自己紹介

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血液型…A型/ 星座…牡牛座/ 性格…頑固な保守派/ 得意なこと…セリフの暗記/ 苦手なこと…手先を使うこと、音符を読むこと、整理整頓/ 口癖…あら、まあ!

2009年5月31日日曜日

ヴォイス・トレーニング

声を出すのが大好きな私。とにかく話すのが好き。

自分でも比較的明瞭に話すほうだと思っているし、職場では、教師として聞きやすい話し方を指導する授業まで担当しています。

でも、一つコンプレックス。。。きちんとした指導を受けた事がない。

演劇のワークショップに参加したり、教師としての話し方について4回シリーズの講座に参加したり、ヴォイス・トレーニングの本を買って勉強したりはしていたのですが、「私」に合わせて指導してもらったことはないんですよね。
以前参加した4回シリーズの講座も、受講生が20人くらいで、声や発音で悩んでいる人たちがたくさんいたせいか、「あなたは少し低音ですが、聞きやすいですから大丈夫ですよ」で片付けられ、ほとんどアドバイスはもらえませんでした。

そしてこの数年、声についてちゃんと勉強したい!!という思いが膨らみ・・・

「新しいことを始めて、自分自身に変化を起こそう!」と思った34歳。
都内某所にあるヴォイス・トレーニング・スクールの体験レッスンに行ってきました。

行って最初にびっくりしたのは人の多さ!話し方を勉強したいという人、多いんですね・・・。
来校者アンケートを書いて、待っている間にちょっと見回してみると、いかにも声の小さそうな細っこい男性が多い印象。視線も下に向きがち?(もちろん女性もいましたし、体の大きな男性もいました)

マンツーマンレッスンの学校ということで、フロアには小さな防音室がいっぱい。へえ~、こういうところでレッスンするんだ~。
防音室に入ると、やっぱり外とは耳に入ってくる音の質(?)が違うので、微妙に緊張してくる・・・。

「じゃあ、ちょっと呼吸を見ますんで、言うとおりに吸ったり吐いたりしてください」
講師の言うとおり、息を吸ったり吐いたり。普段から比較的腹式呼吸の癖のある私。このへんは結構自信あり。
「腹式呼吸、意識されてます??」
「わりと普段から、こういう呼吸が多いです」
「ああ、それはいいですね~」
息を吐くときに、「目の前にケーキがあって、ローソクの火を消すつもりで息を出してください」というイメージしやすい指導は参考になります。

そして声を出してみる。
「自分が大きな声が出ると思う高さで、“お~い!”って向こうに呼びかけてください」
「お~い!」
「頑張りましたね」
「いや・・・頑張ったというか、仕事の時にはこういう声を出すので。30人くらいを相手に話すことがあるので」
「ああ、なるほどね・・・。ちょっと喉が絞まっていますが、声量はありますね。これからは喉を絞めずに話す練習をしていきましょう」

続いて、滑舌。
「じゃ、僕の真似して言って下さい。早さもそのままで」
「ハイ」
①「お・あ・お・あ・お・あ・・・」(「あ」の時には前歯を見せた状態にするのがポイントらしい)
②「ら・な・ら・な・ら・な・・・」
両方とも結構速いスピードで言うんですね。①は唇のトレーニングだそうです。②は舌。
まず①をやってみる。
「体験レッスンでここまであっさりとやってしまう人も珍しいですよ。そんなに唇は動かない人が多いんで」
「はあ・・・」
続いて②。こちらは途中で綺麗な音にならなくなり、「ら・な」であるべきところが最後だけ「ら・ら」になってしまう。
「最後、やっちゃいましたね」
「難しいです。。。」
「でも、普通の人はもっと早く“ら・ら”になったり“な・な”になったりしますから、できてるほうですけどね。話し方を聞いていても、聞きやすいですし」
悔しい~!家で練習して、できるようになるぞぉ~!(授業にも取り入れさせていただきま~す)

そして文を読む。
テキストを渡され、比較的長めの一文を読まされたのですが、どんな文だったか忘れちゃったな。
つまずかずに読めた~!と思ったけれど、講師からは「早口ですね。ゆっくり話すにはもう少し腹筋を使って」というアドバイス。
ゆっくり話せるようになるのに、腹筋を使う??
思ってもみなかったアドバイス。詳しくは実際に申し込んでからゆっくり練習していきましょう~!とされてしまうのが体験レッスンの悲しいところ。

