自己紹介

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血液型…A型/ 星座…牡牛座/ 性格…頑固な保守派/ 得意なこと…セリフの暗記/ 苦手なこと…手先を使うこと、音符を読むこと、整理整頓/ 口癖…あら、まあ!

2009年5月31日日曜日

ヴォイス・トレーニング

声を出すのが大好きな私。とにかく話すのが好き。

自分でも比較的明瞭に話すほうだと思っているし、職場では、教師として聞きやすい話し方を指導する授業まで担当しています。

でも、一つコンプレックス。。。きちんとした指導を受けた事がない。

演劇のワークショップに参加したり、教師としての話し方について4回シリーズの講座に参加したり、ヴォイス・トレーニングの本を買って勉強したりはしていたのですが、「私」に合わせて指導してもらったことはないんですよね。
以前参加した4回シリーズの講座も、受講生が20人くらいで、声や発音で悩んでいる人たちがたくさんいたせいか、「あなたは少し低音ですが、聞きやすいですから大丈夫ですよ」で片付けられ、ほとんどアドバイスはもらえませんでした。

そしてこの数年、声についてちゃんと勉強したい!!という思いが膨らみ・・・

「新しいことを始めて、自分自身に変化を起こそう!」と思った34歳。
都内某所にあるヴォイス・トレーニング・スクールの体験レッスンに行ってきました。

行って最初にびっくりしたのは人の多さ!話し方を勉強したいという人、多いんですね・・・。
来校者アンケートを書いて、待っている間にちょっと見回してみると、いかにも声の小さそうな細っこい男性が多い印象。視線も下に向きがち?(もちろん女性もいましたし、体の大きな男性もいました)

マンツーマンレッスンの学校ということで、フロアには小さな防音室がいっぱい。へえ~、こういうところでレッスンするんだ~。
防音室に入ると、やっぱり外とは耳に入ってくる音の質(?)が違うので、微妙に緊張してくる・・・。

「じゃあ、ちょっと呼吸を見ますんで、言うとおりに吸ったり吐いたりしてください」
講師の言うとおり、息を吸ったり吐いたり。普段から比較的腹式呼吸の癖のある私。このへんは結構自信あり。
「腹式呼吸、意識されてます??」
「わりと普段から、こういう呼吸が多いです」
「ああ、それはいいですね~」
息を吐くときに、「目の前にケーキがあって、ローソクの火を消すつもりで息を出してください」というイメージしやすい指導は参考になります。

そして声を出してみる。
「自分が大きな声が出ると思う高さで、“お~い!”って向こうに呼びかけてください」
「お~い!」
「頑張りましたね」
「いや・・・頑張ったというか、仕事の時にはこういう声を出すので。30人くらいを相手に話すことがあるので」
「ああ、なるほどね・・・。ちょっと喉が絞まっていますが、声量はありますね。これからは喉を絞めずに話す練習をしていきましょう」

続いて、滑舌。
「じゃ、僕の真似して言って下さい。早さもそのままで」
「ハイ」
①「お・あ・お・あ・お・あ・・・」(「あ」の時には前歯を見せた状態にするのがポイントらしい)
②「ら・な・ら・な・ら・な・・・」
両方とも結構速いスピードで言うんですね。①は唇のトレーニングだそうです。②は舌。
まず①をやってみる。
「体験レッスンでここまであっさりとやってしまう人も珍しいですよ。そんなに唇は動かない人が多いんで」
「はあ・・・」
続いて②。こちらは途中で綺麗な音にならなくなり、「ら・な」であるべきところが最後だけ「ら・ら」になってしまう。
「最後、やっちゃいましたね」
「難しいです。。。」
「でも、普通の人はもっと早く“ら・ら”になったり“な・な”になったりしますから、できてるほうですけどね。話し方を聞いていても、聞きやすいですし」
悔しい~!家で練習して、できるようになるぞぉ~!(授業にも取り入れさせていただきま~す)

そして文を読む。
テキストを渡され、比較的長めの一文を読まされたのですが、どんな文だったか忘れちゃったな。
つまずかずに読めた~!と思ったけれど、講師からは「早口ですね。ゆっくり話すにはもう少し腹筋を使って」というアドバイス。
ゆっくり話せるようになるのに、腹筋を使う??
思ってもみなかったアドバイス。詳しくは実際に申し込んでからゆっくり練習していきましょう~!とされてしまうのが体験レッスンの悲しいところ。

さらに、「ここからここまで読んでみてください」と示されたいくつかの単語。具体的なのは忘れてしまったのですが、「あ行」から始まる言葉が5つくらいでした。
何の練習かわからないままにとりあえず読んでみると・・・
「ああ、うまいですね~」
・・・何が?
「語末が聞こえなくなってしまう人は、一つの言葉を言った後に口を閉じて音を切ってしまうんですね。でも、ひょんさんは口を開けたままでキープしていらっしゃいますね。最後の音と同じように口をあけておくと、音が残るので、聞いている人にも切れて聞こえないんですよ。読み方にリズムもあるし、聞きやすいですねぇ」
へえ~!これは勉強になった!!
養成講座で実習を担当しているとき、文末や語末が消えてしまうような発音をする受講生が多くて、どう指導すればいいんだろうかと悩んでいたんですよ!「文末・語末まではっきり!」と言っても駄目な場合はどう伝えればいいんだろうかって。
なるほど・・・。
「今の、すごく勉強になりました!!」
自分自身の話し方はこういうところが問題ではなかったくせに、解説を聞いて大喜びしている私に講師は苦笑。

腹式呼吸はできるけれど、話すときには喉を絞めてしまう私は、まずはその部分から指導していただき、話し方については更なる明瞭さを求めてトレーニングしてもらうことになりました。

同じ学校で、どうやら歌の方もレッスンがあり、歌にも興味はある私なのですが、両方やるのはキツイので、とりあえずは仕事に直結している方をしっかりやろうと思います。

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