のお気に入りになってしまったL君は、上司の隣に座っていました。歌の途中、上司の手がL君の肩に…!あ~、可哀想に。。。と思って、「大丈夫?気をつけて!」と声をかけると、最初のうちは「知っています。大丈夫です」と気丈な返事。しかも、上司を喜ばせるために、自ら進んでデュエットしてあげたりしているんですよね。これには感心しました。外国人なのに、ここまで気を使えるとは!!
しばらくはそんな状態だったのですが、お酒が入り、歌も続き・・・となると、ますますエスカレートする上司。ついにL君は私に「ちょっと怖い」と訴え始めました。(注:このあたりの会話は上司も経理のお姉さんも通じないのをいいことに、中国語でなされていました)
途中、上司が一度お手洗いに立った隙に、ついにL君は私の隣に移動してきました。「これ以上はヤバイ」(これだけは本人がいないからか、日本語でした)
可哀想に…。我慢も限界だったようで。
その後はL君のデュエットの相手は私に代わり、上司には申し訳なかったのですが、二人で結構楽しんでしまいました。罪なヤツだ、と思うのですが、何を言えば人が喜ぶかをよく心得ている子なんですよ。中国でもきっと女泣かせなんじゃないかな。

大連事務所の所長とL君は、来週には帰国するそうです。上司が中国出張に行きたがる理由の一つは彼だったんだろうなぁ、と納得しました。私は年下のお友達(年下男性の友達は初めてなので)ができて楽しかったです。同じ会社とはいえ、国が違うので、次に会うのはいつだかわからない状態ですけどね。
(「絶対に大連に来い!」と最後は命令口調で言われたけれど、行く暇なんかあるか!!)

2008年12月21日日曜日

更新、滞り気味

最近、更新が滞っておりましたひょんでございます。

現在、夜中の1時半。

今日は卒業生たちの忘年会に誘われて、飲みに行って来ました。

日本語教師になった人も、他の仕事をしている人も、頑張っているなぁ~。今は他の仕事をしていても、「来年は日本語教師の仕事を探します!」と言ってくれた人が3人くらいいました。これから就職活動する人も頑張れ!!


2008年12月14日日曜日

短編集


今週は吐き気に悩まされていたこともあって、読書に集中できなかったのが残念。ちっとも頭に入っていなかったことに気づいて、同じ作品を改めて読み直さないといけなかったことが何度かありました。

左の写真が週の前半に読んでいたもの。角田光代/作の『さがしもの』(新潮文庫)。
本にまつわる物語を集めた短編集です。
私はなかなか現代作家の作品を読まないせいで、この作家のことは名前もしらなかったんですね。ただ単に「本にまつわる話だけを集めた短編集ね…。へえ~」と思って手に取っただけで。
軽い感じの、まさに「小品」と言えるような作品を集めています。
…正直なところ、面白くなかった。どれを読んでも「ああ、あるね。こういう感覚」「この人、本当に本が好きなんだろうな」くらいの感想しか出てこないんですよ。「本にまつわる物語」を集めた物なので仕方がないのかもしれませんが、どこまで読んでも「本」がメインにあるので、途中で飽きてきてしまいました。それぞれがばらばらの短編集に収録されていたのであれば、面白く読めたのかもしれません。読み終わったときに、この作家の他の作品を読んでみようという気にはなりませんでした。
別に駄作だと言っているわけではないんですよ。評価されているのもよくわかるんです。単に“わたし好み”ではないというだけです。軽すぎるんだろうな。
右の方のは週の後半に読んでいた『モーム短篇選(上)』(岩波文庫)。
タイトル通り、サマセット・モームの短編を集めたものです。
モームの作品の中で初めて読んだのは『月と六ペンス』なんですけど、あまりの面白さに最寄駅で電車を降りるために読むのをやめるのが嫌で、わざと乗り越したくらい“わたし好み”でした。モームの短編を読むのは、今回が初めて。
いや~、これは面白かった。この「面白い」は「笑える」じゃありませんよ、念のため。
サマセット・モームって、人間観察眼が鋭いんですよ。「人」というものをこんなに理解できている人ってなかなかいないのではないかと思うんです。だから作品の中の社会風刺は痛烈。嫌味ったらしくないのに。
ここに収められた作品には、共通して“価値観”というのがテーマとして据えられているようです。『月と六ペンス』もそうだし、作家モームのテーマなのかもしれませんね。
ほらね。やっぱり古い作品の方が好きだ、私。
来週はちょっと小説からまた離れたものを読もうかと思っています。

2008年12月11日木曜日

日々の「貯蓄」

ここ数日、体調を崩して、ほとんど何も食べられない状態でした。
一度食べると4時間くらい吐き気と闘わなければならず、それに疲れてしまうような感じでした。(昨日、休みを取った理由はこれです)
今日も朝から何も食べずに会社へ行ったんですが、人間って案外平気なもんなんですよね。朝も昼も食べずに、水分ばかり摂っていても、一日仕事できてしまう。いかに日頃、脂肪の「貯蓄」があるかということですよねぇ…。

今日はいつもよりは早めに会社を出て、一人、うどん屋へ行きました。夕方、5日ぶりにお腹がグゥと鳴ったんです。胃が動き出したという証拠かなと思い、軽めのものをお腹に入れてみようと思いました。
シンプルなねぎうどん。お腹いっぱい食べると、また逆戻りしてしまうでしょうから、量は控え目。(電車に乗っている時間が長いので、車内で気持ち悪くなったら、最悪でしょ)

大丈夫。電車の中でも吐き気がしない。

今はうどんを食べてから2時間半経っていますが、まだ大丈夫。このまま寝られれば、明日の朝は普通の状態かも。

日頃の「貯蓄」が役に立ったこの数日間ですが、それだけの貯蓄があること自体、ちょっと問題かも?!
お酒を控えて、食べすぎないように気をつけよう…。
たばこがやめられたんだから、お酒だって抑えられるさ!

2008年12月10日水曜日

「夏の夜のロミオとジュリエット」

今日は久しぶりに1日代休を取りました。
届を出すために手帳を見たら、5月22日に「レベッカ」のマチネを観るために休んで以来。「君が一番休んでないよ!」と上司に怒られた(^^b

午前中は普段見ないテレビをいろいろ見てみたり、トンハさん出演の「夏の夜のロミオとジュリエット」のDVDを見たりしていました。今、頭の中ではトンハさんが歌う「初めての祈り」がぐるぐる回っています。

♪無力な私がここに 今、立ち尽くして
 何もできない自分を 今、ただ悔やむだけ
 愛を貫き通した二人がいます 命を自ら絶った二人がいます
 罪なものです… 哀れなものです…
 それでもどうか力を!情けを!
 この身が滅びようとも~~~~~!
 初めて祈ります
 二人をどうか助けてください

素敵な声ですよね~、ホント。あの力強さ!やっぱりトンハさんはすごいです。

トンハさんのファンの方から、忘年会のお誘いが来ました。
久しぶりに思いきりトンハさんの話をするには、やっぱりファンの方々と一緒でないと!!(会社には祐さんのファンはいても、トンハさんのファンはいないのです…。「パク・トンハ」を知っている人は何人かいるのですが)

あ~あ、トンハさんご本人を囲んで忘年会できたら楽しいだろうなぁ~。…と、妄想中…。

2008年12月7日日曜日

「AKURO 悪路」


「AKURO」の再演を観てきました。前回TSの舞台を観たのは「タン・ビエットの唄」再演だったのですが、その時同様、号泣しました…。もうね、ハンカチじゃ足りないと思いますよ。ハンドタオルがしっとりしてしまうくらい泣きましたもん。
考えさせられることがいろいろあって、まだまとまっていない段階ではありますが、感想を書きます。ネタバレが大いにありますので、これからご覧になる方は読まれない方がよいかと思います。
征夷大将軍・坂上田村麻呂と、彼に抵抗する蝦夷たちの物語。
主人公は大和の人間でありながら、蝦夷たちの本当の姿を知り、彼らのために立ち上がろうとして命を散らす役人・阿倍高麿(坂元健児)。彼は大和の軍勢を率いる征夷大将軍・坂上田村麻呂(今拓哉)の持つ英雄のオーラに圧倒され、彼を尊敬しています。都では、田村麻呂の偉業は歌になり、子供でも知っているほど。大和の国の多くの民衆と同じように、田村麻呂は英雄、蝦夷は鬼だと信じていた彼は、赴任先で蝦夷たちの本当の姿を目の当たりにし、これまで信じていた価値観が一気に崩れさる。
大和と蝦夷が手を取って暮らすことはできないのか??
しかし、都で自分の失脚を目論む連中を見返すため、田村麻呂は一気に東北を平定して手柄を確固たるものにしようと総攻撃をかけてきた。たとえ反逆者の汚名を着せられようとも、真実を人々に知らせなければと立ち上がる高麿を信じ、蝦夷たちは最後の戦いに挑む…。
こうしてストーリーをまとめると、高麿や蝦夷が「正義」で、田村麻呂は「悪」ということになりそうですが、そうでもないと思うんですね。「人々が平和に暮らせる世の中に…」と訴える高麿に対して、田村麻呂が答えます。
「お前は一つ思い違いをしている。蝦夷どもは人間ではない」
この言葉は、田村麻呂の悪人ぶりを表しているわけではないと思います。彼は本当に蝦夷を人間とは思っていなかったと思うんです。だからと言って、別に本気で鬼だと思っていたわけでもなく、現代でも続いている人種差別なんですよね。たとえば、南北戦争の頃、アメリカの白人が黒人たちを「商品」「奴隷」としてしか見られなかったように。そして、ナチスに傾倒した人々がユダヤ人を迫害したように。私たちは皆、互いが同じ「哺乳類」で「人類」であることを知っているんです。なのに「別物」に感じてしまっている。これは田村麻呂一人のことではなく、大和の人々全員がこういう風に教育あるいは洗脳されているわけです。だから子供まで産ませた鈴鹿(神田沙也加)を捨てることもできる。人間ではないから。
現代に生きる私たちには、田村麻呂を悪人だと思う資格があるでしょうか。自分はあの民族よりは(もっと小さな規模でいえば、「あの人」よりは)優れている、と暗に思ってしまっていることはないでしょうか?
田村麻呂の「偉業」は、都では子供でも知っている歌になっています。人々はこの物語の内容を信じてしまっている。これは現代で言うところの教育、そしてマスコミの力と同じです。ちょっと前に自衛隊の人が論文を発表して話題になった「太平洋戦争のころ、日本はアジアに何をしたか」「アメリカは日本に何をしたか」ということもしかり。何が真実かなんて共通認識は今後も生まれないでしょう。大和が蝦夷のことを「鬼」だとしたのと同じように、都合のいいように私たちは歴史を伝えるから。
高麿の前に、たびたび登場する謎の若者(吉野圭吾)がいます。最初に高麿を蝦夷のところに連れてきたのも彼だし、逃がしたのも彼。1幕の段階で、どうやら彼はアテルイの生まれ変わりかなと思って見ていたのですが、生まれ変わりではなくて、アテルイその人(魂なのでしょう)でした。そう言われて思い返してみれば、彼は他の人がいるシーンでは登場しないんですよね。必ず高麿が一人の時に現れる。鈴鹿がいる時にも一度現れますが、鈴鹿は目が見えない。高麿以外の人とのやりとりがない役なんです。
高麿はアテルイに選ばれた者だったんです。自分が踏み出した小さな一歩の続きの一歩を踏み出してくれる者として。
田村麻呂が現代の「傀儡の正義」を具象化したものだとすれば、アテルイは「真実」の具象化だと思います。押し込められた真実。都合のいいように変えられてしまう真実。
最後の戦いで、刀を振り回す高麿の後ろで、まったく同じ動きをしているアテルイの姿は、本当に美しい!
これは高麿と田村麻呂の戦いではなくて、私たちの葛藤ではないでしょうか。認めたくない真実(正義)を封じ込めようとする私たち。イラクに対するブッシュ大統領の行いのような。(アルカイダを正当化しているわけではありません。アルカイダだって、内部では同じような「洗脳」「思い込み」が行われているでしょうから)
公演プログラムには、「当たり前の平和をぬくぬくと享受する現代の日本人への警鐘」とありますが、「平和を享受する人」に対してだけではなく、「都合のいい平和」を求める人に対する警鐘なのではないかと思います。
私たちが自分の都合のいいように物事を運べば、その一方では苦しむ人がいるかもしれないのです。
高麿やアテルイ、イサシコ(駒田一)の望むような「皆が手を取り合って平和に暮らせる世の中」なんてものが存在するのか…。「信じてみなければ何も始まらない」と言うアテルイの言葉は現実社会に通用するのか…。通用しない社会なのであるならば、私たちはどうすればいいのか…。そんなことを強く語りかける作品でした。

2008年12月6日土曜日

今週の私

今週は宮本輝/著『約束の冬』(文春文庫)、ラッシェル・ベイカー/著『フロイト その思想と生涯』の2冊のお世話になりました。電車の中の読書タイムが、とっても貴重なリラックスタイムなのです。

「エディプス・コンプレックス」とか「夢判断」とか、フロイトが言いだしたことや出版した本のことは知っていても、フロイト自身についてはほとんど知らないなと思って、伝記を読んでみました。今では誰でも知るようになっていることを発見しても、世間に認められるのが非常に遅かったんですね。先駆者ってそういうもんかもしれませんが。フロイトの考え方とか、人間の心のこととか、いろいろ勉強になりました。

今週のイベント。今日の「エリザベート」VISA貸切公演。
結構楽しみにしていたんですが、祐さんの調子があまり良くなくて残念でした。祐さんだけじゃなくて、カンパニー全体がお疲れモード。う~ん…。毎日の舞台って大変だと思うんですが、やっぱりなぁ~。朝海さんもこの前の方が良かったし、伊礼君は高い声がつらそうで、聞いていてキツかった。ダンスもバタバタしていて美しくないし。。。トンハさんのルドルフが懐かしい…。

明日はTSミュージカルの「悪路」を観にいきます。初演が観られなかったので、楽しみ~。

2008年12月1日月曜日

アップルジンジャー


校舎移動の途中、乗り換え駅の構内で「飲む酢 アップルジンジャー」というものを買いました。
生姜は喉にいいので、時々蜂蜜生姜などを買っていたのですが、これは初めて。
さっき飲んでみたんですが、意外に甘い。リンゴが入っているとしても、もっと生姜が強いのかと思っていました。
飲みやすいのはいいのですが、これで効くかな?いつものジンジャーにしておいた方がよかったかな…。
今、両親が風邪をひいているので、風邪をひきやすい私としては要注意なのです。通勤電車の中でマスクしておくどころか、家でさえも注意しなければならない状況なのですから。(さすがに家でマスクすると、嫌味ったらしいので、しませんが)
毎夜、加湿器が活躍する季節になりましたね。まだ暖房はつけていませんが、つけなくても空気は乾燥してきています。自分の部屋に戻ると加湿器のスイッチを入れる癖がつきました。
湿気と生姜とビタミンと…他に、喉にいいものって何でしょう?
(ユーカリやティートゥリーがいいことは知っているのですが、あの香りがちょっと苦手)
ところで、今、久しぶりに現代作家の本を読んでいます。宮本輝の「約束の冬」。宮本輝の本は以前、いくつか読んだことがあるのですが、どうも好きになれなかったんです。なぜ今読み始めたかというと、本屋に入ったときに、なぜか真っ先に目に入って、強く惹かれたんです。別に変ったタイトルでもないし、何の変哲もない黄緑色の背表紙が目に入っただけなのに。どうしても気になって、上下巻まとめて買って来ました。一昨日の夜から読み始めて、今、下巻の半分くらいです。明日には読み終わると思います。
等身大の女性(私より1歳年下の設定ですが)が主人公になっているものを読むというのが、初めてかもしれません。奇妙に親近感がわいています。これまでいくつか読んだものがすべて面白いと思えなかった宮本輝の作品なのに、この本だけは一字一句読み逃さないように読んでいます。特別な話であるわけではないのですが、今、私がこのタイミングでこの本を読むのは、何かの力が働いた必然のような気がしてならないのです。
不思議なものですね。「すごく面白いか」「人にも勧められるか」と尋ねられたら、「そんなでもない」と答えそうな小説なのに…。

2008年11月30日日曜日

奥多摩 一人ハイキング

3週間くらい前、10月の「夏休み」で自然の中を歩きまわってリラックスしたのを思い出し、東北まで行かなくても歩ける場所はないかと、「日帰りウォーキング」という本を買いました。買ったはいいけれど、何だかんだと実際には行けていなかったのですが、今日の晴天に誘われて、思い切って出かけました。
目指すは奥多摩。鳩ノ巣渓谷です。
新宿から中央線快速で青梅へ。12時半、私と同じようにリュックを背負って、カメラをさげた人々と一緒に青梅発奥多摩行きに乗り、13時2分、古里(こり)駅着。
ガイドブックの写真では、古里駅はさびれた佇まいだったのですが、最近駅舎を建て直したらしく、こじんまりはしていますが、綺麗な駅になっていました。
しばらく青梅街道を歩くのですが、街道から逸れて多摩川沿いの山道に入ると、まさにそこはマイナスイオンのドーム!!

