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血液型…A型/ 星座…牡牛座/ 性格…頑固な保守派/ 得意なこと…セリフの暗記/ 苦手なこと…手先を使うこと、音符を読むこと、整理整頓/ 口癖…あら、まあ!

2008年9月15日月曜日

崑崙ミュージックグループ結成シリーズ公演

中国人の友人に誘われて、日本と中国で活動している音楽家が集まった「崑崙ミュージックグループ」の結成シリーズ公演に行きました。ピアノもありましたが、笛や馬頭琴、中国の琵琶など、普段あまり聞かない音色がたくさん聞けました。(馬頭琴を聞くのは初めてでした)

ただね、最初にこのグループのリーダーだという女性と、音楽監督だという男性がピアノを演奏したんですが、これがびっくりの下手さで(^^b このまま2時間、このレベルが続くのかと思ったら、誘ってくれた友人には悪いんですけど、途中で出たくなってしまうくらい。リーダーの女性は、小曲をひとつ弾いただけなんですが、歌いながら弾くと、手がお留守になっちゃうんです。だったら歌かピアノのどちらかだけにすればいいのに…。トンハさんの弾き語りの方がずっと素敵。比較するのもトンハさんに申し訳ないけど。
続いて登場した音楽監督という男性。パンフレットにあるプロフィールを見たら、結構な経歴に加えて、「弟子もコンクールで1位より下になることはない」とまで書いてあるんですね。ところがこの人のピアノもびっくりでしたわ。ショパンの「英雄ポロネーズ」他3曲を弾いていたんですが、原曲の面影が…ほとんどない。間違えた回数も結構あったし、おそらく右手の力が弱いんでしょうね。左手の方ばかり音が聞こえるから、メロディーがわかりにくいんです。形ばかりの拍手を何度かして、ようやく次の人に交代。

次は、母はモンゴルの歌を歌い、息子は馬頭琴を弾くという親子。お母さんの声が大きくて、非常によく伸びる。マイクいらないんじゃないかな。あまりの音量に、私の前に座っていたおばさんは耳をふさいでしまいました。実際、耳が痛くなるくらいの音量(声量)だったので、耳をふさぐ行為が多少失礼でも、責められないと思います。リハーサルしていないのかな。していれば、マイクは却って邪魔になることはわかっただろうに。
お母さんが退場した後は、息子が演奏。モンゴルの大草原が似合う雰囲気の曲。演奏がうまいとは思えなかったのですが、珍しかったので、それなりに楽しみました。
続いて4種類の笛を使い分ける人が登場。一番短いのだと、口の中にすっぽり入ってしまうような、5センチくらいの長さ。最初、口笛なのかと思いましたもん。長さも太さもいろいろある笛の特徴を生かしながらの演奏はよかったです。
それから中国の琵琶。日本のよりも音が高め。でも、弾き方によっては平家物語なんかもできてしまいそうな、共通点もありました。何とか流っていう流派の弾き方だそうですが、琵琶の演奏としては独特なんだそうです。他の楽器とのコラボレーションだったら、もっと面白かっただろうな。
もちろん、二胡の演奏もありました。笛の人と、二胡の人の演奏はよかったな。「涙そうそう」みたいな日本の曲も弾いていましたが、やっぱり中国の楽器は中国の曲の方が合うな。
最後はスペシャルゲストとしてピアニストの李清さんという人が出てきました。スペシャルゲストになるくらいの人だったら、まともなピアノが聞けるかな…?とちょっと期待。
よかった!期待通りだった!こちらのピアノは最初の二人とは天と地の差ほどの違い。この人もやはりショパンの曲を選んでいたのですが、同じ作曲家のものを、同じ場所で、同じピアノを使っているとは思えないくらい、緩急もあって、曲としてまとまっている演奏でした。この人への拍手が一番大きかったな。

あ、そうそう。客席でひとつハプニングがありました。私たちのいた席から、小さな通路をはさんで向かいに座っていた女性が、途中、大きなくしゃみをしたんですね。で、それを抑えようと、ハンカチを口に当てていたんですが、そこへさらに大きなくしゃみが。それをこらえようとした瞬間…!
      ×××!!
どうやら、抑えようとしたくしゃみは、口とは(体の)反対側から出てしまったようです(^^b
これがまあ、女性にはお気の毒ですが大きな音で(*_*;
通路の向かい側という「特等席」だっために、私たちの列の人たちは笑いをこらえるのに必死です。誰かがようやくこらえても、他の人たちの体が揺れるもんだから、その振動が椅子を伝ってきます。で、また笑がぶり返す。正直言って、この間、どんな曲が演奏されていたのか、まったく記憶にありません。

司会進行とか、ちょっとお粗末な面が目立った公演でしたが、最初のリサイタルだということが原因なのだとしたら、これから良くなるんでしょう。ただ、下手な演奏はやめてほしいな…。中国の伝統楽器を聴けたことはうれしかったんですけどね。

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