さらに、「ここからここまで読んでみてください」と示されたいくつかの単語。具体的なのは忘れてしまったのですが、「あ行」から始まる言葉が5つくらいでした。
何の練習かわからないままにとりあえず読んでみると・・・
「ああ、うまいですね~」
・・・何が?
「語末が聞こえなくなってしまう人は、一つの言葉を言った後に口を閉じて音を切ってしまうんですね。でも、ひょんさんは口を開けたままでキープしていらっしゃいますね。最後の音と同じように口をあけておくと、音が残るので、聞いている人にも切れて聞こえないんですよ。読み方にリズムもあるし、聞きやすいですねぇ」
へえ~!これは勉強になった!!
養成講座で実習を担当しているとき、文末や語末が消えてしまうような発音をする受講生が多くて、どう指導すればいいんだろうかと悩んでいたんですよ!「文末・語末まではっきり!」と言っても駄目な場合はどう伝えればいいんだろうかって。
なるほど・・・。
「今の、すごく勉強になりました!!」
自分自身の話し方はこういうところが問題ではなかったくせに、解説を聞いて大喜びしている私に講師は苦笑。

腹式呼吸はできるけれど、話すときには喉を絞めてしまう私は、まずはその部分から指導していただき、話し方については更なる明瞭さを求めてトレーニングしてもらうことになりました。

同じ学校で、どうやら歌の方もレッスンがあり、歌にも興味はある私なのですが、両方やるのはキツイので、とりあえずは仕事に直結している方をしっかりやろうと思います。

ファン心理

今日、久しぶりに会った友人(トンハさんファンの一人)が、「役者さんのブログに、トンハさんの話題が出ているよ」と教えてくれました。
友人と別れ、家に帰る電車の中でさっそく教えてもらったブログをチェック。

トンハさんととても親しい方のようで、時間のあるときにはお互いの家を行き来し、今回のトンハさんの帰国に際しても、空港まで見送りに行っていらっしゃいます。
で、そこで知ったファンの知らないトンハさんのちょこっと情報。

トンハさんは洗濯するときには「ダウニー」を使う。

どんな洗剤を使っているかなんていう生活感あふれる情報、全然手に入らないでしょ?(^0^)
ついでに、この方とトンハさんとの出会いのエピソードが傑作!
男同士で飲みに行った時にも香水をつけているトンハさんに、最初はゲイ疑惑を持っていたとか!(そもそも、トンハさんに初めて話しかけられた場所が、ジムのお風呂だったそうなんです。これが疑念に拍車をかけていたわけですが…。お風呂でいきなり知らない人に話しかけてしまうトンハさんがまた面白い)
最近あまり感じないけれど、以前はよく出待ちで会えた時などにふわっと漂っていたトンハさんの香水の香りを思い出しました。
あの頃、自分も(男性用だから使いはしませんが)、同じ香水買っちゃったことも…。。。

ファン心理って、傍から見たらどうしようもないものですよね。どんな洗剤を使っているか知って嬉しくなっちゃったり、同じ香水を買い求めてしまったり…。

今、「コイツ、今度はダウニーの洗剤を買おうと思っているだろう?」と思った人~??

今のところその予定はありませんが、仮にどこかで見かけたりなんかしたら、衝動買いする可能性100%です!!ハハハ……

トンハ・オッパ、ごめんね。ファンもここまで来ると、イタイよね…。

2009年5月30日土曜日

スヌーピー

「意外だね!」とよく言われる(・・・なんでだ?!)のですが、私はスヌーピー好きです。
とはいうものの、マンガが苦手な私は原作の「ピーナッツ」は読んでいないんですけどね。スヌーピーのあの面長なところがたまらなく可愛い!

先日、中国語の先生に「スヌーピーは中国語でどう言うの?」と聞いたら、「shi nu bi」という返事が返ってきました。もちろん中国語ですから漢字になっているわけですが、音だけ聞いても漢字はわからない。ということで、どう表記するか書いてもらうと・・・

「史努比」

なんたること!!
スヌーピーの可愛さのかけらもないこの表記!!
努力家の武将みたいな印象じゃありません??