左の写真は山に入る直前の寸庭橋からの眺め。隣は山に入ってしばらく歩いたところにある源氏蛍の生息地。(この季節だし、昼間だし、もちろん蛍はいませんでしたが)
ここで「自然水。ご自由にどうぞ」と書かれた札の近くから、水が出ていました。ちょうど喉が渇いていたころだったので、ありがたく頂戴して、坂道を上ったのですが、これが結構キツかった!!

いつの間にやら口呼吸をしている自分に気がついて、鼻で呼吸するように変えてみたら、それまで気付かなかった「緑」の香りがしました。気持ちいい…。
またしばらく進むと、鳩ノ巣橋。橋を渡るとそこは今回のメインである鳩ノ巣渓谷。大きな岩山の間を深い瑠璃色の水が流れていて、上から木の葉が風に舞って降ってくる光景にただただ見入るばかり。
右の写真は橋の上から撮ったものです。これでは渓谷を見たときの感動は伝わらないことはわかっているのですが…。渓谷を撮ろうと思っても、その美しさは携帯カメラには収まらず。せっかく撮っても収まりきらないのなら、と撮影を断念したんです。ぜひ皆さん、ご自分の目で確かめに行ってください!!
立ち止まって深呼吸。
一呼吸ごとに体の中の血が新しくなる感じ。何度も何度も繰り返して、全身の血が入れ替わったかなと思う頃、再び出発。
この渓谷にたどりつくまでの道もちょっとキツかったのですが、ここから次へ進む道はさらに大変でした…(^^b
日頃の運動不足を後悔。奥入瀬渓流を歩いた時の方が、距離はあったけれど楽だったんじゃないかな…。
奥多摩駅が近くなったころ、窓に柿を吊るして、干し柿を作っている家を目にしました。テレビなどではよく見る光景ですが、実際に見るのは初めてであることに気付きました。
子供の頃から同じところで暮らしていて、学校や会社、劇場に通う以外はほとんど外へ出ない生活をしていたせいもあり、私は行ったことない場所・見たことないものが多いのだと改めて思いました。もっと世界を広げていかなきゃいけないよなぁ~。33歳にもなって、今更ですが。
綺麗な空気をたっぷり吸って歩いたせいか、再び青梅街道に出たときには、なんだか自分が新しい人間になった(「生まれ変わった」とはちょっと違います。何せ「血液が入れ替わった」感覚ですから)気がしていました。
地図にある「もえぎの湯」という温泉に行ってみようと思ったら、「ただいまの時間、満員により入場規制をさせていただいております」という立て札が。風呂に入るのに入場規制かい。そこまでしてまで入らなくてもいいか…と、さっさと諦め、終着地の奥多摩駅へ。15時32分、奥多摩駅着。お昼お飯を食べていなかったことに気づいて、駅前のお食事処でお蕎麦を注文。「手打ち」と書いてあったけれど、こんな大衆食堂みたいな雰囲気の駅前の食事処が本当に手打ちしてんのかねえ~、なんて疑ってかかっていたのですが、前に置かれた蕎麦を見ると、太さがまちまち。ああ、ここで本当に作っているんだろうな、と蕎麦の不揃いさで納得。

そこでのんびり休んで、16時23分発の新宿行きで帰途についたのでした。

最後に、奥多摩の紅葉をお届けします。
どちらも雲仙橋というところから撮影したものです。
いかにも「秋の奥多摩」でしょ??
リラックスして余裕が出てきたのか、風の音が聞こえたり、道に生えている苔に目がいくようになりました。普段、会社の人に驚かれるくらい、周りを一切気にせずに歩いているので、苔に見入っている自分に私自身が驚いてしまいました。
新幹線に乗って遠くへ行かなくても、こうして自然を感じながら歩くことを時々していれば、ストレスをためすぎずに(「人間」から逃げたくなるほどにならずに)いられるかもしれませんね。

党首討論

日曜日の朝。あちこちのテレビ局が昨日の党首討論を取り上げています。

ゲストも含め、とりあえずは

          小沢勝利!!

ホントかよ…。どよ~ん…。

あの討論で勝利ってある??
党首討論って、どっちが相手をより「困らせたか」を争うものなの??

麻生さんがいいとは思っていないんですけどね、だからと言って小沢さんがいいわけでもない。
民主党の言っていることを考えてみれば、その一貫していなさ加減は呆れるほどでしょう?
まさに国民のご機嫌取り的な政策ばかり提案して、「民主党の政策」とほざきよる。
今回の党首討論だって、お互いに大した主張も出せず、相手の批判と自分の弁解に終始している。

構造改革を未だに叫ぶ自民党も困ったもんだし、その上げ足ばかりとる民主党も嫌だ。

国民の政治離れが言われて久しいけれど、今の状況はまさに、国民に
「政治に興味を持たないでください」と訴えているのに等しいのでは?
と疑いたくなる。

今総選挙されたら困るよ。投票したい党がないもん。
父とか兄の仕事、それから私の仕事にプラスの政策を取ってくれるところ、っていう基準にならざるを得ない。(ま、実際に具体的に動くのは官僚の皆さんですが)

国民のことを大して考えいる様子もないのに、「国民」「国民」と叫ばないでほしいです。小泉人気を否定して、構造改革を止める勇気もないでしょう?この構造改革が日本にもたらしたものは「痛み」以上のマイナスだけであったというのに。

マスコミも、自民批判=民主持ち上げ という単純な扱い方は止めた方がいいと思う。
自分たちの影響の強さを利用しているのか、わかっていないのか。こういう行動を見て、今の若者が「自虐体質」「自己否定」になるのも、無理なからぬところではないでしょうか。信頼できるものがないのだから。
「政治家は真剣に国民のことを考えてほしいですね」という前に、自分でも考えろ!

私がなぜマスコミ批判をするかというと、マスコミが変わらないと国民の変化も小さなものにしかならないから。マスコミの影響が強いので、「言論の自由」以前の、「自分で考える力」さえ押さえられてしまっているからです。マスコミに踊らされるなというのは簡単ですが、情報が入ってこないもの!!

こんなところで私が吠えていても、なんら変化はないのでしょうが、吠えずに抑えるのも嫌なので、日曜の朝から吠えておきます。

さて、日ごろできないから「散歩」にでも行ってくるかな。

2008年11月29日土曜日

トルコ料理の夕べ&読書

今日は授業がないのに会社へ行きました。仕事もちょっとしましたが、主な目的はみんなで食事すること。
土曜出勤の方々と一緒にトルコ料理を食べに行ったんです。

このお店、会社の近くにあって、とっても美味しいんですが、何せ店員さんにウチの養成講座の卒業生がいるため、プライベートでは入りにくい。会社の人たちとなら、何も気にせず行けるのですが…。

トルコ料理って、しょっちゅう食べたくなるようなものではないのですが、たまに食べると美味しい。料理って、材料となる野菜は同じなのに、国によって、文化によってまったく違う食べ物になるから面白いですよね。前菜の盛り合わせの中に入っていた、ひよこ豆のペーストが美味しかったなぁ~。それから、ケバブって言うんでしたっけ?鶏や羊の肉を焼いたもの。羊が苦手な方は、こういうのは食べられないんでしょうけれど、私はガッツリ食べたくなってしまいます。
ビールはあっさりしていて飲みやすいタイプ。本当はガンガン飲みたかったのですが、先輩方が抑え気味にしているようなので、一人で飲むわけにもいかず…我慢。ま、何でもほどほどがいいんですよね。ガンガン飲むのは、年末の忘年会までとっておこう。(…忘年会で飲むことを今から宣言している私ってば…どれだけ酒飲みなんだよ!!)

それほど酔わなかったこともあり、帰りの電車の中は読書タイム。酔っていたら、立っているだけでも大変ですもんね。
昨日・今日で読んだのは築山節/著『脳が冴える15の習慣』(生活人新書)。
最近、脳について書かれているものをよく読んでいる気がする。別に仕事に生かそうとか思っているわけではないんですけどね、なんとなく自分に何かプラスになるといいなぁと思って。(こういうところ、A型なんでしょうね。『A型の自分説明書』を読んでいて笑ってしまったんです。「もっともっとすごくなぁ~れ、自分」っていうところ。私ってこういうタイプだなぁって)

飲み足りないなぁ~、ガッツリ食べればよかったかなぁ~、と思いながら読んでいたら、開いたページに「脳のためにも腹八分目と、適度な運動を心がけよう」なんて書かれていました(^^b
ここからもわかるように、この本は生活習慣を見直す、仕事の際の段取りなどを見直すことで、脳の働きを助ける(脳を鍛える)ことを説いています。「わかっちゃいるけど…」の生活習慣。面倒くさがり屋の私にはなかなかできないけれど…少なくとも生活リズムを崩さないように、起きる時間くらいは一定にしておくかな。

電車の中で読み終わってしまったので、途中の乗り換え駅の本屋で新しい本を買いました。
次は久しぶりに小説です(^0^)

2008年11月27日木曜日

「感じない子ども こころを扱えない大人」


昨日、今日と読んでいた本です。袰岩奈々/著『感じない子ども こころを扱えない大人』(集英社新書)
かなりストレートなタイトルですよね。内容はタイトルそのままです。
最近の凶悪犯罪の原因が「家庭」にあるとか「教育」にあるとか、いろいろ言われていますが、じゃあ具体的にどうしていけばいいのか、ということのヒントになる本です。悪いと知りつつ、どう変えていいのかわからない自分の言動。それをどうしていくか、答えは人によって違うので、明確な「正解」が書かれているわけではありませんが、どういう方向に思考を持っていけばいいのかということについて、時に母親の目線で、時にカウンセラーの目線でアドバイスがなされています。
私は「母親」という立場にはなったことがありませんが、たとえば自分が甥や姪に接するとき、どういうことを話しているだろうと思い返してみたら、冷や水を浴びたような気分になってしまいました…(^^b
「私、嫌われているのかな…」
子供がこんなことを言ってきたら、なんと返事をしますか?
正直なところ、「どうして?」という返事以外に思いつかなかったんです、私。
「そんなことないよ」とか言われても、「母親には嫌われていなくても、学校では…」とか「口ではどうとでも言えるよね」と思ってしまう子どもの気持ちは想像つくので、安易にそういう返事はしないと思うのですが、仮に子供がこんなことを言ってきたら、親としてはショックを受けて、「どうして?」としか返せないと思うんですよね。でも、ここで私の至らないところは、「どうして?」と聞き返された子供の気持ちが想像できなかったことなんです。
「どうして」って聞かれてもね…。何となくそう感じるだけだよ…。
もしかして、本当に嫌っているから、慌てて質問してきたのかな…。
こんな風に思ってしまう可能性もありますよね。「どうして?」と聞き返すということによって。
私がこれしか思いつかない、と思ってしまった返事は、却って相手を不安にさせる要素があったわけです。
子供のことだけでなく、仕事にも置き換えて考えてみました。教師養成講座の受講生が行った実習についてコメントするとき、できるだけ相手のことを考えて言葉を選んでいるつもりなのですが、本当に考えられていたのだろうか…?と。
「こう言ってしまったら、気分を害するだろう」と思ってAという表現を避けることをしますが、それによって選ばれたBという表現を言われたらどう思われるか、ということまで考えていなかったような気がするのです。あと一歩踏み込むだけのことなのに、それができていなかったとは!!
正直、情けないです。。。
今担当しているクラスは、あと2日で実習が終わってしまうのですが、その2回を大切にしたいと思います。
そして、もうすぐ始まる次の実習クラスに臨む時には、もう一歩踏み込んでコメントを考えることをテーマにしたいと思います。

頭の中は相変わらず…

私の頭の中は相変わらずトンハさんのことで大部分が占められています。
本人の情報はまったくないので、私が自分一人で勝手に盛り上がっています。

懲りずに作りました。

パク・トンハ検定(初中級編)!!

http://minna.cert.yahoo.co.jp/ccthq/326436

ファンの皆さんはチャレンジすべし!なのです。
今回は問題が10問あるぞぉ~。頑張ったぞぉ~。
明日も朝から授業なのにさ。

トンハさんご自身にお知らせしたら、チャレンジしてみてくれるかしら?なんてバカなことも一瞬頭をよぎりましたが、そんな痛いファンにはなりたくない(今でも十分?!)ので、もちろんそんなことはしません。

ちなみにこの奇妙なテンションの私。。。別に酔っていません。完全に素面(しらふ)です。

2008年11月24日月曜日

『経済はナショナリズムで動く』

現在読んでいる本です。『経済はナショナリズムで動く』中野剛志/著(PHP研究所)
私は別に経済に興味があるわけではないのです。ただ、(私をご存じの方はおわかりだと思いますが)著者が非常に身近な人なもので、読んでおいたほうがいいかなと思っただけで。

経済にまったく疎い私でもちゃんと読める本です。これまでバラバラに知っていた現象(世界情勢)同士のつながり、原因等、あまり良く分かっていなかったことについて勉強させてもらった感じです。
ただ、私はこれを経済書として読みながらも、根底にある「ナショナリズム」に自分の今模索している方向と似たようなものを感じていました。この本でのナショナリズムは当然「経済ナショナリズム」のことですけどね、ナショナリズムはナショナリズムなんです。

「日本の経済はヤバイ!」「日本はどうすればいい?」
昔からよく叫ばれるこれらの声。この本はそんな次元のものではありません。これまで(そして今でも)経済学者たちが声高に唱える経済論について、「実は世界と逆行しているぞ!」と警鐘を鳴らしている本です。日本がグローバル化するために、ということで取られてきた様々な政策と、経済学者たちの論理。それが実はグローバル化ではない方向へ行っているのだということを、歴史を踏まえ、根拠を丁寧に示しながら記しています。

先日、仕事で「国際協力を仕事にする」ことを考える学生たちの就職相談に乗る機会がありました。
国際協力をするということは、日本について理解していなければ本気で取り組むことはできないと思うんですね。自分の国・自分の文化・民族を知らない人が、他民族・他文化を理解するのは難しいと思うからです。でも、「海外で働く」「国際協力」という言葉の響きのみに憧れている若者のなんと多いことか!

「選択肢の一つとして、国際協力もいいかな~と思って」

…なんじゃ、そりゃ。選択肢の一つって…たとえばどこかのお店で働くのと、国際協力するのは同じ次元のものなのかい??
国際協力=大層な仕事をする ということではありません(日本語教師だって「大層な仕事」ではありませんからね。「大切な仕事」ではあるけれど)が、自国について、そして世界について、少なくとも「人間」についてもう少し知らないと、「協力」にはならないと思うんだけどね。

経済書としてだけでなく、自分の国について考えるという点においても、この本はいいなと思いました。

「エリザベート」3度目の観劇&朝海さんのシシィ

帝劇にて、3度目の「エリザベート」観劇。今日はコムちゃんこと朝海ひかるさんのシシィでした。
いや~、可愛かった!本当に綺麗な方だ!!表情も豊かだし、数少ないダンスシーンの動きも綺麗だし。男役だったときは、さぞかっこよかったことでしょうね!

印象としては、「一路さんに似てる」。…歌い方でそう思うのかな。いかにも「ついこの前まで男役でした」って感じで。歌えていないって話をいろいろな人から聞いていたけれど、歌えているじゃん、ちゃんと。もちろん、涼風さんみたいに余裕をもった歌い方ではないですけどね。「私だけに」も「精神病院」も、高い声出てる。
ただ、裏声になると声量があまりないのが残念。急に小さくなってしまう。でもこれは、女役に慣れていけば大丈夫だと思うので、もしまた「エリザベート」を再演するときには、解決してしまうんじゃないかな。

今の段階では、声量がないので、1幕最後は三重唱ではなく、男性二人の二重唱に聞こえてしまっています。それから「夜のボート」も禅さんフランツの思いが強すぎて(?)、シシィの主張が聞こえてこない。最後のシーンも、エリザベートの歌はあまり聞こえてこないけれど、おかげでトート閣下の「俺だけに~」が美しく目立つので、祐一郎ファンとしては「ありがとう!」って感じ(^^b

歌はこれから良くなるかなという感じですが、全体としてはコムちゃんのシシィ、私は好きです。涼風さんとどちらがいいという問題ではなく、両方好きだな。持ち味が違うから、選べない。
涼風さんの場合は、少女時代のシーンから皇后の威厳を感じてしまい、「姉さんはおしとやか」なんて歌詞が似合わないけれど、その分、皇后になってからのシーンは役にぴったり。一方の朝海さんは、自由奔放に育った田舎娘が宮廷に放り込まれたという設定がぴったり。1幕の雰囲気は役にとても合っています。2幕、ルドルフが成長して以降のシーンは、ちょっと重みが足りないかな。ルドルフが尊敬するママにはなれていない。(ラストシーン、棺に入った姿が美しい!!これは3人のシシィの中で群を抜いている)

ミーハーな祐一郎ファンとしての感想を書かせていただくと、朝海さんのシシィは祐さんを輝かせてくれるな…と。朝海さんの若い魅力が近くにいるからなのか、祐さんのかっこよさというか、トートの大きな愛というか、そういうものが発散されているんです。この二人のデュエットは、決して「ぴったり」ではないのですが。(声質的に合わないでしょう!)
これまで、「エリザベート」に限らず、どの作品でも祐さんは自分で自分を計算通りに輝かせているような感じがしていたのですが――そしてファンとしては、それが当たり前になっていたのですが――、今日の祐さんはご自身の計算以上の輝きが引き出されていました。これは朝海さんの力だと思います。歌の上手い下手の問題じゃないんですよね。祐さん自身が朝海さんを共演しやすい人だと思っているかどうかは知る由もないのですが、客席から見る限り、今日の祐さんの素敵さは、朝海さんの影響大です。

歌は涼風さん。でも祐さんを魅力的に見せてくれるのは朝海さん。。。う~む、難しい。今後私はどっちを見ればいいんだぁ!(両方見ればいいだろっ!)