カタカナ表記も、他の国の人からみたら味気ないんでしょうが、漢字には意味があって、日本人は漢字の意味に対するイメージが既にあるだけに、この表記にはショックが大きい・・・。

会社で同じくスヌーピー好きの上司に見せたところ、上司も「え~!」と不満げ。(なぜかメモしていましたが)

中国語は外来語も漢字表記せざるを得ないのですが、意味に関係なく音だけで表記できる平仮名やカタカナは、こういうときに便利かもしれませんね。イメージが崩されることが少ないですから・・・。

2009年5月24日日曜日

日本語教育学会 春季大会

日本語教育学会に行ってきました。
学会自体は昨日、今日の二日間なんですが、私が参加したのは今日だけ。
場所は千葉県。新浦安駅から徒歩10分くらいの明海大学浦安キャンパス。(遠かった…)

10時20分からまず聞いたのは国際交流基金関西国際センターの方々の発表―「インドネシア人介護福祉士候補者を対象とする初級からの専門日本語教育研修プログラム」です。
私自身は看護師や介護福祉士に教える機会は今のところないのですが、やはり日本語教育界の新しい挑戦の一つですし、そのコースデザインや課題を知っておきたかったのです。

続いて10時55分からは武蔵野大学の方々の発表。私が今回一番聞きたかった「ビジネス日本語教育へのシニアサポーター導入の試み」。養成講座でビジネスがらみの理論科目を担当している以上、最新の動きをつかんでおかなければなりません。

次は(会場で一緒になった上司が「養成部門にいるんだから聞いていけ」というので参加した)「海外における日本語教員養成―タイの教員養成課程改革を中心に―」。(“中心に”ではなく、タイの話ばかりでした)
この発表はタイだけのことでしたが、「今後の取り組み」として挙げられていたように、他の国での教育と比較してみたいところです。

そして最後に日本語能力試験の改訂について。日本語教育関係者は、やっぱり逃せない内容ですよね。
新しいタイプの問題について、1・2問ずつ紹介され、その目的などが説明されました。
7月中旬に問題サンプルとガイドブックが web上で公開されるそうです。漢字・語彙・文法のリストを一般向けに出版することはしないことになったので、その問題サンプルを使って対策を行なってほしいとのこと。…本当にそれで大丈夫なのかねぇ…。
とりあえず、配布された資料に出ている内容と、私が今日メモできた範囲で問題のタイプを書いていきますね。今回参加できなかった方の参考になればと思います。

<文字・語彙>1.漢字読み 2.表記 3.語形成 4.文脈規定 5.言い換え類義 6.用法
◆「語形成」の問題。(N2レベル)
Q:あの小説の最後は( )場面として知られている。
 1.名 2.高 3.良 4.真
Q:新しい商品を売るために、彼は毎日忙しく飛び( )いる。
 1.たって 2.ちって 3.まわって 4.かかって

<文法>1.文の文法 2.並べ替え 3.文章の文法
◆「並べ替え」の問題(N5レベル)
Q:きのう、( )( )(★)( )。 ※★の箇所に入る言葉を答える。
 1.買いに 2.日本語の 3.行きました 4.辞書を

◆「文章の文法」の問題(N3レベル)
Q:山の上で朝日を見るために、夜中も歩かなければなりませんでした。登山の途中で【  】と思いました。なぜかと言うと、夏でも富士さんの上のほうは本当に寒かったし、予想よりも…(これ以降はメモできませんでしたが、不満を持つような内容が続いていました) 
1.いつか行こう 2.とうとう来なかった 3.やっと帰れた 4.もう帰りたい
※一つ一つの文法ではなく、文章中で把握できることがらを問うているわけですね。

<読解>1.内容理解1 2.内容理解2 3.情報検索
◆「内容理解」の問題(N4レベル)
これはある程度の長さのある読解文でしたので、写せるはずもなく。問題としては、同じ話題のことについて書いてある異なる新聞記事(AとB)を二つ読んで、後の問に答えるというもの。
Q:AとBのどちらの記事にも触れられているのはどれか。
Q:Aの筆者とBの筆者はそれぞれどのような立場を取っているか。(つまり、「Aは批判的だが、Bは中立」とかいうことを答える)

<聴解>1.課題理解 2.ポイント理解 3.概要理解 4.即時応答 5.統合理解※「概要理解」はN4とN5にはありません。
◆「課題理解」の問題(N1レベル)
これもまとまりのある男女の会話を聞いて答えるものなので、細かくは書けませんでした。紹介されたのは、「災害時に必要なものリスト」を見ながら、夫婦が家にあるものをチェックし、何を買い足さなければならないかを相談している会話でした。
【リストの内容】(ア)水(3リットル) (イ)非常食 (ウ)薬 (エ)ラジオ (オ)乾電池
【会話内容の概要】
「水」については、「家には6リットルあるよ」と一旦は言うのですが、「3人家族だから、やっぱりもう少し買い足そう」ということになります。
「非常食」も、「家にあるね」と言いますが、「ちょっと待って。これ、賞味期限切れているよ」という展開で、買い換えることに。
「薬」と「ラジオ」は「これは大丈夫だね」と、比較的あっさりと終わります。
「乾電池」は「ラジオはあるけれど、電池は新しいのを使おう」と提案されます。
Q:男の人は、何を買わなければいけませんか。
※答えは「アとイとオ」という選択肢を選びます。

◆「ポイント整理」の問題(N3レベル)
Q:女の人が贈り物をする時に気をつけていることは何ですか。
 1.きれいな紙で包む 2.後で使えるもので包む 3.かわいいプレゼントを選ぶ 4.役に立つプレゼントを選ぶ

まずQの部分が流され、その後しばらく間が空きます。受験者はこの時間に選択肢を読み、どのような話がされるかを予想するのだそうです。読解ではないので、読む負担を考慮して、間はやや長めに空けられます。それから問題文(女性の独白でした)が流されます。細かいことはメモしていませんが、
「最近のプレゼントはとてもきれいな紙で包まれていることが多いけれど、ほとんどの包み紙はごみになってしまうので、とても勿体ない。だから私は後で使えるように、可愛いハンカチなどで包むことにしている」
といった内容でした。
この問題は、日常生活でも、聞き手の関心事が予めはっきりしている場合、そこに焦点をあてて話を聞くということを想定して作っているのだそうです。

◆「概要理解」の問題(N1レベル)
大学の講義のようなまとまりのある発話を聞き、内容のポイントを答えさせる問題でした。
Q:この授業で取り上げるのは、どのようなものですか。
問はこんな漠然としたもの。しかも、問題となる発話の後で問が流されるので、要注意!発話全体の内容を聞きとらせることが目的だからですが、なかなか難しい問題です。

◆「発話表現」の問題(N5レベル)
イラストを見ながら、場面や状況に合う表現を瞬時に選ぶ問題。紹介された問題は、二人の男性が話していて、一人が相手の辞書を指差しているような絵でした。(問題の対象である人物がわかるように、発話者には→がつけられていました)
Q:友達の辞書を使いたいです。何といいますか。
 1.この辞書、もらっていいですか。
 2.この辞書、使わせてください。
 3.この辞書、いいですよ。

◆「即時応答」の問題(N5レベル)
「発話表現」が話を始める人の発話について問うものに対し、こちらは応じる表現を選びます。また、「即時応答」の方には、イラストはありません。
Q:お国はどちらですか。
 1.あちらです。
 2.アメリカです。
 3.部屋にいます。

今回紹介されたのは以上です。
今後の新しい情報は http://www.jlpt.jp/ で発表されるそうですので、参考にしてください。

以上、学会の報告でした!

学会に限らず、もうちょっと外に勉強に行く機会を増やそうと改めて思いました。やっぱり刺激は大事だわ。
余談ですが、脳を若く保つには、刺激が大事だそうです。こうしていろいろな人の話を聞いて最新情報を仕入れるのは、仕事にも使えるし、脳のアンチエイジングにも役立つだろうし、一石二鳥ってわけですね!

2009年5月20日水曜日

お祝い


夜、会社の人達と飲みに行きました。
上司が行き付けの店だったんですが、上司が店員に「この子が誕生日なんですよ」と伝えただけで、いろいろとサービスがありました。サービスで出してくれたもの、結構高そうなものもあったなぁ〜。(写真はサービスの一部)

店員さんみんなから「おめでとうございます!!」と言われ、逆に申し訳ない気分に。しかもお金は上司のおごり。
いつもこんなにしてくれないけど…どうしたのかな?
ま、あまり勘繰ってもしかたがないから、素直に喜んでおこう。

そして1年が経った・・・


Happy Birthday to me!