2008年11月20日木曜日

「パク・トンハ検定」

Yahooの「みんなの検定」にあった「山口祐一郎検定」にチャンレンジし、見事に全問正解~☆と喜んでいたんですが、ふと、
トンハさんの検定も作ろう!
と思い立ちました。

ということで、作ってみました。 パク・トンハ検定!!

          ↓
http://minna.cert.yahoo.co.jp/ccthq/324518

ぜひのぞいて、ついでにチャレンジしてみてください♪

2008年11月19日水曜日

オリオン座

夜、家に入るときにふと見上げると、東(南東かな?)の空にオリオンが寝ていました。

オリオン座かぁ。。。冬の星座だなぁ。。。

もう11月下旬ですもんね。紅葉を見る暇なく、秋は足早に過ぎようとしています。来月の今頃は寒くて仕方がないくらいになっているのでしょうか。

会社では忘年会の話も出ていました。この世界的不況の中、日本語学校も結構キツイので、「忘年」したところで、来年もキツそうですが。。。
ま、頑張っていくしかないですよね。暇になるわけじゃなし。

2008年11月16日日曜日

ケータイ大喜利

土曜の深夜は毎週、弟と一緒にNHK総合のケータイ大喜利を見ています。
投稿せずに、もっぱら見るだけですけど。(お題が出るたびに、弟と二人で考えるんですが、思いつかないんですよね。)

紹介される投稿も面白いし、それらがどう判断されるかの審査も結構納得いくもので楽しめるし、何よりも投稿に対する出演者たちのコメントやツッコミが爆笑モノなんです。

たとえば今回のお題の一つ。「“このスポーツジム、イラッとするな~”その理由とは??」に対するとある投稿。

  自販機のドリンクがホットしかない。

運動した後に飲むものがホットしかないんだから、これだけでも大笑いできるのに、それに対する千原ジュニアの一言、

  お汁粉とかあったりして。

もうね、これがおかしくて!!
すっかりツボにはまってしまった私たちは、夜中に二人でしばらく笑い続けていました。

土曜の夜にこうして笑って疲れをふっ飛ばせるというのは素敵です。
この番組を見たことない方、最近笑っていないなぁ~という方、ぜひ一度見てみてください。脳が若返った気分がしますよ。
すっきり笑って、明日も楽しく過ごしましょう~(^0^)

2008年11月12日水曜日

「脳にいいことだけをやりなさい!」


昨日取り上げた本はこれです。マーシー・シャイモフ著(三笠書房)の『脳にいいことだけをやりなさい!』。
結構簡単に読めてしまいました。
ポジティブでいられる環境を作ること、ポジティブな思考回路を作るトレーニングをした方がいいということ、これはビジネスの成功というだけではなく、長生きや人生の充実にもつながるということが書いてあります。
「成功するから幸せなのではなく、幸せだから成功する」
「何かを手に入れたいという欲望は、それが実現しても本当の喜びをもたらしてはくれないばかりか、さらに別の欲望を喚起するだけ」
社会的に成功している人は、人々の尊敬の的になったりしますが、本人は幸せだとは感じていない場合も多いそうです。世界一の大富豪といわれる人も、「まだ十分ではない」と発言するほど。満ち足りた生活というのは社会的成功でも、金銭的財産でもないから。
確かにそうなのですが、それを見失っている人、あるいは誤解している人はとても多いですね。
私自身、「幸せとは何か」を混同しているところが無きにしも非ず。
私はここにもよく「仕事が忙しい」「体調が悪い」など書いていますが、この姿勢そのものが自分から幸せを逃しているものであると、この本に叱られた気がしました。
確かに、「忙しいよぉ」と愚痴るたびに、疲れが増しているような気がするのに、それでも愚痴っている。悪循環ですよね。だいたい、他人に同情してもらったって仕事が減るわけじゃないし、愚痴を聞かされている人だって疲れてしまいますよね。みんなでマイナスオーラを出すように私が仕向ける必要はないわけです。
簡単な本なのに、読んでいる間、結構反省しました。
昨日の笑顔の話もそうですけど、自ら楽しい方向へ進めるような選択をしていない今の自分に気づけて良かったです。
楽しく過ごしましょう!せっかく生きているんだから(^0^)
最近、いろいろな本を読んで、テレビなどでいろいろな人の話を聞いて、朧げながらですが、これから自分がどういうことを勉強していかなければならないかが見え始めてきました。
私が社会のためにしたいことができるようになるためには、まだまだ勉強が必要です。
目の前がぼんやりしか見えない霧の中にいた自分が、いくつもの道の分岐点にいたことがわかりましたし、今はその中からある特定の道を選んで一歩踏み出したところです。

2008年11月11日火曜日

「幸せ」を見つけること

今朝から読み始めた本。タイトルから、脳科学の本かと思っていたんですが、どちらかというと自己啓発のものでした。あらあら…とは思ったんですが、読み始めてしまったし、最後まで読まなきゃ勿体ないと思い、読み進めました。

「幸せ」については、脳科学からもいろいろと実験されているそうです。ネガティブ思考をやめること。ポジティブになるために日頃から訓練していくこと…。「幸せになろう!」のような本には、このあたりは共通して書かれていますね。

目新しい内容ではなかったのに、読んでいてふとひっかかったのは、「感謝することを寝る前に5つ見つける作業を3週間続ける」というものでした。他人に、環境に、見た物に、何にでもいいから感謝するネタを見つければ幸せになれるなんてことは、これまでにも他の本でも読んだことがありましたが、実践したことはなかったな…と思ったんです。
で、ちょっと自分の「今」を分析して、感謝してみることにしました。

まず職場。私に養成講座講師として成長するための機会を与えてくれている受講生に感謝。いろいろ相談に乗ってくれ、毎日冗談を言い合える同僚に感謝。お給料を出してくれる経営者たちに感謝。非常勤の先生も含めたら100人以上いる講師・スタッフたちのお給料を、1回のミスもなく処理してくれる経理のお姉さんに感謝(彼女がミスをしたのを聞いたことがない!)。お客様に「好感が持てる」と評判の受付のお姉さんたちにも感謝。受付の印象も入学者数に影響しますからね!今日、夕方に飲んだコーヒーがとても美味しくて、本を読みながらかなりリラックスできました。コーヒーを淹れてくれた店員さんに感謝。ついでにコーヒーそのものにも「ありがとう!」…なんて考えていたら、職場周辺だけでもきりがない。
家族も一人一人に感謝できる理由があるし、友人たちにもある。
こんなに素敵な人たちに囲まれているなんて、私ってこれだけでも幸せ者じゃん!!

これを読んでいて思い出したんですが、いつだったか弟とテレビを見ていたとき、「本当に笑っていなくても、笑っているような顔をしていれば、脳は楽しむ」って脳科学者の茂木さんが言っていたんですよ。このときには、ペンを口にくわえて口角を上げるようにしながらテレビを見るという実験がおこなわれていました。実験のために同じ番組を3回見るんですが、一度目は普通に、二度目は笑えないように口を固定されて、三度目はペンをくわえて人工的に笑った顔をして見るんです。同じ番組だから飽きていそうなものなのに、三回目は脳が活発になって楽しんでいるんです!これは面白かった〈^0^〉
で、今日は一日、意図的ににこにこするようにしてみました。授業中もできるだけ。先生方に「お疲れ様です」とあいさつするときにも、意識的にニコッと。通勤中、電車の中でも、風邪予防のマスクの下でにこにこしていました。そしたら、いつもと同じく遅い時間の帰宅になったのに、全然疲れていないんですよ。単にまだ火曜日だからかもしれないんですが、まったく疲れていない。
脳って単純だなぁと思いつつ、この程度で元気になるなら簡単なものだと得した気分でした。

皆さんもぜひ明日一日、にこにこしてみてください。
理由もなく楽しくなりますよ!

2008年11月10日月曜日

『密偵』

今日読み終わった本です。
コンラッド作の『密偵』。

読み始めたのはちょっと前だったんですが、途中で他の本を読み始めてしまったりして、読み終わるのが遅くなってしまいました。

タイトルからすると、スパイ小説っぽいんですが、買う前の予想とはまったく違う物語でした。
読んでいて、話の筋に夢中になるタイプの作品ではありません。
人間の描き方が恐ろしいまでにリアルです。それに嵌れば一気に読めるでしょう。

私は子供のころから本をそれなりに読んでいるつもりだったんですが、この世の中には小説がまだまだまだまだ沢山あるので、最近少々焦り気味。別に世の中の本を読破しようなんて大それた計画は立てていませんが、一生の間に読める本は限られているでしょう?会社の同僚にグルメなお兄さんがいますが、彼は「一生の間にできる食事は限られている。1回1回おいしいものを食べないともったいない」って言うんですね。私は食べ物はどうでもいいのですが、本はできるだけいいものを沢山読みたい!と思っています。

さて、この『密偵』という本は、イギリスで実際にあったグリニッジ天文台の破壊未遂事件をヒントに書かれています。最初の方は破壊未遂事件を起こした人が主人公であるかのように描かれているんですが、途中からどんどん違う人たちの物語になります。明確な「主人公」が決まっているわけじゃないんですよね、実は。多く描かれているか否かという違いはありますが、登場するそれぞれの人物が主人公なんです。群像劇という程は多くないけれど。
進むに従って、読み手は意外な展開に翻弄されます。ストーリー性重視の話ではないんですが、扱う人物の順番によって読み手を翻弄するんです。すごい手法ですね。

正直、暗い話なので、好き嫌いはあると思います。この作品が発表された当時、好意的に受け取ってくれる人もいたようですが、多くは非難だったそうです。こんな風に描いちゃっていいの?っていうぐらい、人々の不完全さが浮き彫りにされています。

コンラッドの作品って、実は初めて読んだんですよね。イギリスの小説は好きなんですが、なぜかこれまで読んだことがなかった。いつかこの人の短編を読んでみようかな。

これな~んだ?


昨日購入した白いコイツ、何だと思います??
石鹸??いやいや、紐で吊るしているんだから、石鹸じゃないでしょう!
これ、コンニャクからできたスポンジなんです。ビタミン剤を買いにドラッグストアへ行った時に見つけました。手触りがぐにょぐにょしていて、面白いです。コンニャクなので、肌ざわりもやさしい。乾燥しやすいこれからの季節、お肌は大事にしないと!
ボディシャンプーも少量で済む(すごく泡立つんです)し、気に入りました。ただ、使い終わってこれを洗うとき、ぐにょぐにょしているだけに、千切れてしまうのではないかと心配しましたが。
こうして吊るして干しておくと、乾いて少々硬くなります。でも水につければ元通り。
最近は面白い製品がいっぱいあって面白いですね!

2008年11月9日日曜日

久しぶりの「火の鳥」

パク・トンハさんは出ていないのですが、久しぶりに観たくなって、北千住まで行ってしまいました。(当日券で)

三重野葵君の我王は2回目。佐藤明日香さんの速魚と末武あすなろさんのブチは初見。

三重野君ね、良くなっていましたよ。歌唱力はまだまだですけど、お芝居は上手くなって、自分なりの我王が作れている。以前見たときは、奇妙な感じにトンハさんの影響も見えていて、三重野君が窮屈そうでした。交替してだいぶ時間も経ちましたからね。消化しているんでしょう。
初めて三重野君の我王を観たときには、どうしてこの子が選ばれたんだろう?と思いましたが、今日の消化具合を見たら、何となくわかってきました。
(ただね、歌はほんとに頑張ってほしいです。主役ですし、素敵な歌があるわけですから、歌いこなしてくれなきゃ!…ま、トンハさんがうますぎるんだけど)

ただ一人、ずっと役者の変わらない茜丸。演じるは戎本みろさん。彼もどんどん進化しています。今日見た茜丸は、これまでよりも臆病な面が多くて、甘えっ子でした。以前は若いキャストの中で、ただひとり落ち着いている感じがしたんですが、今回は何だか若返ってる。元気なブチに影響されたかな?

速魚の佐藤さんは、可愛いんですが「町人の娘」という感じ。神聖さはあまり感じられない。
声は奇麗でしたし、三重野君とも合うんですけどね。これからもっと回を重ねたら、もっとよくなるかな。

末武あすなろさんは元気で、ちょっと早口でした。好きですけどね、彼女のブチ。
今回みたいな元気娘でもいいけど、男に扮して何か悪だくみをするような女性を演じても面白いかも…と失礼な設定を頭に描きながら観ていました(^^b

やっぱりCDで聞くのとは違いますね。劇場は。生演奏ではないけれど、迫力がある。少なくとも歌はその場で歌われているわけだし。
トンハさんの我王を懐かしく思い出しながらも、今日は今日で楽しんでいました。素敵な作品なんですよね。

2008年11月7日金曜日

居酒屋「救い隊」

上司が行きつけの飲み屋さん。1号店は学生が多く、2号店は会社員が多いというお店でした。うちの会社の近くにあるのは2号店で、私もよく上司に連れて行ってもらっています。
先月末、1号店が店を閉じてしまったそうで、2号店に店員さんたちが引き取られ、何だか人数の多い店内。
今週の火曜日、上司と2号店に行ったら、こちらもお客がほとんどいない!
板長もちょっと困った様子。1号店の店員も加わって、お店の人は多いのに、客がいない。
「このままでは2号店もあぶないのかも!」と、この店に通うこと12年、この店をこよなく愛する上司は大慌て。「私たちで“救う会”を作るよ!できる限りここに飲みに来るんだよ!」
…そう言われてもねえ。

火曜日に行ったばかりなのに、今日(今は日付変わってしまいましたが、木曜日)また誘われました。お店を救う気満々の上司。
ところが…

行ってみたら、今日は大混雑!料理も品切れが続出。
「私たち、出番なかったねえ…」とちょっとさびしそうな上司。
いいじゃないですか。料理はおいしいし、お酒も美味しいから。と思ってしまう私。

「でも、これで安泰だわ。あ~、よかった。もっと通わなきゃいかんと思っていたわ」

さすが12年も通い続けた客。私なんぞとは真剣な度合が違います。
「でもね、来週もまた見に来るよ。ずっとこんなに混んでいたら安泰だけど、わからないもんねえ」
はいはい。

この不況の中、やっぱり飲み屋へ行くお金というのは削られていきますよね。
お店をやるって大変だ。

2008年11月5日水曜日

手帳

来年の手帳が文房具屋にあふれていますね。
今日、来年の夏を締切とする(!)仕事の話がメールで回ってきたので、そろそろ手帳を買わないとなぁ~と思い、仕事帰りに文房具屋に寄りました。

「ダイエット用」「家計簿付き」「ビジネス計画表付き」…すごいなぁ。

私はここ数年、ずっと同じものを使っています。小さくて、1週間の予定がすぐに見られるもの。
時間軸が付いているものは、授業の時間帯と合わないので却下。授業のコマ数もすぐに数えられた方が都合がいいし、時間のはっきりしない会議の予定を入れたりするので、ただの罫線が入っているタイプが使いやすい。担当の授業、会議、締め切りのある仕事、締め切りのない仕事、観劇予定をメモしなければならないので、行数はそれなりにほしい。
こんなことを考えながら探すので、使いやすい手帳は限られるんですよね。

手帳を買って最初にする作業は、親戚や友人の誕生日を記入すること。
会社の人、観劇仲間、甥と姪、その他の友人、そして忘れてはならない祐さんとトンハさん。(特にトンハさんには、毎年プレゼントを贈っているから、忘れたら大変!!)

この作業をすると、「年末だなぁ」と思います。あと2か月もないんですよね、2008年は。ちょっとショック。

皆さんはどんな手帳を使っていますか?