…と、自分で自分を祝ってみる。

日付が変わって5月20日。

今日は私の誕生日です。


34歳になっちゃいました。


去年の誕生日は、朝から通勤電車が止まって大変だったんですよ。

結局授業に間に合わなくて、代講を立ててもらったんです。

「1年のスタートがとんでもないことになった」って思ったもんです。

でも、1年経ってみると、なんだかんだと面白かったな。いろいろあったし。


さて、これからの1年は何が起こるかな。

変化が起きてほしい…と他力本願していないで、自分で変化を起こさにゃいかん。


友達から、プレゼントにお花をもらいました。きれいでしょ。

家に花があるっていうのは、いいもんだ。

2009年5月17日日曜日

クワイア ボーイズ

ちょっと前にNHKのBSで放送していた番組です。(再放送のようですが)
自分がよく「熱血」と形容され、それが気に食わないせいか、テレビなどでも熱血教師の物語はあまり好きではないのですが、この番組には引き込まれてしまいました。

スポーツの名門ランカスター校(イギリス)に、一人の教師が9か月のみの任期でやってきます。
「歌うこと」を忘れている学校に合唱団を復活させようと奮闘するのです。「歌はカッコ悪い」「男のすることじゃない」などなど子供たちの反発は大変なもの。でも「実は歌うことが好き」という子どもやキラッとした才能を見せる子供たちに歌の魅力を伝えようとし続けるんですよね。
その熱血ぶりは私の好むものではないのですが、私が惹かれたのは歌うことにより、子供たちがどんどん変わっていったこと。かっこ悪いはずの歌が、いつの間にか彼らの誇りになっていたこと。歌うときの礼儀正しさと、「お母さんを喜ばせたい」という子供らしい本心を堂々と語る変貌ぶり。
任期を終えた先生が去った後、合唱団がどこまで存続できているのか、その後のことは番組内では言われませんでしたので、わかりません。
でも、「歌」によって子供たちは変わりました。その姿は私が追い求めている「何か」にとても近いものでした。

今の心さえ忘れなければ、あの子たちはきっと曲がらない…

「歌」と「音楽」。
人の心には音楽が大事だし、体には歌が大事。
荒んだ心に潤いのある音楽を。
うちにこもる体には、歌による解放を。
心の教育の一環として、音楽を取り入れたら、いいのにね。
道徳の勉強も大切だとは思うけれど、心を解放する方法を教えることも大事だよね。

でもその前に、教師たちも歌と音楽を楽しまなくちゃ!

2009年5月16日土曜日

「グラントリノ」

タイフェスティバルからの帰り、駅へ行ったら電車が止まっていました。どこかで人身事故があったそうです。
駅には人が溢れ、電車が動いてもかなりの混雑であろうことは容易に想像できました。
混んでいる電車に乗るのは嫌だから、どこかで時間を潰せないか…と考えながら駅を出ると、映画館の看板が見えました。

そうか、イーストウッドの映画が見たいと思っていたんだったっけ…。

子供の頃から、なぜかイーストウッドが主演している映画はよく見ていました。そろそろ役者は辞めて、監督に専念したいというイーストウッドが、脚本に惚れ込んで主演したという「グラントリノ」(もちろん、自分で監督もしています)。これは見ないわけにはいかないでしょう!!

やっぱりイーストウッドが好きそうなヒューマンドラマでした。
(この先、ネタバレあり。ご注意ください)

朝鮮戦争の記憶を引きずり、有色人種に対する偏見を持ち、子供にも孫にも嫌われている堅物のアメリカ人の老人が、見えてきた自分の死をどのようにするかを決断、実行する物語。死を間近に感じた彼が、孫くらいの年齢の離れたアジアの少数民族の姉弟と心を通わせ、自分の死を彼らの為に使います。
スーツを仕立て直し、散髪をして葬式に備える。庭の芝刈りをし、妻の遺言を守って教会へ懺悔(この懺悔の内容は、観客が予想していたであろう、戦争の記憶ではありませんでした!!見事な脚本です)に行き、今まで屋外で吸っていた煙草を屋内で吸い、自分が心残りがないようにする。
見ている時はその行動が何を意味するか、全てはわからないようになっている考え抜かれた脚本と、イーストウッドの重みのある演技。悲しく美しい人生終焉の物語です。

パンフレットの中に、イーストウッドのインタビューがあったんですが、その中で、インタビュアーが今回の主人公ウォルトはハリー・キャラハン(昔の主演映画「ダーティ・ハリー」の主人公)の年老いた姿なのでは?と言うと、イーストウッドは笑って、「僕はそうは考えなかったけれど」と答えるんですね。私はこのインタビューを上演開始前に読んだんですが、実際に映画を見てみると、なるほどと思える。ハリーがウォルトと同じ状況になったとき、同じような判断をするのではないかと。

ただの「物語のきっかけ」としか取れなかったシーンの一つの動きが、ラストでも重要な役割を果たします(「観客を騙す」という意味で)。新人の脚本家だそうですが、恐るべき才能です。

映画館で目を真っ赤にして泣いていたのは、私だけではないはず!

この作品、ぜひ皆さんに見ていただきたいです。

今日は充実した土曜日を過ごした気分です。
急なハプニングも、有効に使えば感動が手に入りますね…。

タイフェスティバル

代々木公園で開催されているタイ・フェスティバルに行ってきました。
いや〜、すごい人でした!!友達に言われて、一応レジャーシートを持って行きましたが、座る場所なんてありゃしない。

いろいろな店が屋台を出しているので、「今度はあの店に行ってみよう」なんて感じで、面白かったです。食べ物はだいたい一人前500円。シンハービールは一缶400円。
タイ風の焼きそば("パッタイ"と言うんでしたっけ?)と、鶏肉を焼いてスイートチリソースをかけたものと、グリーンカレーを食べました。そして昼間からビール(^O^)
でも、さっきも書いたようにすごい人なわけです。仕方ないから、すべて立ち食い。。。

こういうのにはめったに参加しないので、楽しかったです。お腹もいっぱいだし。
疲れましたけどね。

明日はお天気悪そうだから、屋台もお客さんもたいへんだな。

2009年5月10日日曜日

ただいま

ソウルから無事に戻って来ました。
旅の話というより、宿の話が・・・。
私が旅をするとき、いつもはあまり「宿」に重きをおかないんですね。どうせお風呂に入って寝るだけだし。
でも、今回はちょっと違いました。
2007年に韓国へ行ったときは旅行会社のフリープランのツアーでした。
空港まで迎えに来てくれるし、ホテルのチェックインも随行員がしてくれました。
それが今回は一人。
急に思い立った旅でしたし、1泊しかしないし。
中国だったら、それでも宿は安いところを適当に選ぶんですが、韓国はそうはいかない。韓国語も英語もしゃべれないもの!!
ということで、今回の第一条件は「日本語(もしくは中国語)が通じるスタッフがいる」こと。
次は「地下鉄の駅から近い」こと。つまり、人に道を尋ねなくても辿りつける場所であること。
劇場は地下鉄2号線の「恵化」という駅から歩いて7分くらいのところにあります。つまり、地下鉄で行動することが多くなることが予想されるので、地下鉄の駅から近いことは重要なんです。
そんな条件で空室のあったのが今回のホテル。「ベストウェスタンプレミアホテル国都」。
これまでの私の旅では過去最高のお値段でしたが、今回の旅を考えると、やむを得ない。
パスポートの色を見ただけで、ロビーのスタッフが日本語で話してくれ、チェックインも楽でした。(夜、暗証番号で開閉する金庫の番号がわからなくなり、助けを求めました。その時も日本語で対応してくれ、ありがたかったです)
部屋に入ったとたん、一人で「おお~!」と声をあげてしまいました。
だって部屋が広くてきれいで、豪華な感じだったんだもん。思わず写真に撮っちゃいました。(このくらいのホテルにいつも泊まっていらっしゃる方には、この感動はわかりますまい)
ダブルベッドで、一人ではもったいない感じの広さ。昨日の夜はここで、トンハさんの笑顔を思い出しながら寝ました…。しあわせ~。
韓国の地下鉄にも慣れたし、次回はもうちょっと楽かな。
次回っていつだよ!!・・・今の私は、夏の「42nd Streets」を観る気満々。
だって、トンハさんが「7月もありますよ」って優しい顔と素敵な声で言うんだも~ん…。(すみません、今、すっかりトンハ病が再発して、バカになっています)
次の作品の劇場は江南にあるそうです。行ったことない地域だけど、頑張るもん。