マスコミ

小室哲哉の逮捕に、マスコミが飛びついていますね。
何だかかわいそう…。もちろん、詐欺はよくないんだけれども。

私はもともと彼の曲がどうしても好きになれなかったんですが、ヒットを飛ばせるということは、時代が読めるのかなと思っていました。
香港進出が失敗したということは今回の記事で初めて知りました。なんだか不思議。アジアで受け入れられそうな曲を作っていたと思うけどな。曲だけではない誤算がどこかにあったんでしょうか。

生活困窮、極貧…などなど、最近の生活については書かれ放題。本当のところは知らないから、一般のサラリーマン家庭に比べても「極貧」と言える状態なのかどうか。

マスコミがみんなが興味を持つ話題を大きく取り上げるというにはわかるんですけど、今の彼は(奥さんも含めて)マスコミの「餌食」になっているなという感じ。もうちょっとマシな扱い方はないものでしょうか。
ちょっとすると、週刊誌なんかにあることないこと書かれてしまうんでしょうね。「証言」と称するたわごとを言う人も登場して。

別に犯罪を擁護する気はありませんが、あまりエスカレートしてご家族を苦しめるようなことがなければいいと思います。

2008年11月3日月曜日

「エリザベート」東京初日

待ちに待った「エリザベート」の東京初日。さっそく行ってきました~。
タイトルロールが変わるという2008年版。今日は涼風真世さん。

よかったです。もし一路さんじゃなくて、涼風さんのエリザベートを先に見ていたら、一路さんは受け入れられなかったかも、と思うくらい。
シシィの子供時代よりは、大人になってから(2幕)の方がいいです。子供時代はあまり子供っぽくないのに、時々「エヘヘ」というような少年ぽい笑いが飛び出すので、ちょっとチグハグな印象。見た目もなんだか落ち着いているし。可愛いんですけどね。

涼風さんのシシィは人間味があります。トート(死)を好きになるのは一路さんシシィより遅い感じ。トートが惑わそうとしても、そう簡単に落ちない。フランツに裏切られ、旅をする中で徐々にトートを意識していく感じかな。
歌唱力はさすがです。高い声も低い声もあっさり出してしまう。ただ、浮かないように抑え気味の感は否めない。思いきり歌ってしまうと、「涼風真世 on stage」になってしまうからでしょうね。私は祐さんとのデュエットを楽しみにしていたんですけど、祐さんとよりも綜馬さんとの方が合う。いいんですよ、綜馬さんとのディエット。「夜のボート」なんて最高ですよ。こんなに素晴らしい「夜のボート」を聞いたのは初めてでした。ウィーン版よりも良かった。
涼風シシィのもう一つの聞かせどころは精神病院のシーン。このシーンの非常に難しい歌を難なくこなしている上に、シシィの気持ちがしっかり表現されている。2幕は全体的に素晴らしかったです。

ただね、時々腰を落として、男役みたいな動きをすることがあるんのには違和感をおぼえました。「私だけに」の最後とか、「微熱」~「第三の争い」のところとか。あれさえなければ最高なんだけどなぁ~。

一路さんのシシィに比べると、涼風さんのシシィには精一杯感がありません。でもその分哀愁が漂う。どちらがいいという問題じゃなくて、解釈の違いなんですよね。どちらも納得できます。もう一人のシシィ=朝海さんがどういうふうに演じているかが楽しみだなぁ。


涼風さんと息ぴったりのお芝居を見せた綜馬さん。フランツっていい役だよなぁ。あの役、大好き。(「火の鳥」だったら茜丸がやりたい、という私は「エリザベート」だったらフランツがやりたいのです。)2004年、初めて綜馬さんのフランツを聞いて鳥肌が立ったのを思い出しました。相変わらず歌が上手い。

2004年の7月以来、久しぶりに観る浦井ルドルフ。力強くなりましたね。トンハさんにはかなわないけど、大人になった。ただちょっとバタバタした感じがしたのはなんでだろう??以前はそんなに思わなかったけどな。よくなったとは思うけれど、浦井君が苦手な私。彼の声は祐さんとのデュエットには合わない。トンハ・ルドルフが懐かしい…。

ちょこちょこ役者さんが変わっているんですが、シュヴァルツェンベルグ侯爵の阿部さんは良かったな。ちょっと低音がきつそうだったけれど、生真面目な侯爵になっていました。シシィのお姉さんのヘレネはもうちょっと品がほしい。田舎娘っぽいので、「姉さんはおしとやか」という歌詞が合わないんですよ。3年間も花嫁修業したように見えないんです。フランツがシシィを選ぶのが当然、と思えてしまう。春風ママに髪飾りを直してもらう小ネタが面白かったけれど。

そして祐さん。痩せていて最高にかっこいい!!今日は高い声がよく出ていました。久しぶりの「愛と死の輪舞」と「最後のダンス」。聞いていて自分の鼓動が速くなっているのがよくわかりました。祐さんのあまりの素敵さに涙が…(^^b涼風さんとのデュエット、いいんだけど、高い声になると二人が互いに消しあってしまう感じがしました。ちょっと勿体なかったな。綜馬さんの時と違って、涼風さんが抑えずに歌うせいもあるのかな?でも、演技としては一路さんシシィよりも涼風さんシシィとの方がやりやすいのかな?という印象。私の勝手な感想ですけど。

あ、そうそう。今日は東京初日ということもあり、カーテンコールでは涼風さんと祐さんの挨拶がありました。祐さんのは挨拶のうちに入るのか?って感じでしたが。
涼風さんが、東京公演を迎えられて嬉しいって言ったんですよ。そしたらそれを受けての祐さん。「僕も、東京に来られて嬉しいで~~~~~~~~~~~~~~~~~す!」お得意のロングトーンです。何秒伸ばしてました??高嶋兄がチラッと時計見てましたね。今日は何だかご機嫌でした。最初の挨拶もお辞儀じゃなくて、コートの端をつまんで、女の子のような素振り。もう、祐さんたら!52歳にもなって何してんの!!(…可愛いから許しちゃうんだけど)

今日は改めて、この作品の素晴らしさを感じました。レベルも高いし。これほど素敵な作品には、そうそうお目にかかれるものではありませんよね。祐さんがかっこいいとか、そういう問題じゃなくて、作品自体の素敵さに泣けます。この作品が観られて幸せだぁ~。

2008年11月2日日曜日

グリーン・カレー

今日は母が出かけているので、私が夕食係。
何を作ろうか考えていて、ふとグリーン・カレーにしようと思いつきました。会社の近くにはエスニックのお店が多くて、グリーン・カレーもよく食べるんですが、家では作ったことなかったんですよね。

さっそくスーパーに行って材料調達。グリーン・カレー・ペースト、ココナッツミルク、ナンプラー、鶏肉、筍、ピーマン、パプリカ、茄子。(しめじを入れる方も多いようですが、私はキノコ類が嫌い)
タイ米をこのためだけに買うのももったいないので、日本のお米にしたんですが、やっぱりタイ米と一緒の方が美味しいかった…。

私は食べ慣れているグリーン・カレーなんですが、父や弟は食べ慣れておらず、あまり芳しい反応は得られませんでした…(^^b
見た目よりも辛かったのがダメだったようで、「りんご入れたら甘くなるかなぁ」「じゃがいも入れるといいんじゃない?」…勝手なことばっかり言うな!

以前、中国で覚えたピータン粥を作ったときにも、家族の反応は真っ二つ。母と上の兄と弟は残してしまい、父と二番目の兄と私はたくさん食べていました。
みんなが慣れないものを作るって、冒険ですね。
今日のカレーの残りは、明日私が一人でスープにして食べます。。。

2008年11月1日土曜日

『きのね』

宮尾登美子さんの小説に『きのね』というのがあります。大学生の頃、読みたいと思うような本が手元になくて、母に「何かお勧めない?」と聞いたら、この本を貸してくれたんです。借りたまま、今も私が持っているんですが。
現在の市川團十郎さんのご両親をモデルに描かれた小説です。(名前は変えられています)
これを初めて読んだ時には、歌舞伎のことはほとんど知らなかったんですが、あっという間に引き込まれてしまいました。今でも大好きで、枕もとに置いていて、時々ぱっと開いたところから読んだりしています。

映画でも舞台でも小説でも、何度でも見たい、何度でも読みたいと思うものは、登場人物に魅力があるんですよね。
『きのね』をお読みになった方ならお分かりいただけると思うんですけど、團十郎さんのお父さんをモデルにした堀留雪雄(松川玄十郎)というキャラクターが、とても魅力あるんです。短気だし、手は早い(女性を殴るシーンも多い)し、潔癖症だし、不器用だし…と欠点がたくさん書かれているのに、それでも魅力的。ストーリーが面白いことも大切なんですが、「なぜか惹かれる」と読者に思わせるキャラクターを描けるかどうかが、作家の力が表れるところなんでしょうね。
團十郎さんのお母さんをモデルにした光乃というキャラクターも、雪雄に比べると地味なんですが(主人公は光乃なんですけどね)、魅力的です。真面目で仕事ができるし、物分かりがいいという、完璧な人で、欠点と言えば、器量良しではなくて口が重いことぐらい?という「よくある主人公」のキャラなんですが、ひたすら雇い主に尽くしながら、その妻に嫉妬して離縁に(小さな)一役かってしまったり、愛人に嫉妬して相手を痛めつけるような夢を見たりと、現実的な悪い一面も持っていて、何だか憎めない。この二人を中心に、登場するすべての人たちにしっかりとした背景があって、それがぶれることなく描かれている。そして当然扱われる歌舞伎という世界も、非常に魅力的に描かれているわけです。
私が歌舞伎を見始めたのは、ここ1年くらいのことなんですが、すんなり入れてしまったのはこの小説のおかげなんです。

私が日本の作家の本を読むのは、主に明治から戦前にかけての人の場合が多いんですが、宮尾登美子さんと曽野綾子さんの作品は好きです。登場人物に読者が惚れてしまうくらいの魅力を持って描いてくれている本はいいですね。

ところで、なぜ今日この話を書いたかというと、単純に、今弟が観ているテレビ番組で今週の芸能ニュースをやっていて、團十郎さんが映ったからです。
團十郎さん、病気してから痩せてしまいましたよね。お父さんをモデルにした『きのね』の雪雄は結核にもかかったし、チフスにもかかったし、最後は癌で亡くなったから、團十郎さんも遺伝として病気になりやすいのかな、と思って。

2008年10月31日金曜日

立場と考え方の板挟み

航空自衛隊トップの幕僚長が、「日本は侵略国家だったのか」ということについての論文を発表し、更迭されるというニュースがありました。

退職してから発表すればいいのに…というのが、第一の感想です。

この人の意見や歴史的事実が正しいかどうかという問題ではないんですよね。立場を考えなければいけないということが問題なわけで。

戦争のころについての事は、非常にデリケートな問題ですので、私も日本語教師を養成しているという立場上、個人的意見を書くのは控えたいと思います。自分なりに考えていることはありますが、日本語教師は中立であれ、というのも大切な姿勢なので。

政治家の失言もそうですが、「立場」っていうものがありますよね。
周りの国とうまくやっていかなければいけないときに、それを邪魔するような発言をなぜ敢えてするのか。「言いたいから」というのでは、あまりにも大人げない。
意見を持つということは大切だと思うのですが、その板挟みに苦しみつつ、それでも仕事上の立場をわきまえ、所属組織の利益を考えなければいけないのではないでしょうか。

ものもらい

火曜日あたりから、ものもらいができていて、目が軽~く腫れています。
医者に行く時間もないし…と放っておいたら、だんだん腫れが目立つようになってきたので、校舎移動の間に眼科に寄りました。

診察してくれた医者は「早く来い!」と言いたげでした。そうですよね。ハイ、ごめんなさい。
だって、時間ないんだもの。夜10時過ぎまで診察していてくれるんだったら行けますけどね。どうせ6時くらいに閉まっちゃうんでしょう?

この程度で病院行くのもな~、と思うんですが、一応お客を相手にする仕事だし。万が一のことがあったら困るしね。

こんな目のときに、トンハさんのお芝居がなくてよかった…(^0^)
トンハさんって、相手の目をしっかり見て話すんですよね。こんな目は見られたくない。
以前、いきなり「今日、泣いたんですか?」と言われたことがあります。「どうしてですか?」ってびっくりして聞いたら、目を示して、「泣いたように見える」と。私の目が赤かったので、観劇中に泣いたのかと思ったそうです。本当は結膜炎だったからなんですけどね。
月曜日に祐さんのお芝居を観にいきますが、祐さんは入りでも出でも、取り囲むファンにハイタッチするだけなので、大勢の中の一人が結膜炎だろうが、ものもらいだろうが関係ない。安心して入り待ち・出待ちできるわけです。

なんだかんだ言っていますが、本が読めて仕事ができれば、多少のことは気にしない。
治るまでの2,3日、ものもらい君とも仲良くやっていきます。ちょっと痛痒いけれど、イライラせずにね!

2008年10月29日水曜日

“自分探し”

「自分探しの旅に出る」って言う人、いますよね。ウチの教師養成講座でも、自分探しの旅をした結果、日本語教師になろうと思ったって言うかたがいらっしゃるんですね。

皆さんは、自分探しってしたことありますか?してみたいですか?そのために、旅をしますか?


私はこれまで、自分探しという言葉が嫌いだったんですね。探さなきゃ自分がわからないの??って。

自分がしたいこと、自分が好きなこと、これから進んでいく道…。それらを探さなければわからないという経験をしたことがなかったんです。


先日、本屋でいろいろ見ているときに、ふと思いました。「今の私の状態って、自分探しに入るのかな…」と。


以前、ここにも書いたんですが、秋葉原の無差別殺傷事件をきっかけにして、自分に何かできないかと思い始めたんですね。で、その気持ちは今も変わらず、私という小さな個人にできることを考え続けています。

旅にこそ出ませんが、これから自分がすべきことが具体的に見えないという、初めての状態なんです。勉強の仕方がわからない、以前の問題ですよ。何に携わっていいのかわからない。それを探しているわけですから、自分探しなんですよね、これ。

本屋をふらふらするのだって、何かヒントはないかという気持ちなんです。

自分でどう進んでいけばいいかわからない、というイライラした気持ち。焦り。…初めての経験です。


手当たり次第に読んでいて、最近、なんとなくひっかかるものを感じたのは渡邉美樹さんの本。そう、ワタミの社長さん。この人の生活って、超人的ですね。忙しすぎるし、自分に厳しすぎる。「それが成功の素だ」と言われればそれまでですが、「成功」を望んでいるわけではない私は、この人の生活をマネしようとか、そういうことは思いません。でも何かがひっかかるんです。考え方なのかな、教育とか社会に対する。。。

とりあえず、更なるヒントを求めて、渡邉さんのブログを「お気に入り」に登録しておきました。


私の“自分探し”はまだまだ続きます。。。

みなさん、何かヒントになりそうなものがあったら、教えてください!

ちょっと嬉しい夢

久しぶりにトンハさんが夢に出てきました。
寝る直前まで、トンハさんのファンの方にメールしていたからかな。しょっちゅう会うメンバーではなくて、メールのやりとりばかりで、きちんとお会いしたことがない方なので、1回のメールが長くなってしまうんです。そのメールを書いている間中、頭の中ではトンハさんのことを考えているわけですからね。そのまま寝たら、そういう夢を見るのも当然かもしれません。

場所は帝劇の地下でした。つまり、楽屋口です。だからといって、別に「エリザベート」観劇後だったとか、そういう設定はありませんでしたけど。
細かい内容はまったく覚えていません、残念なことに。覚えているのは、サインをもらったことだけ。で、実際も時々、気が向くとサインに加えて一言付け足して書いてくれたりするんですが、夢の中でもそうしてくれていました。ただ、いかんせん、何て書いてくれたのかを忘れてしまいました。(ハングルだったっていうのもありますが)
でも、久しぶりにトンハさんの優しい声と口調が(夢ですが)聞けて嬉しかったです。目覚めてしまったのが残念!