「初恋探し株式会社」


ソウルで公演中の「初恋探し株式会社(キム・ジョンウク探し)」を観に、ソウルに来ています。
今日のキャストはマチネもソワレも同じ。(パク・トンハ、チョ・ミド、チェ・テフン)
2007年の時からは、キャストだけでなく舞台装置、衣装、演出が変わっていました。韓国人の友人いわく、歌詞もちょっと変わっているそうですが、私は聞き取れないので。

ヒロインのミドさんは新人だそうです。コメディに適した表現力がありますが、如何せん若い。トンハさんより10歳くらい若いんですよ。この二人の恋愛って…。しかも、ヒロインが初恋の人(=キム・ジョンウク)と出会ったのは7年前!おいおい、当時何歳よ(^^b

それからマルチマン。今回の人も面白いんですが、動きながら歌うと、声量がなくなってしまう。この点、前回の人は安定していたのになあ~。


マチネ、私の席は下手側の最前列。目の前で何度もトンハさんが歌ってくれ、ドキドキしっぱなし。カーテンコールでは、1、2列目の何人かにキャストが握手してくれるんですが、優しいトンハさんはここで私に右手を握手のために差し出し、左手の中指をちょっと立てて、「気付いてるよ」というようなサインを出してくれました(^0^)
ソワレは逆に上手側の前から2列目。この席ではカーテンコールでトンハさんの握手はもらえません。しかし…。
劇中、マルチマンと二人で客席に振ってくるシーンがあるんですね。下手側がマルチマン、上手側がトンハさん。で、ここでトンハさんの手は真っ直ぐ私を指すではありませんか!!何か言って、返事を聞くように耳に手を当てて待っているんです。…トンハさん、私はその質問自体、聞き取れないのに…。(そもそも誰に振っても答えないので、通じない私をターゲットにしても、支障はないんです)
海を渡って遠征した客への、トンハさんからの精一杯のプレゼントです。

終演後、出待ちしていた私と友達(チケットを手配してくれた韓国人)のところに来てくれたトンハさん。「いや~、びっくりしました。夏休みですか?」と。前回、11月末だったのに夏休みだと私が言ったので、今回は早めの休みだと思ったようです。
私「いいえ。今日来て、明日帰るんです」
トンハ「え、そうなんですか!?…前も来てくれましたよね」
私「そうですね。あれ以来のソウルです」
トンハ「7月もありますよ」
私「はい。来られるかわかりませんけど。…来たいですけどね」
トンハ「たくさん楽しんで帰ってくださいね。あ、パンフレットは?」
私「ああ、あります。(サインしてもらいながら)トンハさん、韓国語で話しかけられても、問いかけの意味がわかりませんよ」
トンハさん「うん、そうかなと思って、いじってみました」
私「あれ、何て言われたんですか」
トンハさん「"あなたはどう思いますか"というようなこと」
私「ああ、そうだったんですか〜!」

こんな感じでした。
ファンにできる限りの精一杯のサービス。 何度も「ありがとうございます」って言ってくれましたが、こちらこそ、ありがとうございます!!

トンハさん、大好きだぁ~!!!!

2009年5月8日金曜日

燻製


今日は弟の誕生日。

プレゼントは、以前東急ハンズで見かけて「これしかない!」と決めていたもの…家庭用の燻製器にしました。

最近、弟は妙に料理に凝っていて、いろいろ試したがるのです。燻製は、前に何かの番組で紹介していた「フライパンと茶がらで作れる燻製」なるものに挑戦して、とんでもなくまずいものを作ったことがあるんですね。味見した感想は「煙草を食べているみたい」ってなぐらい。で、興味があるなら、ちゃんとしたものが作れるように買ってあげようと思ったんです。


意外に高かったんですが。。。喜んでくれたので良しとします。


で、さっそく作ってくれました。ソーセージの燻製。


ヒッコリーのチップを5g入れて、網を敷き、その上に具材をのせる。蓋をして火にかけ、弱火で10分。その後、保温容器に入れて20分→できあがり。
「イージースモーカー」という商品名の通り、本当に簡単。