2008年10月26日日曜日

日本の病

今日はちょっと説教臭いことを書きます。ずっと考えていることなのですが、今日、本を読みながらますます強く思ったので、ここにまとめておこうと思った次第です。

昨日までは夏目漱石の『明暗』を読んでいたんですが、読み終わって次に選んだのは全く違うもの。脳科学者である茂木健一郎氏の『ひらめきの導火線』でした。
決して速読ではない私でも2時間程度で読めてしまう、簡単な本です。

私、なぜか茂木健一郎さんが好きなんですよね。学生時代のことなんかを聞いたり読んだりしていると、本当に落ちこぼれた経験はないようなので、そういう部分が影響しているような考え方にすべてうなずけているわけではないんですけど、なんとなく勇気がもらえるので。妙に共通するものを感じてみたり。おこがましいけれど。
ちなみに私の発想は、茂木氏と違って、落ちこぼれで虐められっ子だったという経験が大いに影響しています。プライド高いのに落ちこぼれだったというのが、自分でも面白い。凶悪犯罪に走る人たちと自分は紙一重だと思う。でもだからこそ、酷い事件が続くと、自分に何かできることはないかと考えるのです。

『ひらめきの導火線』は書店ではビジネス書のところにありました。でも、教育者とか親が読むべき本ではないかと思います。ビジネスで成功したいと思う人たちが読んでも得るものはあるのでしょうけれど、大きくなってからできることって、たかが知れていると思うんです。茂木氏が本当に日本に必要だと考える人を育てるには、子供のころからの教育を見直さなければ、現実にならないでしょう。

教育改革が叫ばれて久しいですね。「ゆとり教育」がもてはやされたかと思うと、それが見直されたり。でも、格差社会を批判している人たちの中で、「儲ける奴は徹底的に儲け、下の人たちはどこまでも苦しい」という立場で批判している大人たちが考え方を変えない限り、教育改革もうまくはいかないと思います。改革すべきは子供の教育ばかりではありません。大人の価値観もしかりです。

茂木氏も批判している「勝ち組と負け組」の考え方。競争は悪いことではないんですが、何をもって「勝ち」とするかを、社会で統一しようとしているところが悪いんですよね。競争って、なくてはならないものだと思います。どんどん競争すべきです。でも、結婚できることや女の身で会社経営に携わること、収入が人並み以上になること…と言ったいくつかに限定された部分での勝ち負けを決めるからいけないんですよね。

負け組と呼ばれる人たちが「弱者」になり、「弱者の声を大事にしよう」という同情論的発想から、僻みのような意見が正当化される。これが日本の今の社会がかかっている病の一つだと思います。そして「日本はダメだ」という思い込み。ダメならどうにかしようとすりゃいいものを、すべて「ダメだ、ダメだ」と批判ばかりして、足を引っ張ることばかり考える。憂いたってよくならないんです。行動しなきゃ!

たとえば政治。
政治家が悪い??政治家が何かをする前に、マスコミが足引っ張ってないかい??世論がマスコミにいいように操られていないか??それでダメだって言っても…それは自らがダメにしているんだよね?マスコミに登場する政治家の大部分が、互いの批判ばかりして、国民のためを思っているふりをしている。そしてそれが当たり前になっている今。
だからといって、若者の政治離れは政治家だけのせいかというと、それもあると思うけれど、そのせいばかりではないよね。学校の先生、マスコミ、親…すべてが影響しているんじゃないの??


日本社会全体、もっと自らを大切にすべきです。幕末の幕府みたいなんじゃないくて、改革することも含めて、自らを大切にするべきなんです。
大切にするためには、もっと日本の長所を知るべし。親だって子供の長所と短所を知っているでしょう??だから育てられるんですよ。他人に褒められなければ息子のいい点を見つけられないなんて親は、親失格でしょ。海外の人から賞を与えられたり、海外の新聞で褒められないかぎり、日本では認められないなんておかしい。
日本人一人一人が自分の長所と短所を知って、長所を伸ばしていくことを考える。他人の足を引っ張らず、自分の実力で上がることを考える。他人を育てることを考える。これが国力を強くしていくんだと思います。

グローバル化とは、世界へ飛び出すことだけではないし、海外の真似をすることでもない。同等に渡り合うだけの実力と自信をもつこと。ここに欠かせないのがナショナリズムです。グローバル化とナショナリズムを持つことは矛盾しません。

私と同世代の皆さん、そして私よりも若い十代、二十代の皆さん!!
自分を認めよう!他人を認めよう!ナショナリズムを持とう!その上で、日本を正常で強い国にしよう!!

2008年10月23日木曜日

「日本語教師」という仕事

夕方5時から始まった会議が終わったのは8時半。いや~、疲れました!
日本語教師を求める学校は多いのに、教師養成講座はどこも結構苦しい状況らしいんですよね。で、ウチの学校としても、これからどうするかを話し合っていたわけです。

日本語教師って、なんだか誤解されていることが多いんですよね。仕事を尋ねられて「日本語教師です」って言うと、だいたい反応は次の二つ。一つ目は「国語とは違うの?」。二つ目は「英語できるんだ、すごいね~」

私が日本語教師であることは、ブログを読んでくださっている方はご存じだと思いますが、この仕事について改めてちょっと解説します。
まず、日本語教師は国語教師とは違います。教える相手は外国人なわけで、外国語として日本語を教えるわけですから、語学教師なんです。英語の先生なんかと同じ。ちなみに日本語文法と国語文法はちょっと違います。外国人が覚えやすいように整理しなおされているからです。
次に、日本語教師だからと言って、英語が話せるわけではありません。私をご存じの方は当然、私が英語を話せないことはご存じでしょう??

だいたいね、世界中の人が英語わかるわけじゃないんですよ。アルファベットが読めない人だっているんですから。
じゃあ何で教えているかというと、日本語だけです。日本語で日本語を教えているんです。初めて勉強する人にも。(これを直接法と言います。一方、外国語を使って教えることを間接法と言います。私自身、中国語を使った間接法の経験はありますが、国内の日本語学校は、多くが直接法を取っているのです)

それから未だに時々言われるのは、「日本人なら誰でもできるんじゃないの?」ということ。そんなわけないでしょう。語学なんだから。

「泥まみれ」と「泥だらけ」の違いは何か。
「春になれば花が咲く」「春になると花が咲く」「春になったら花が咲く」の違いは何か。
「医者として田舎の病院に赴任した」という文の「として」とはどういう意味か。

こんなことを説明するんですよ、外国人に。ある程度分析力があって、説明の仕方に慣れていないと難しいでしょう??
教師養成講座の授業は、今まで考えもしなかった切り口から日本語を考えさせられるので、目から鱗の連続になるんです。

面白いと思うんですけどね、ホントに。これも養成講座の授業で扱う内容ですが、たとえば「あ~ん」の五十音図がありますよね。あの並びにも意味があるんですよ。これを説明すると、皆さんびっくりされます。

やりがいという面では、これほどやりがいのある仕事も珍しいと思います。何年やっていても、課題は出てくるし、日々勉強です。

でも…給料少ないんですよね。海外で働く場合、それなりに生活できます。ただ、貯金してお金持ちにはなれません。
国内の場合は、非常勤講師ですと、日本語教師だけで食べていくのは大変なのが現状。専任講師になれば一定給もらえますし、安定はしますが、こちらもお金持ちにはなれません。(私の場合、一応貯金はできています。多くはないでしょうけど)
こういう状況なので、教師になろうという人が減ってきているんですよね。日本語教育業界全体で、何とか教師の待遇改善をはかっていかないと、難しいのかもしれません…。

「やりたいことが見つからない」とか、「何かにチャレンジしたい」という方、「勉強したい」という方にはお勧めできます。
自分を活かす仕事なんて、待っていても降ってはきませんからね。

2008年10月21日火曜日

カメレオン?!

自分の部屋のあらゆるところから、カメレオンの小さな子供が湧いて出てきて、一方方向に進みます。
目指すは私の机の上。日当たりの良い机の上に、整然と並ぶカメレオンたち。机の上がいっぱいになっても、カメレオンの行列は続き、重なり合って机の上に並び続ける・・・。
私はただカメレオンを避けて逃げ回るばかり・・・・・・・・・。


何の話かと思われるでしょうが、もちろんこれは夢の話。
最近、何だか疲れる夢ばかり見るのですが、昨日の夜は部屋がカメレオンの子供に占領される夢だったわけです。

カメレオンの子供なんて見たことないんですが、夢の中では小さな緑の恐竜みたいな感じでした。で、夢っていうのはおかしなもので、チビッコ恐竜を見て、「あ、カメレオンだ」と即座に思うわけですよ。

せっかく寝ても、こんな夢ばかり見るのでは、休まりません、正直なところ。


風邪のことをブログに書いたので、みなさんから「大丈夫?」という労わりのメールをいただいています。
ありがとうございます。
こんな夢ばかり見ていますが、一応元気です。

今日は一日授業がないので、教務室でおとなしくしています。
日曜日に行なわれた日本語教育能力検定試験の問題でも見ながら・・・。

2008年10月20日月曜日

やっと熱がさがりました

今週は水曜日から風邪をひいていました。最初にウィークポイントである喉から始まって、鼻、くしゃみ、咳…と続いていました。で、土曜日の授業中に発熱。帰るときにはふらふら…。

日曜は一日中寝ていたのに、なかなか下がらなかったんですが、夜中になってようやく平熱に戻りました。まだ鼻は詰まっていますので、声はおかしいんですが、これなら授業しても大丈夫かな、と。

喉が痛くて大変だった金曜日、加湿器を買い換えました。これまでのはコンパクトで良かったんですが、一晩もたなかったんですよね。朝になると、部屋の空気は乾燥気味…という状態でしたので、ちょっと奮発して、長時間使い続けられるものにしました。
その結果、部屋はサウナ状態。たぶん、水蒸気の量も、前のより多いんでしょうね。朝は必ず窓を開けて空気の入れ替えをしないと、カビ生えそうです。
これでもか!ってくらい、喉に潤い。

日曜日。寝ている間、また疲れる夢を見ました。
まず、シーンは15年くらい前に住んでいた家の玄関。私と弟と二番目の兄がいました。そこにお客様が来ます。なぜかお客はオリンピックにも出たスケート選手の親。いきなり子供の成績表を見せて、子育て談義をするんです。内容は覚えていないけれど。で、これがなんだか聞いていて腹が立つような内容で。
自分も子育てしている兄が、理論ずくめで反論し、相手は何も言えなくなって帰っていきました。
次のシーンは車の中。
運転は母(実際は母が運転していたのは10年前くらいまで。最近は全然車に乗らない)で、助手席に兄、後部席に私と弟。弟は熟睡していました。
ガソリンスタンドで、給油をするため、母と兄が降りました。そしたら、運転席に誰もいないのに、車が勝手に動き出したんです。普通の速度で。運転できない私は焦るばかり。車は勝手に走って、高速道路に。このままでは事故になる!と、弟(運転できる)を起こすのですが、熟睡している彼はまったく起きる気配がない。ヒステリックに弟の名前を叫んで、体をゆすっているときに目が覚めました。

起きたら体は熱っぽいままだし、寝る前以上にだるくなっているし…。困ったもんです。
母に話したら、「あんた、何か不安があるの?」と聞かれました。

不安ねえ…。夢に出るほどの不安って、何だろう…???

2008年10月18日土曜日

何を求めるか

うちの学校にいる先生が一人、辞めるかどうかで悩んでいるらしいという噂を聞きました。
日本語教師って、どうしてもお金持ちにはなれない仕事なんですよね。その先生は独身なので、一家を支えるとかそういうのはないんですが、はやりちょっと経済的に不安らしいのです。まあ、私でさえ、学歴に見合う給料をもらっているとは思えないんですけど、その先生は私よりも数倍学歴高いからね…。
こういう経済的な理由でほかの仕事に変えてしまうという人は時々いるんですが、その先生の場合はそれだけではないようです。
「本を読む時間がない」「もっと勉強に時間を使いたい」「体調を崩しても、忙しくてゆっくり治せない」

これを言われたら「大学の助手にでもなれ」としか言えないですよね。他の先生たちだって、勉強は暇を見つけてするしかないし、読書は平日の電車の中や休日にしかできないんだから。体調のことは日本語教師だからじゃなくて、普通の会社員にも同じことが言えてしまうでしょう。

私も以前、大学院に戻るかどうか考えたことがあります。そもそも数年現場を経験したら、院に戻るつもりで就職していたのですから。
でも、その時出した結論は、当分は現場にいようということ。資料をあさったり、分析したり、論文を書いたりすることではなく、自分が学んだ理論を生かして、現場で日本語教師を育てることを選んだんです。

今は、自分がどこまで仕事で成長できるか、自分自身を試しているところです。給料云々は考えていません。別に出世したいわけでもないし。でも、一人でも多く、優秀な日本語教師を育てたいと思っているし、実際に教師にならなくても、日本語に興味を持ってくれる人を一人でも多く作ることが大切だと思っているのです。それから、学校にいかに貢献していくか。もちろん、いろいろと不満はあるんですけどね、会社に対して。でも、自分自身が何もできないのに、文句ばかりも言っていられないから。自分がどこまで仕事できるかは、自身への挑戦です。私は自分に勝ちたい。これが私のモチベーションかな。

同僚の先生は状況を変えることで「自由」を求め、私は現状を維持しながらの「挑戦」を求めています。そもそも考え方が違うので、私はその先生に思い直すようになどは言わないでしょう。

人生・状況・生活に何を求めるか。

皆さんは何を求めますか…?

2008年10月13日月曜日

休暇の最終日

今日で夏休みもおしまいです。
休暇の最終日にしたことと言えば、布団を干して、洗濯して、髪を切ったというぐらい。そのほかには特に何もせず、ダラダラしました。休暇中、ダラダラした日は今日だけです。(最初の3日は観劇、5日間は旅行で動き回りましたから)

今回の休みで、自分がいかに「リラックス」を求めているかをひしひしと感じたので、これからの生活の中で、いかにこまめにストレスを解消していくかを考えていこうと思いました。
しょっちゅう観劇していて、自分ではストレス解消しているつもりだったんですけど、今回の5日間の旅行は自分の中で非常に大きなものだったんです。

しょっちゅう旅行することはできませんが、一人で長時間身体を動かしたり、時には自然の中で過ごしたりという休日も作っていかないと。劇場に通うばかりではダメなんですね。(劇場って、観劇中は一人の世界に入れますが、それなりに周りに気を遣うし、何せ人が多いですからね!)

明日から仕事です。
生活パターンを見直して、自分が壊れてしまわないように過ごしたいものです。

平泉→帰宅

10月12日について。
旅の最終日は晴天。前日は毛越寺しか行けなかったので、新幹線の時間までに平泉を見ておこうと、9時から行動開始。連休の中日ということで、平泉は人出が多かったです。
田沢湖で自転車がパンクしたショックがあったので、ここでは歩いて行動。ガイドブックに紹介されている道の通りに進むと、人が多そうなので、逆行することにしました。実際、逆行しても人はいますが、ガイドブック通りに行くよりははるかに少なかったと思います。
義経堂に行った時に、草むらから志半ばにして倒れて行った者達が蘇って来るのではないかと思うほどの気を感じた…ような気がしました。私は霊感などはないんですが、ここではぞ~っとしました。芭蕉の句に「夏草や 兵どもの夢の跡」っていう句がありますよね。あれが頭にあったからかもしれません。

中尊寺の人の多さはすごい!
本堂に続く月見坂が結構急で、荷物を預ければよかったとちょっと後悔。坂の下のお店の前を通ったら、店員さんに「無料で荷物預かりますよ」って声かけられたのを断ってしまっていたんです。この傾斜と距離…まるで修業です。
でも、この坂道修業は、ハプニング続きのこの旅の禊ぎだと思うことにしたら、少しやる気になりました。
弁慶堂、本堂、金色堂と見て回り、山を下りました。その後、少し離れたところにある「ゆめやしき」も見に行きました。奥州藤原三代を蝋人形で表したものが展示されているところです。迫力がありましたねえ。等身大ですもん。あまりにリアルなので、ちょっと怖かったけど。

ああ、そうそう。月見坂を下りて、ちょっと進んだところにある漆器のお店で、両親にお土産を買いました。夫婦箸です。母のためには、もうひとつ。お茶会で使ってもらえそうな菓子器。これは荷物になるので、郵送してもらうことにしました。(送料をおまけしてくれたおばさん、ありがとう!)

14時48分一ノ関発のやまびこ号。途中、仙台ではやて号に乗り換え。
17時8分東京着。

東京の人の多さに、窒息するかと思いました。こういう生活をしていたんですね、私…。
人の少ないところで5日も過ごしてしまったので、社会復帰(?)できるかどうか不安です…。

東北の旅、とてもリラックスできました。
もう一度行きたい…。今度はこんなに移動しないようなプランで。(田沢湖と角館だけで3泊とか、奥入瀬と十和田湖に八甲田を加えて3泊とか)

移動日

実は今はもう家に帰ってきているのですが、更新できなかった日のことを書いておかなければ。

10月11日。この日は角館から平泉への移動日。
9時43分、在来線である田沢湖線に乗りました。驚いたのは、自分が電車の乗り方がわからなかったこと。ドア近くのボタンを押して乗り、ボタンを押して降りるんですね!無人駅では、整理券を取ります。しかも使えるドアが限定されている。開けたドアは乗客がまた自分でボタンを押して閉める。異国へ来た気分です。地元の人には当たり前なんでしょうが。

余談ですが、東北の車掌さんは、大阪の車掌さんと違って、アナウンスに訛りがほとんどなく、聞きやすいです。

角館から平泉へ行くのに、秋田は通らないんですが、ちょっと遠回りして、秋田駅へ出ました。実は、持っていた資金が足りなくなったので、口座が作ってある銀行があるところへ行かざるをえなかったんです。時間がかかってしまいましたが、帰れなくなるところだったので、救われた思い。(自分のお金だけど)
この旅で、自分の世間知らずがよくわかりました。コンビニにATMがあるというのは、全国の常識ではなかったんですね。。。そして、新幹線が止まる駅なら、大きな銀行ぐらいあるはず、という思い込み。角館にも田沢湖にも、一ノ関にも大曲にも新幹線は止まるけれど、私が求める銀行の支店はない!

資金調達後、再び電車(奥羽本線)に乗り、横手で北上線に乗り換え。終点、北上で降りました。次に乗る東北本線が出るまでに30分あったので、一旦、駅の外に出てご飯を食べました。このとき既に15時半になっていました。。。お腹すいた。。。
次に乗ったのは15時55分発一ノ関行き。16時半、ようやく平泉で下車。うっかり(何年かぶりに)切符を無くしてしまいました。失くした切符…いくら分だと思ってんのさ、私!情けなかったんですが、どこを探してもないので、駅員さんに話して、清算することにしました。
駅員さんはちょっと呆れ顔。「いくら分の切符?」と聞かれ、「駅員ならわかるだろうに!」とは思ったのですが、素直に答えると、「ああ、あってますね。本当にそこから乗ったんでしょうね」と…。テストかい、今のは!でも、このテストに無事に合格(?)したので、駅員さんはそのまま通してくれました。ありがとうございます!!
既に16時半。観光予定の場所は全て17時までなので、急いで一番近い毛越寺へ。
月と池とのコントラストが綺麗でした…。
平泉は鎌倉と雰囲気が似ているように思います。鎌倉好きの母を連れてくればよかったと後悔。

毛越寺拝観後、電車の時間がまだあることを携帯で確認して、ガイドブックに載っている温泉へ行くことにしました。時間的にはあまりゆっくりできなかったけれど、ずっと電車移動で凝った身体をほぐすには、いい選択。
18時41分、一ノ関着。これまた期待したほど大きな駅じゃないのでがっかり。(ホテルを探した時、ホテルが沢山あるから、もっと都会的なのかと思っていたんです)
駅前にあるのは、居酒屋かラーメン屋ばかり。仕方がないので、1軒のラーメン屋に入り、塩ラーメンと餃子を食べて、宿へ向かったのでした。

在来線での移動は、楽しかったんですが、やっぱり時間がかかりますね。

2008年10月10日金曜日

田沢湖 編

昨日の十和田湖に続き、二つ目の湖。

わらび座の劇場があるたざわこ芸術村から、一度角館駅へ戻り、電車とバスを乗り継いで田沢湖へ。
遊覧船に乗ろうと思っていたのですが、電車の中でガイドブックを読んでいたら、「サイクリング」という文字。よし!自転車に乗ろう!
と、勇んでいたのはいいのですが、田沢湖駅に着いてみると雨。おいおい、角館は晴れてたじゃんか!
ところが、バスに乗っている間に雨はあがり、田沢湖に着いたときにはいいお天気。やった~!

「自転車、お借りしてもいいですか?」
「あのぅ…、うち、4時半までの営業なんですけど…」
「まだ2時半ですよね?2時間でお返しすればいいですよね?」
「1周すると、2時間から2時間半かかるんですよ。お客さんは若いから2時間でも大丈夫かもしれないけど」
「2時間でお返しします!」

というやり取りの末、自転車を借りて出発!湖の周りは約20キロだそうです。2時間から2時間半と言われたので、何としてでも2時間以内に返そうと、最初はかなりスピードを出してしまいました。まあ、そもそも何かが見たくて来たんじゃなくて、湖そのものに癒されたくて来たんですからね。右手に林、左手に湖という環境で、風を切って自転車がこげるなんて、最高なわけです。
たまに車に抜かされるだけで、ほとんど人に出会わずに進むことができて、木々の香りと波の音のダブル・ヒーリング効果。気持ちよかったなぁ~。自分にはこういう一人で自然の中でのんびり(猛スピード出してたけど、気分的にはのんびり)する時間が必要なんだな、と改めて感じました。

最初の名所、御座石。地図を見ると、このあたりで1/4の距離らしいのですが…あれ?まだ20分しか経ってないじゃん!これじゃあ、全部回っても2時間かからないよ。それはもったいない!もうちょっとゆっくり、ぎりぎり2時間で進まなきゃ。(1時間400円というレンタル料)
ということで、少しペースを落として進むことに。それでも、誰かとおしゃべりしながらというわけではないし、それなりのスピードにはなっていたと思います。

またいつか、ここに来たいな…。気持のいい季節は春なんだろうけど、花粉症の私はこのスギ林の中を通るのは自殺行為だろうな…。やっぱり秋か…。来年の夏休み、いつごろになるんだろう??ここに雪が降る前に取れるといいんだけど…。などと考えながら進んでいると………

プスッ!ガラガラ・・・

何?今の音は…?

私の今回の旅はハプニングだらけです!なんと、残り7キロのところで自転車がパンクしてしまいました!
それでもサイクリングを続けたい一心で、しばらく進んでみましたが、これ以上この状態を続けると、自転車そのものを痛めてしまうとあきらめ、レンタルしたお店にSOSの電話。
それから15分後、迎えに来てくれた軽トラックに自転車とともに乗り込み、スタート地点まで運んでもらいました。

次こそ、次こそ完走するもん!自転車で!!

武家屋敷&わらび座 編

昨日、角館では、食事をして寝るだけになってしまったので、今日は朝から活動。
8時半には宿を出ていました。
まずは桜並木。角館と言えば桜です。
ただし、当然今は何も咲いていないわけで。でも、通っておきたかったんです、花がなくても!
途中、「百穂苑」という店(ガイドブックにも載ってた)の看板に、でかでかと「細々と営業中」と書いてあるのを見て、一人でウケてしまいました。
武家屋敷の通りはさすがに重厚な趣。9時から公開というところが多く、門がしまっていましたが、開いていた岩橋家に勝手に入ってみると…おや、小さい。その後、(9時過ぎてから)河原田家、小田野家も中に入ってみましたが、やはり小さい。一人座ったらもう充分。あれで仲間を集めて話すなんてこと、できたのかしら?
現代人は身体が大きくなっているんですよね、昔の人よりも。身体は大きく、肝っ玉は小さくね!

資料館などもあるのですが、兜やら何やらにはさほど興味がないので、たくさん歩くことを優先。とりあえずぐるっと回って、駅へ向かいました。
途中、たざわこ芸術村のシャトルバスが駅へ向かっているのに抜かれました。あれに乗れたら無料だ!と急いで駅へ。
乗れました。私以外に、ご夫婦がやはり同じお芝居を見るために乗っていらっしゃいました。
運転手のおじさんが何か説明してくれたのですが、訛りがひどくて、聞きにくい…。東北の発音に不慣れなんですよね、私。10時少し前に劇場着。

開演まで間があったので、周囲をぶらぶらすることにして歩き出すと、劇場前に「第2・3・4稽古場→」という立て札あり。

…け…稽古場?!

「火の鳥」の稽古場は確か…、と思い、わくわくしてしまいました。稽古場へ続くこの小道、トンハさんも歩いたんだなぁ~という思いに耽ってしまうのは、ファンなら当たり前ですよね!
トンハさんの言う、「マイナスイオンたっぷり」の環境のいい稽古場。都会っ子のトンハさんが癒された空間なんだな…などと考える私は、癒されるどころか大興奮。
さらに劇場に入ると、「火の鳥」の舞台写真が飾ってあり、懐かしいトンハ我王に見入る私。もう少しで、「これ、額ごと売ってください!」と叫ぶところでした。
終演後、スタッフさんにお願いして、今回村人役で出演していた研究生の方にご挨拶させてもらいました。mixiでメッセージのやり取りをした方で、私が「10月に見に行く」とお伝えしたら、「ぜひ声をかけてください」と言ってくれたので、お言葉に甘えちゃいました。ちゃんと差し入れ持って行ったんですよ。青森で買ったものだけど…。

まずはここまで。次は田沢湖編。

2008年10月9日木曜日

一人旅(3)~十和田湖~

ここから今日の話。
宿で朝食をとって、9時のバスで昨日見られなかった十和田湖へ。奥入瀬の残りを歩こうかとも思ったけれど、朝の天気予報では雨になるというので、天気がいいうちに遊覧船に乗ろうと判断。
遊覧船は10時発。約50分。「男らしい景観」「女らしい景観」と言われる御倉(おくら)半島、中山半島などを通るのですが、この「男らしい」「女らしい」については、「差別だ!」と怒る人はいないんですかね?(別に私がそう思ったわけではないのですが、景観が男らしいだの女らしいだの、っていうのが珍しいな、と)

休屋で降りてバス乗り場へ。
青森へ行こうか、盛岡へ行こうか悩んだのですが。バス案内所の人に聞くと、青森まで3時間、盛岡まで2時間15分というので、角館に着く時間を考えて、盛岡へ行くことにしました。昨日の宿のおばさんが、「八甲田も見ていかなきゃ!」と言ってくれたので、行きたかったんですが。紅葉が70%という八甲田山は見ること叶わず。
バスまで少し時間があったので、きりたんぽを買って食べながら十和田神社へ歩いて行きました。途中、「開運の小道」というところがあったので、これはぜひ!と思って通りました。風の神、火の神、山の神、天の岩戸、金の神、日の神などと名付けられた岩穴を見ながら進むと、十和田神社に着きます。ちょっとお参りしてから乙女の像へ。高村光太郎の遺作となった乙女の像。夫人をモデルに作ったといわれているそうなのですが、意外にごっつい。ここでも外国人観光客だらけ!広東語が飛び交っていました。。。
バス停近くの休憩所に戻り、両親へのお土産に岩魚の甘露煮を、自分のおやつにずんだ饅頭(ちゃんと中は緑色)を買って、盛岡行きのバスに乗りました。

実は、十和田湖での遊覧船の中で、リュックサックに穴があいているのを発見。中の物が落ちるほど大きくはないんですが、恥ずかしいぞ、これは…。と思い、盛岡駅近くのお店で購入。

田沢湖線で角館まで行ってみたかったんですが、数時間に1本しかないんですね、この路線。新幹線の方が本数が多い。なんじゃ、こりゃ。(これも、地元の人には当たり前なのかもしれませんが、やっぱり私は首都圏の人間なんですね…)
仕方がないので、予定外ではありますが、秋田新幹線「こまち」に乗って角館へ。17時15分、角館着。

新幹線が停まるような駅だから、ごはん食べるところには困らないだろうと思ったのが、これまた私の首都圏人間らしさ。駅を出ると真っ暗だわさ。こんなんだったら、夕食つきの宿にするんだった。
結局、こともあろうに秋田まで来て、ラーメン食べましたよ。秋田と言ったら「米」だろう!と自分にツッコミを入れつつ。いいもん。明日どっかでごはん食べるもん。

ガイドブックを見ると、ホテル近くに温泉があるはず。よし!と思って行ってみたら、なぜか閉まっている。本には夜10時までって書いてあるのに…。どこかに理由が書いてある貼り紙でもあったのかもしれませんが、あまりに真っ暗なので、近づけませんでした。

温泉もダメ、お米もダメというんじゃつまらないので、開いていた酒屋さんで田沢湖ビールを購入。何種類かあったので、本当は全部飲んでみたかったんですが、それほど酒飲みではない私には無理だろうとあきらめました。

これからテレビでも見ながら、ビール飲みます。

一人旅(2)~奥入瀬渓流~








天気予報では、あまり良くないようなことを言っていたのですが、私が焼山に着いた時には、雲はあるものの、わりといい天気。さっそく歩くことに。



13時40分、出会い橋を出発。最後までは行けないまでも、できるだけ進もうと、ちょっと早足気味。渓流に癒され、森林浴気分で…と言いたいところですが、最初のうちは蜘蛛の巣に悩まされました。ガイドブックには「遊歩道が整備され」とあるんですけどね、何をもって「整備」とするかは人それぞれと言ったところ。遊歩道はあるんですが、山の中の小道という感じなので、時々「え?これを進むの??」と思われるようなところもあり。蜘蛛の巣を避けようと、傘を振り回しながら進みました(木々は傷つけていません!)。



最初の出会い橋や、楓橋から見た風景が、すでにガイドブックに載っていそうな渓流なので、結構満足。その後、歩き出したのはいいんですが、焼山から最初のスポット石ケ戸までが結構長く、不安になりました。川に沿っているわけだから、道を間違えているはずはないんですが、かなり歩いているのに、ガイドブックには大して扱われていないんですもん。焼山から石ケ戸まで4キロくらいだったかな。



その後は2,3キロおきに、ガイドブックにあるような滝やら流れやらがあるので、安心しましたが。



携帯で撮った写真を友人に送ろうと思ったら、電波が届いていない。自分の都会慣れに呆れてしまいました。あるわけないんです、こんな渓流に。見回わすと、道路に街灯がない。これは帰る時、バスを逃すと大変だぞ、と焦りました。明るいうちに気付いてよかった。途中途中、バス停があると、最終の時間を確認して進みました。あと何分あるから、もうちょっと進もう、みたいな感じで。



石ケ戸の次の名所である雲井の滝は壮観。見たとたん、「うわ~」と声をあげてしまいました。



反対にがっかりしたのは玉簾の滝。パラパラとしか水が流れていなくて、「これが滝??」ってな。この程度なんだったら、滝ってことばは使わずに、ただの「玉簾」だけのほうが感動しそう。



その後、白布の滝だの、白糸の滝だの、不老の滝だの、さまざまな名前のついた滝を見ながら相変わらずの早足で進みました。個人的には滝よりも「○○の流れ」というような名前のついたところの方が好きです。阿修羅の流れとか、三乱の流れとか。(阿修羅の流れはかっこよかった~。その先に激しく水が流れ落ちる滝が遠くに見えたのですが、その近くには遊歩道が作られておらず、木々の隙間から見えただけでした。残念)



16時35分、銚子大滝まで来ました。あと1.4キロで子ノ口と書いてあるのですが、16時50分が最終のバスなので、これ以上、歩いてはいられません。十和田湖の姿を見るのは諦めるしかありませんでした。



一人旅(1)~奥入瀬到着まで~



昨日から一人旅をしています。昨日泊まった宿では、パソコンが使えなかったので、今書いているというわけで。


まずは昨日のことから。


8時28分の新幹線「はやめ」…いや、違った、「はやて」に乗って出発(今の一文は、「火の鳥」がわかる方だけ笑ってください)。


「はやて」と「こまち」が同じ電車で、途中切り離しだということを初めて知りました。途中まで同じ道なんだから、当たり前と言えば当たり前だけど。盛岡手前のトンネル内で停電のため停車!一瞬焦りましたが、5分くらいして動き出して安心。
11時35分八戸着。あまり時間がなく、コンビニでおにぎりを買って、西口のバス停へ。これを逃すと次が15時なので、なんとしてでも11時50分発のに乗っておかねばと焦って乗りました。乗り場が解りやすくてよかった…。
バスの中は外国人客が多い。観光地へ行くんだから、当たり前かもしれませんが、職場を離れても外国人と出会うのか…と、ちょっと現実に引き戻された感じ。
杉とシダが茂る山道のところどころに沼があるんですが、眺めていると、妖怪が遊びに来ても不思議ではない気がしてきました。夜ごと子供のような声をあげながら、水遊びをしていそう。人間が来たから、ちょっと悪戯してやろうか、みたいな。こんなことをのんびり考えていると、急に道路が現れて、景色は稲穂の黄色い絨毯に変わりました。水は妖怪のものから、稲のものになるというわけで。やがて町に入って、六戸へ。

十和田市。「馬肉屋」など、珍しい店があると思いながら眺めていると、街に馬 や蹄鉄のオブジェ。十和田市って、馬が有名なんですか?無知でごめんなさい。あとで調べてみようっと。
13時半、焼山で下車。

2008年10月8日水曜日

「仮名手本忠臣蔵」C・Dプログラム


2日つづけて平成中村座 通し狂言「仮名手本忠臣蔵」。 (日付が変わってしまいましたが、見たのは7日です)
今回はC・Dプログラムを観て来ました。

演目は昨日のといくつか重なっていましたが、配役が違っているので、比較しながら楽しく観ました。いわば歌舞伎版ダブルキャスト。ダブルキャストというだけではなくて、演出も細かいところが違いますね。私の今日の席は、昨日よりも花道が近かったので、「今日勘太郎君がやる役、昨日、最後に花道通った!」ってワクワク待っていたのに、通らなかったことが2回ありました。。。

山科閑居の場って、以前、松本幸四郎・市川染五郎親子が出ていたのを見たことがあります。あの時は筋書きも持っていなかったし、イヤホンガイドも使ってなかったし、前後と繋がってなかったしで、全然理解していなかったんですが、今回はずっと忠臣蔵の話なので、よく理解できました。忠臣蔵って、さまざまな人の深い物語が詰まった作品なんですね…。以前、幸四郎さんで見たときにはさほど魅力を感じなかった本蔵役。今回(片岡仁左衛門さん)見たら重みが感じられて涙が出そうになりました。(役者が違うからか、2回目だからか)

松の間刃傷の場。塩冶判官が人情沙汰に及んだ時、逃げていく高師尚に刀を投げるところ、昨日の中村勘三郎さんのを見て、かっこいいなあ~と思っていたんですよ。同じシーンを今日、中村勘太郎君がやってくれました。身体が大きいからか、若さ故の迫力があるからか、昨日よりも切羽詰まった様子が出ていてよかったです。いや~、かっこよかった!それから、やっぱり昨日はお父さんの方で見た勘平腹切の場。美しかったぞ、勘太郎君!!君の死に様は最高だ!!

あ、でもね、勘太郎君がやれば何でもいいと思っているわけではないんですよ。たとえばDプログラムの最後、祇園一力茶屋の場。ここで今日勘太郎君が演じていた寺岡平右衛門は昨日、中村橋之助さんが演じていました。橋之助さんの方がよかった、これは…。大序での桃井若狭之助なんかは、どっちもよかったんですけど、平右衛門については、やっぱり先輩にはかなわなかったな。
大序での塩冶判官は、お父さんと勘太郎君で別々の魅力があって、どっちもよかった。

昨日は大星由良之助や塩冶判官が中心の構成だったのですが、今日は加古井本蔵が中心の構成でした。同じシーンでも、どういう人を中心に置くかを変えるだけで、見え方が変わってくるから不思議です。最初にも書いたように、演目が昨日と今日でダブっているものがあったんですが、味わいが違いました。

ああ、そうそう。Dプログラムでハプニングが一つ。祇園一力茶屋の場で、勘太郎君がドシンと勢いよく尻餅ついたら、鬘が一緒にぴょこんと跳ね上がって、取れてしまったんです。それも、遊びほうけているように見える大星由良之助を志士たちが斬ってしまおうとしていて、それを止めるという切羽詰まったシーンで…。拍手しようと準備していた人たちも思わず苦笑。客席に笑いが広がってしまいました。後ろ向きだったから、本人の顔は見えませんでしたけどね。焦っただろうなぁ~。

2008年10月7日火曜日

平成中村座「仮名手本忠臣蔵」

さあ、今日はどの劇場へ?…タイトルの通り、浅草寺境内に設けられた平成中村座へ。
午前11時開演のAプログラムから見て、Bプログラムの終演は夜の9時4分。途中、1時間半くらい間があったとはいえ…いや~、長かった!

題材はもちろんタイトル通り忠臣蔵なんですが、作られた当時、大石内蔵助をヒーローとして扱うと幕府に弓引いているようにも見えるため、内蔵助と吉良上野介という設定ではなく、塩冶判官の仇である高師直を討とうとする大星由良之助と四十七名の志士たちの話ということになっていました。何をモデルにしたか見え見えなのに、いざというときには申し開きできるようにちょっとだけ設定を変えているところが当時の権力を小馬鹿にしているようで面白い。
大序から始まって、三段目、四段目と続くわけですが、同じ役を違う役者さんがやったりするので、イヤホンガイドか筋書きのどちらかがないと、一瞬わからなくなりそうです。だってAプログラムでは勘太郎君が早野勘平、七之助君がおかるだったのに、Bプログラムでは勘三郎さんが早野勘平で、孝太郎さんがおかるになっているんだもの!ちょっと見ない間にずいぶん老けたなと…(^^b
橋之介助さんなんて、最初は憎々しげに高師直を演じていたのに、次に登場した時にはただの山賊になっていたりして。(いや、これがまた美しかったんだけれども)

役者さんたちは大変ですよね。一日でこれだけの役をこなしていくわけだから。どうやって稽古しているんだろう??勘三郎さんなんて、昼のAプログラムで、塩冶判官として切腹して、夜のBプログラムでは勘平としてまた切腹。これは体力・気力ともに使いそう!

1日であまりにもいろいろ見てしまった感じなので、うまく感想がまとめられません…。
ただ、小屋を出る時に思っていたのは、「Bプログラムの最後の20分だけ、もう一度見たい」ということでした。なぜかって?…勘太郎・七之助の兄弟が目当てだった方はお分かりでしょう??
雪が降る中の小林平八郎と竹森喜多八の立ち回りがかっこよかった!!
高師直を討ち取るところよりも、こちらがメインの見せ場になっているというのが面白い作りですが、それをこの兄弟がやってくれたことが嬉しかったです。勘太郎君目当ての私としては、彼が負ける方の役だったことはちょこっと悲しかったのですが、でも、死にざまの激しさには拍手!でした。

今回、片岡仁左衛門さんが大星由良之助役で出ているんですが、この人のオーラはすごいですね。Bプログラムを観たとき、私の席は左の椅子席の1列目だったので、花道が目の前。最初この席に座ったとき、「勘太郎君、通らないかなぁ~」くらいにしか思っていなかったんですが、始まってみたら、正直なところ、勘太郎君にはあまり目がいかなかった(^^b (注:Bプログラムでは、あまり花道を通らなかったというのもあるんですが)
もうね、仁左衛門さんと勘三郎さんと橋之助さんのオーラにやられっぱなしですわ。中でも仁左衛門さんはすごい!ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」を観たとき、後ろから客席を静かに歩いて登場する祐さん(山口祐一郎さん)のオーラの凄さに身動きが取れなかったんですが、その時と同じ。祐さんと違って、仁左衛門さんたちはファンでもないのにね。シャラ~ンと音がして、花道から完全にはけてしまうまで、ただただ見送るしかない。小屋全体が取り込まれていました。

座り続けたので疲れてしまいましたが、楽しかった!

2008年10月5日日曜日

市村正親さん主演・「KEAN」

ようやくとれた夏休みの1日目。
銀河劇場で公演中の「KEAN」を観てきました。市村正親さんのストレートプレイを生で見るのは初めてです。(テレビで「ハムレット」を観たことがあるけど)

実在したイギリス人俳優キーンを描いた作品です。私生活は酒に溺れ、女遊びの激しい借金まみれの卑しい男。しかしひとたび舞台でシェイクスピアの悲劇を演じさせれば、そこにはキーンではなく、登場人物そのものが息づいて見えるほどの天才的な演技力。パンフレットによると、キーンの天才的な芝居を表現するときに、「キーンではなく、ハムレット(←じゃなくてもいいのですが、そのとき彼が演じた役名がここに入ります))その人がいた」と表現されるんだそうです。他の役者さんの場合だと、「今日、○○(役者名)を観てきたよ」となるところが、キーンの場合は「今日、ハムレット(役名)を観てきたよ」になるのだと。
演じる市村さんは言うまでもなく演技派ですから、観客としても市村さんというより、キーンを観ているような錯覚を起こしました。この人の演技の幅の広さには、毎回感動します。
キーンが恋い焦がれるデンマーク大使夫人に高橋恵子さん。この方は一度、コーヒーショップでお隣に座っていらしたので、横顔ですがじ~っと見てしまったことがあります。その時はマネージャーさんとお話されていたからかもしれませんが、「厳しそうなオバサンだ…。テレビで見るほど美人じゃないし」とか失礼ながら思ってしまったんですよね。でも、舞台に立つとさすが女優。とっても綺麗で、気品が漂っている。うむ…これが役者というものか。
キーンを気に入って、いろいろと世話をやきつつ、ライバル意識を燃やすイギリス皇太子に鈴木一真。どこかで聞いたことがある名前だと思ったら、数年前にNHKの朝の連ドラに出ていましたね。今回、コメディ的な間がうまく取れていて、声質も役柄にぴったり。市村さんと一緒にいると、どうしても市村さんの貫録が勝ちますが、でも放蕩息子的な皇太子を好演しています。ラストシーンはもうちょっと!かな。でも、全体的に好感がもてて、良いです。
キーンのファンで、彼にストレートに感情をぶつけてくる商人の娘に須藤理沙。あれ…鈴木一真に須藤理沙って、まさにNHKの朝の連ドラの二人じゃん。
彼女の話し方は、朝の連ドラの頃、ちょっと苦手だったんですよね。あの頃よりずっと上手くなっていて、安心しました。市村さんと一緒にいるシーンが多いから、彼の威力にどうしてもかすんでしまうんですが…。高橋恵子さんほど渡り合えないのは、仕方のないことでしょうね。経験ってものが違うから。
上記4人がメインキャストですが、そのほかに光っていたのが、キーンの近くで彼の世話をするサロモンを演じていた中嶋しゅうさん。ガサツですが、友人として心からキーンを愛して、世話をし続ける付き人。市村さんと一緒にしっかり笑いも取れるし、じ~んとするようなお芝居もさらっと嫌みなく、濃すぎず薄すぎず演じることができる人でした。

このあと、演出的な部分のネタバレになることをちょっと書きます。これから見る方はお読みにならない方がよいかと思います。


2幕、市村さんは興奮した様子で長々とセリフを叫び、言い終わったと思ったら倒れるんです。そこにスタッフが駆けつけ、「どうする…」とささやく声。そして幕が下りる。客電がついて、しばしの沈黙。
客電ついちゃったよ…。演出だよね、これ…。いや、それにしては沈黙が長くないか…?市村さん、ずいぶん力入れて叫んでいたし…もしかして、本当にアクシデントで倒れたか?…今日、体調悪かったのかな……と、半ば心配になったころ、幕の間からサロモン役の中嶋さん登場。「あのぉ、大変言いにくいんですけど…今日はこれ以上、続けられません」(と、すぐ引っ込む)
これを聞いて、私は一安心。あ、今の言い方はサロモンを演じている人の言い方だ。「キーン」が舞台で倒れただけなのね、「市村さん」じゃなくて。まんまと演出にひっかかっちまった(^^b

もうひとつ驚いたのはカーテンコール。みなさん、稽古着で登場するんです。衣装もカツラもとって。おかげで、誰が誰やらわからない。おやおや。実は劇場にいる時には、これで何をしたかったのか、いま一つわからなかったんですよ。でも終演後、プログラムを読みながらいろいろ思い返していたときにハッとしました。
キーンは大使夫人のエレナに恋をします。危険な恋に憧れる上流階級のご夫人は、その状況に酔って彼に応えようとします。しかしそれは上流階級の生活に飽きた奥方の単なる遊び。天賦の才能を持つ男が自分に夢中になっていることに酔っているだけで、所詮は彼を「役者風情」としてしか見ていないんですよね。私は観客の一人として、キーンやエレナに感情移入しながら舞台を見ていたわけですが、結局はお金を払った観客として(3階席だったので、文字通り)「高みの見物」をしていただけで、本当に彼らの苦悩が理解できているわけではない。稽古着で登場し、にこにこと頭を下げる彼らから、「今までのは全部芝居だよ。あんたたちは娯楽として見ていただけだろう??」言われているような気がしました。観客はキーンを本当には理解していないエレナと同じなんだ…。彼らのことを見ているようで、「演じている」ところしか見ていない。当たり前のことですが、それを本当に意識したことなんて、今までなかった…。ここに思い至ったとき、頭から水をかけられたような衝撃を受けました。
こんな皮肉で素敵なカーテンコールは見たことがない!!

何だかとっても充実した気分です。舞台の世界は素晴らしい!って大声で叫びたい。

2008年9月28日日曜日

“想”と“認為”

仕事で久しぶりに中国語を使わなければならなくなり、作った教案を中国人の友人にチェックしてもらいました。そこで訂正されたものの一つに「思う」の訳がありました。
「この文だと“想”でもいいけど、こっちは“覚得”の方がいいね。“認為”は何か根拠があって思うときに使うもので…」

???

日本語では「思う」一つで済むんですが、中国語にすると何と対象となる訳語の多いことか!
想・覚得・認為・以為・考慮・愿意…
確かに中国にいたころは、「何となく」の感覚で使い分けていたような気もしますが、帰国して12年も経ってしまった私はその感覚が薄れてしまいました。で、友人に例文を挙げてもらったりして、だいたいは整理したんですが、「想」と「認為」の違いはどうもしっくりこない。

「想」は「欲しい」という意味のときによく使う。これは理解できる。自分も使うから。(ただ、その場合、いつも「要」を使うべきか「想」を使うべきか迷うんですけど)
でも、「欲しい」という意味以外で使われた場合、「認為」との区別がつかないのです。

「もういいよ。今度使ってみるから、間違っていたら訂正してよ…」

結局、今日は言葉による説明で理解するのをあきらめてしまった私。母語と概念の違う部分って、どうしても理解しにくいんですよね。その辺は一気に理解しようとせずに、使っていく中で、他人が話しているのを聞いていく中で感覚をつかんでいくほうがいいというのが、私のやり方。

直接法で説明することに苦労する養成講座の受講生が、言い訳のように「私、間接法で教えるので、こういうやり方はマスターしなくていいんです」って言うことがあります。でもね、間接法でだって、直訳できるわけではなく、辞書にも満足いくような説明がない場合は、教師がどこまで適切な例文をあげて理解させられるかが求められるわけで、これは直接法とポイントが同じなわけですよ。媒介語での説明が必ずしもわかりやすいわけではない。

自分が語学でひっかかるというのが、教師にとって勉強になります。誰かに今の自分と同じ質問をされても説明ができるように、自分自身が理解したいものです。

2008年9月25日木曜日

うなぎを捌く夢

明け方に見ていた夢。

なぜか私はまな板の上の1匹のうなぎを捌こうとしていました。うなぎはくねくねしていて、なかなか包丁が入れられません。頭を固定して捌けばいいということは、テレビなどで見て知っているのですが、なんだかそれはかわいそうで、できませんでした。
で、仕方がないので、手で押さえようとするのですが、これが難しい。死後の痙攣と硬直という感じで、伸ばそうとしてもくねっと曲がって、そのまま硬くなってしまうのです。
とりあえず曲がったままでもいい!と思って、包丁を入れるのですが、これがまたうまくいかない。
「腹から捌くのでも、背から捌くのでもいいんだよね。関東と関西で違うっていう話だから、どちらからでもできるんだよね」
と思いつつ、背から捌くことに。包丁を入れるときにも、やっぱりうなぎが動くものだから、普通に魚を三枚卸するときのようにはいかず、くずくずになってしまいました。
「あ~!うまくできない!!」
とイライラしたところで目が覚めました。

起きたら身体は疲れていて、いったい何のために寝たのやらという状態。
ここ数ヶ月、うなぎのことなんて考えもしなかったし、寝る直前にそういうテレビを見ていたわけでもないのに。(寝る直前まで仕事をしていました)

いったい、これは何を意味する夢でしょうか。
夢分析ができる方、教えてくださ~い!

2008年9月23日火曜日

ワンタンのお店

会社の近くに小さな小汚い(!)中華料理屋があります。目立たないところにあるし、地下だし、とてもじゃありませんが褒められた外観ではないんですね。でも、このお店の中華は美味しい!!しかも安い!!
ワンタンがメインのお店なので、餃子がないんです。餃子のない中華料理店なんて初めてだったので、最初はびっくりしたんですが、ワンタン食べたら納得しました。他のお店とは全然違う!
海老ワンタンはスープに入った温かいものがお勧め。韮ワンタンは揚げたのがお勧め。揚げワンタンは自分でも作るんですが、それほどおいしい料理だと思っていなかっただけに、このお店のは衝撃でした。

で、今ではすっかり行きつけ。酔うと中国語が飛び出す私は、お店のおばさんにも覚えられてしまいました。

今日(と言っても日付が変わってしまったので、正確には「昨日」)は、観劇仲間4人でその店へ行き、3時間近く食べて飲んで騒いでいました。
ミュージカルだけでなく、健康の話なんかもして、すっかりリラックス。リーマンに勤めている友人は、心労からか、少しやせてしまいましたが、先週に比べるとちょっと落ち着いてきたようです。仕事については、いろいろ不安は抱えたままのようですが。

不安がある時でも、リラックスするためには美味しい食べ物の力は有効なのかも。それだけでいいわけではないのですが、手伝ってはくれるでしょう?

2008年9月21日日曜日

『韓国語ジャーナル』26号


さっそく買ってきました。トンハさんの記事以外はほとんど読まないけど。
今回のVoice of KJでは、東京江戸カルチャーで韓国語の先生をしているという方がインタビューに答えていました。江戸カルチャーね…。日本語教師である私にとっては「同業他社」ってヤツなので、どうしても仕事と切り離せない感じなのですが、せっかくトンハさんの声が聞ける機会なので、「ここに出ているのは韓国語の先生であって日本語ではない!」と気分を切り替えるように意識しました。
江戸カルチャーの先生は、直接法(媒介となる外国語を使わずに教える方法)についてちょこっと話しています。トンハさんは「初めて聞かれる方はどうするんですか?」と質問していましたが、これってトンハさんが本当に疑問に思って聞いているの??それとも読者にわかりやすくするため??(注:劇団四季の日本語クラスは直接法です。先生が何人かいて、分担しているみたいなので、教師によっては間接法も使っているかもしれませんが。なぜ知っているかというと、私が教師養成講座で実習を担当した人が、四季の日本語教師になったから)
まあ、別にいいんだけど。
トンハ氏、翻訳せずに語学を教える方法に興味があるなら、いつでも聞いてよね☆
(…冗談です。もちろん、質問されたら答えるけど、質問されないことぐらい、重々承知しております)
それにしても「トンハ百貨店」のコーナーのトンハさんの写真、素敵ですね~♪
本屋でこのページを開いたとき、思わず「わぁ~」って言っちゃいました。で、恥ずかしくなって急いでレジへ。
家に帰ってからも、このページを開いて、しばらく眺めていました。
最近、メッセージも新たな情報も全然ないんだもの…。

日曜出勤

日曜日にも仕事があるこの時期。なんだかバタバタした1日でした。
今度の火曜日が休日だから、余計に仕事が前倒しして、大変なんですよね。来年は秋のこの時期にゴールデンウィーク第2弾が入るので、もっと面倒なことになるんだろうな…。
学校関係者にとっては、平日の休日は厄介です。

まあ、今月はお芝居に行く予定も入れていないから、この忙しさにイライラもしないんだけど。

外は雨です。今日は荷物が多いんだけどな…。

あ、そうだ。『韓国語ジャーナル』の最新号、出てるかな。本屋に寄ってみなきゃ。
今朝は「火の鳥」のCDを聞きながら出社しました。最近、まったく音沙汰ないトンハさん。何やってるんでしょうね~。

明日も朝からしっかり授業です。今年度はぜんぜん代休取ってないや。消化しなきゃいけないけど、している暇がない!!今日の出勤で、さらに1日貯まる。ポイント制にして、給料で還元してくれればいいのにね。

2008年9月19日金曜日

“車内点検”

「只今、15号車で車内点検をしております」
最寄駅で電車を降りたときに、こういうアナウンスが流れました。車内点検って、忘れ物をした人なんかがいた場合に、その連絡が来て、チェックしたりするのかね?と思っていた私。私が乗っていたのは14号車でしたので、15号車を覗いて確かめてみることに。

あ。駅員さんが二人いる。あれ?一人が持っているのって…箒??

どうやら、酔った乗客が汚してしまった車内を掃除しているようです。おがくず撒いて。あらあら、“車内点検”って、こういうことをすることも含めているんだ~。

ひとつ小さな社会勉強をした一瞬でした。

2008年9月17日水曜日

誰に似てるって?!

「先生、ペ・ヨンジュンに似ていますね」

日本人の受講生(私より年上の方です)に言われて、びっくり仰天!です。誰が誰に似てるって?!
「それは、私の髪が伸びたからですか?」と尋ねたら、「いいえ、前から思っていたので」との返事。
こんなこと、初めて言われましたよ。

「私、ペ・ヨンジュンのファンなんです。先生、似ているって、迷惑ですか?」
「いや、そんなことはないんですが…初めて言われたので、びっくりして…」

その方いわく、正面から見ても、横から見ても似ていると。
ここしばらく、髪を切るのが面倒で、少々伸び気味なんですよね。ちょうど今はペ・ヨンジュンくらいの髪になっているかも、という状態。それから、メガネをかけているから、そういうところで言われたのであればわからなくもないけど…。顔は似ていないでしょう!!

職員室でこのことを言ったら、みんな、微妙な反応。
「パク・トンハかペ・ヨンジュンかと言われれば、パク・トンハじゃないよね…」
「この中から、ペ・ヨンジュンに似ている人を誰か選ばなきゃいけないというのであれば、選ぶかもしれないけど…」
この程度なわけです、周囲の人から見たら。

でも、私の隣の席の主任が一言。
「君が誰かに似ているって言われる時って、いつも男だよね」

そうかも…。以前、部長に近藤嘉宏さんというピアニストに似ていると言われたことがあります。その時もみんなは微妙な反応でしたが、骨格が確かに似ているので、今回のペ・ヨンジュンよりは賛成されました。
あ、一度だけ女性に似てると言われたことがあるな。大学時代、声優の緒方恵美さんに似ていると言われました。当時流行っていた「エヴァンゲリオン」の碇シンジ君の声をしていた人。この人の場合は、顔の骨格も声質も似ていたので、彼女のCDを聞かされて、自分の声がCDになったかと錯覚しそうになった覚えがあります。
正直、緒方恵美さんも男顔ですよね。私と同じく…。

ペ・ヨンジュンに似てる…?!

教師養成講座に通っている受講生との会話。

受講生「ひょん先生、ペ・ヨンジュンに似ていますね」

私「…???そうですかぁ??それは、今、髪が伸びてしまったk」

受講生「似ていますよ!前からも、横顔も」

私「…初めて言われました…」

受講生「え~!私は前から思っていたんですが」

2008年9月16日火曜日

サブプライムの余波…

友人がリーマン・ブラザーズで働いていますので、この数日の騒ぎにすっかり巻き込まれています。
会社の中はどよ~んとした雰囲気で、上司からは「就職活動していていいよ」というお達しが来ているのだとか。
努力家な人なだけに可哀想。社員一人一人はまったく悪くないんだけどね。
サブプライムローンの問題が日本の友人にまでおよぶとは…。

気を落とさずに頑張れ!としか声がかけられないんですが・・・。

祖母に「あんたたちは忙しすぎるんだよ」と言われて、「忙しくする仕事があるだけいいでしょ」と返事をしたことがあるんですが、こういうニュースがあると、現在の自分の境遇に不満を持つなんてことが贅沢だとしみじみ感じます。

とにかく今は、友人が一日も早く落ち着くことを願うのみです。

2008年9月15日月曜日

敬老の日

弟と一緒に祖母のところへ行きました。私は昨日、一昨日と仕事だったので、今日ぐらいは家にいたかったのですが、敬老の日となれば、顔を出さないわけにはいきません。4兄弟の中で私が一番祖母のところへ行っていないので、わがままも言っていられないのです。
私たちが行くよりも、甥や姪たちが行った方が祖母は喜ぶと思うんだけどね。

久しぶりに会う祖母は、身体がますます小さくなった感じ。元気は元気ですけどね。
「彼氏はできないのか?!」…うむ。覚悟はしていても、会うたびに言われるとなぁ~。

崑崙ミュージックグループ結成シリーズ公演

中国人の友人に誘われて、日本と中国で活動している音楽家が集まった「崑崙ミュージックグループ」の結成シリーズ公演に行きました。ピアノもありましたが、笛や馬頭琴、中国の琵琶など、普段あまり聞かない音色がたくさん聞けました。(馬頭琴を聞くのは初めてでした)

ただね、最初にこのグループのリーダーだという女性と、音楽監督だという男性がピアノを演奏したんですが、これがびっくりの下手さで(^^b このまま2時間、このレベルが続くのかと思ったら、誘ってくれた友人には悪いんですけど、途中で出たくなってしまうくらい。リーダーの女性は、小曲をひとつ弾いただけなんですが、歌いながら弾くと、手がお留守になっちゃうんです。だったら歌かピアノのどちらかだけにすればいいのに…。トンハさんの弾き語りの方がずっと素敵。比較するのもトンハさんに申し訳ないけど。
続いて登場した音楽監督という男性。パンフレットにあるプロフィールを見たら、結構な経歴に加えて、「弟子もコンクールで1位より下になることはない」とまで書いてあるんですね。ところがこの人のピアノもびっくりでしたわ。ショパンの「英雄ポロネーズ」他3曲を弾いていたんですが、原曲の面影が…ほとんどない。間違えた回数も結構あったし、おそらく右手の力が弱いんでしょうね。左手の方ばかり音が聞こえるから、メロディーがわかりにくいんです。形ばかりの拍手を何度かして、ようやく次の人に交代。

次は、母はモンゴルの歌を歌い、息子は馬頭琴を弾くという親子。お母さんの声が大きくて、非常によく伸びる。マイクいらないんじゃないかな。あまりの音量に、私の前に座っていたおばさんは耳をふさいでしまいました。実際、耳が痛くなるくらいの音量(声量)だったので、耳をふさぐ行為が多少失礼でも、責められないと思います。リハーサルしていないのかな。していれば、マイクは却って邪魔になることはわかっただろうに。
お母さんが退場した後は、息子が演奏。モンゴルの大草原が似合う雰囲気の曲。演奏がうまいとは思えなかったのですが、珍しかったので、それなりに楽しみました。
続いて4種類の笛を使い分ける人が登場。一番短いのだと、口の中にすっぽり入ってしまうような、5センチくらいの長さ。最初、口笛なのかと思いましたもん。長さも太さもいろいろある笛の特徴を生かしながらの演奏はよかったです。
それから中国の琵琶。日本のよりも音が高め。でも、弾き方によっては平家物語なんかもできてしまいそうな、共通点もありました。何とか流っていう流派の弾き方だそうですが、琵琶の演奏としては独特なんだそうです。他の楽器とのコラボレーションだったら、もっと面白かっただろうな。
もちろん、二胡の演奏もありました。笛の人と、二胡の人の演奏はよかったな。「涙そうそう」みたいな日本の曲も弾いていましたが、やっぱり中国の楽器は中国の曲の方が合うな。
最後はスペシャルゲストとしてピアニストの李清さんという人が出てきました。スペシャルゲストになるくらいの人だったら、まともなピアノが聞けるかな…?とちょっと期待。
よかった!期待通りだった!こちらのピアノは最初の二人とは天と地の差ほどの違い。この人もやはりショパンの曲を選んでいたのですが、同じ作曲家のものを、同じ場所で、同じピアノを使っているとは思えないくらい、緩急もあって、曲としてまとまっている演奏でした。この人への拍手が一番大きかったな。

あ、そうそう。客席でひとつハプニングがありました。私たちのいた席から、小さな通路をはさんで向かいに座っていた女性が、途中、大きなくしゃみをしたんですね。で、それを抑えようと、ハンカチを口に当てていたんですが、そこへさらに大きなくしゃみが。それをこらえようとした瞬間…!
      ×××!!
どうやら、抑えようとしたくしゃみは、口とは(体の)反対側から出てしまったようです(^^b
これがまあ、女性にはお気の毒ですが大きな音で(*_*;
通路の向かい側という「特等席」だっために、私たちの列の人たちは笑いをこらえるのに必死です。誰かがようやくこらえても、他の人たちの体が揺れるもんだから、その振動が椅子を伝ってきます。で、また笑がぶり返す。正直言って、この間、どんな曲が演奏されていたのか、まったく記憶にありません。

司会進行とか、ちょっとお粗末な面が目立った公演でしたが、最初のリサイタルだということが原因なのだとしたら、これから良くなるんでしょう。ただ、下手な演奏はやめてほしいな…。中国の伝統楽器を聴けたことはうれしかったんですけどね。

2008年9月13日土曜日

食の安全…利益

日本では汚染米の話題、そして中国では汚染粉ミルクの話題。
あちこちで汚染された食品の話題が。いったい、どうなっているのでしょう!!

人の口に入るものなのだから、もっと安全性に気をつけてしかるべきなのに、利益至上主義が招いた日本の汚染米問題。中国の粉ミルクにどうして体に悪いものが入ってしまったかはわかりませんが、どちらもあまりに杜撰(ずさん)。

今日、友人と食事に行ったんですよ。チェーンのイタリア料理店なんですけど。で、そこでジントニックを頼んだら、すごく薄いのが出てきたんですよ。トニックウォーターのジン風味って感じ。別にこれは汚染されたものではないから、怒りはしませんけど、おいしさよりも利益を狙ったんだなって。コーラなんかもシロップで薄めているところがあるでしょ。ファーストフード店とか、ドリンクバーのあるファミレスとか。安いんだから我慢しろといわれればそれまでですが、ごまかされているのって…なんだかね。

「金儲けして何が悪いんですか」って言った人がいましたね。別に悪くはないけど、そのために汚染されたものを流通させるとか、味を落とすっていう手段に出る人が多いのが、ちょっと悲しい。

これが商売というものなのでしょうか…。

2008年9月12日金曜日

眠れない…


なんかね、最近、あまり眠れないんですよ。寝ても熟睡できない。

今日も全然眠くならないから、冷蔵庫にあったワインを勝手に飲みながら、祐さんのインタビューが出ている雑誌(「ステラ」と「レプリークBiz」)を読んでいたんですけど、「ステラ」の祐さんの写真(表紙じゃなくて、中身)が可愛くて、余計に眠れなくなった。。。
仕方がないので、今度はパソコンを立ち上げて、「ニッコリアTV」でトンハさんの顔を見ていたんですが、これも寝るためには逆効果。当たり前だわな。
(今週のニッコリアはあまり面白くない。トンハさんはご機嫌の様子ですが。現場で楽しいことがあったのか、笑顔が絶えない…というか、やたらに笑ってる)
明日の仕事のことを考えると、ちゃんと寝なきゃいけないんですが・・・。困ったもんだ。

2008年9月9日火曜日

また行っちゃった

赤坂サカスの赤坂ACTシアターで上演中の赤坂大歌舞伎。会社を早めに出て、観てきちゃいました。
勘太郎君が出るのは二つ目の演目である「棒しばり」なので、一つ目の演目は遅刻してもいいか、くらいのノリで。(勘三郎さんのファンの方々、ごめんなさい。一つ目の演目で40分も遅刻して入ってきたのは私です)

仕事の都合で20分くらいは遅刻するかな、と思っていたんですが、出ようとしたときに、非常勤の先生に授業についての打ち合わせを求められ、ないがしろにもできず、退社することかなわず。

遅刻はしましたが、物語が単純なので、話についていくのは容易でした。これでもか!というくらい笑をとる芝居。みんな芝居が上手いなぁ~。私の隣の席にいたお兄さんは、歌舞伎が初めてのようで、イヤホンガイド&彼女の解説付きで見ていましたが、結構笑って楽しんでいました。こういう人も取り込んでしまうところが、勘三郎さんの企画力のすごいところです。

でも、私の目当ては勘太郎君。狂言を元にした「棒しばり」の次郎冠者として登場。太郎冠者は弟の七之助君。この二人は兄弟なだけあって、息もピッタリ。楽しい舞を見せてくれました。(次郎冠者の方が舞が多くて、難しいんですよね。それを勘太郎君が担当。これは当然かな)
こちらもコメディの要素たっぷり。七之助君も面白かったけど、勘太郎君の表情の豊かさにまた大笑い。間もいいし。ホント、いい役者だ。歌舞伎役者の舞って、レベル高いですよね~。子供のころから仕込まれているから、当然なのかもしれないけど。

いい舞台を見ると、幸せな気持ちになります。一分一秒でも惜しい!という気持ちで観客を楽しませることができるっていうのは、本当にすごいことだと思います。作品によって、役者によっては、「いつまでやってるんだ?」って思うものもあるけれど、そうではなく、「いいものを観た」と心から思えるものを作っている人たちは、尊敬してしまいます。

私は役者ではないけれど、私の授業を受講生が楽しみにしてくれるような教師にならないといけないよな~。。。

2008年9月7日日曜日

ダンスがしたい!

今日は母の具合が悪かったので、タップはお休みせざるを得ませんでした。その代わり、パソコンでDVDを見ながら練習。ボビー・フランクリンさん、とっても魅力的な女性です!すごく美人かと言われると、そうでもないんですが、持っている雰囲気が可愛らしくて魅力的。華奢な体を活かしたダンスも素敵☆
全部は見ていません。一緒に体を動かしているだけで、大汗かいてしまったし、まずは見たところまでのステップをマスターしないといけないから。これがマスターできて、もう少しスピード上げても軽やかにできるようになったら、次を見たいと思っています。

それから、久しぶりに「ヘアスプレー」のDVDを見ました。この映画を見ると、踊りたくなりません??
主人公のトレーシーほどではありませんが、私は決してダンス向きの体型はしていません。それでもダンスが好き!踊りたい!ちゃんと踊れるようになるためには、もう少し足を鍛えなきゃいけないんですけど・・・。

2008年9月6日土曜日

DVDを買いました


タップダンスのDVDを買いました。届いたばかりで、まだ見ていませんが。
ダンススタジオに通い始めたのですが、なかなか上達しないんですよ。まあ、週に1回行けるか行けないかという状態なんですけど。で、家でも練習できないかな、と思って。(さすがに家でシューズを履くわけにはいきませんが)
このビデオを作ったボビー・フランクリンという人は、ドナルド・オ・コーナーのパートナーだった方だそうです!
ドナルド・オ・コーナーは、私がタップに憧れるきっかけになった人。映画「雨に唄えば」で、主人公(ジーン・ケリー)の親友であるコズモー役をしていた人です。
今は家族がテレビを占領してしまっているので、家族が寝たあと、ちょっと見てみようと思います。
初心者だって踊りたい!初心者だってタップが好きなんです。
まだまだ様にならない私のダンスですが、いつか「雨に唄えば」の「グッド・モーニング」みたいな曲が気持よく踊れるようになりたいと思っているのです・・・。

引越しのごあいさつ

今日からこちらのブログに引っ越しました。前のは文字制限があったし、写真も載せにくかったし。
更新の頻度が多くなるとかはあまりないかと思いますが・・・。
これからもよろしくお願いいたします!