蓋を開けて、二人で「おお~!」
ちゃんとできてる。
さっそく食べてみて、再度二人で「おお~!いいね~!」
美味しいんですよ、これが。
大喜びの弟、「次はチーズを買ってこよう!そのあとはスペアリブだな」と野望(?)は広がる。
姉からのプレゼントでこんなに喜んでくれる30歳男子、そうそういませんわね。

そこへ父が帰宅。お酒が飲みたかったらしく、自分で焼酎を買ってきていました。
当然、父にも食べさせようと、再びとりかかる弟。
何だか楽しい家族団らんでした。

2009年5月6日水曜日

『告白』

湊かなえ/著の『告白』を読みました。
本屋の店頭で「いちばん売りたい本! 本屋大賞 第1位」とデカデカと書かれていたのに惹かれて、現代作家の本はほとんど読まないのに買ってしまったものです。(買ったのはちょっと前のことで、本棚に入れたまま忘れていたのを、ふと思い出して読んでみたのです)

小説的にいえば、面白いんだと思います。どんでん返しにつぐどんでん返しで、どういう終わり方をするのかはまったく想像つきませんでした。
どの登場人物の心情も理解できるし、まさに現代社会を映したような本です。一つの事件を様々な立場から描き、その行きつく先を告白調で明かしています。

確かに新人作家らしからぬ才能がある。それを評価されていることについては、まったく異論はありません。

ただ、読み進めるに従って、私の中で激しく拒否する気持ちが起こってきました。

本屋大賞で1位になった作品はその後の映画化などが予想され、ヒットすることが約束されたようなもの――どこかのテレビで言っていました。

これを映画化する?!冗談じゃない!!

この「冗談じゃない」には、二つの意味があります。
一つは、映画化には向かないんじゃないかと思うこと。映像化してしまうと、さまざまな立場から描かれるそれぞれのエゴなどが見えにくくなってしまうから。これがその小説の大きな特徴なのに。芥川龍之介の『藪の中』と同じ。

もう一つの意味は、無意味な少年犯罪や無差別犯罪をなくしたいという気持ちから。
この小説ではまったく解決にはなりません。別に作者は解決しようと思っているわけではないでしょうけれど、この作品の最後の一章(第六章)は特に希望を絶望にたたき落とすようなものです。
これを映像化した場合、どういう人が影響を受けるでしょう??
不安を煽られる人がいるか、図に乗る人がいるかです。

第六章さえなければ・・・??いや、煽られる不安はどこからだろう??
もっと前から。第3章あたりから・・・?

私たちが心に留めておかなければならない事柄が含まれている一方、危険な感じもしてしまう小説でした。。。

でも、読む人によって感想は様々ですからね・・・。

2009年5月4日月曜日

豆乳

今日は朝からしっかり起きて、ちゃんと食べ物も食べられるくらいになりました。
調子に乗って運動までしちゃいましたが、やっぱり食べられなかった日が続いた後は、体がすぐ疲れてしまいますね…。

食事は摂れていますが、やはりお腹にやさしいもの、そして健康的なものをと考えて、「豆乳」に注目してみました。
豆乳をそのまま飲むことはできないんですね、私。なんだか抵抗があって。
でも、湯葉は好きだし、豆腐も好き。豆乳も多少なりとも火が通って、他のものと混ざっていたりすれば大丈夫。
ということで、昨晩は豆乳粥。今日は高菜入り豆乳ドリアを作りました。

豆乳粥は以前、母が作ってくれたものを食べて以来、好きになりました。普通のお粥よりも食べやすい。
ドリアは今日、勝手に作ってみました。
冷ごはんをグラタン皿にしいて、ひたひたに豆乳を入れる。そこに高菜を混ぜて、ちょっと醤油をたらして味付け。
上からバターを少しと、粉チーズをかけて、オーブンで焼く。
簡単だけど、結構おいしい。油は上にのせたバターと粉チーズだけだから、とってもヘルシー。
ガッツリ食べたい人には向かないけれど、病み上がりの私にはちょうどいい。

ゴールデンウィーク、おかげさまで健康的に過ごせています。

2009年5月3日日曜日

長寿の秘訣

木曜日から体調をくずし、金曜日、土曜日とほとんど何も食べられない状態で、しかも会社は遅刻&早退をさせていただいて授業のときだけ会社にいるという迷惑な社員だったのですが、今朝、ようやく復活しました。
と言っても、まだ風邪気味ではあるんですけど。
職場が職場なんで、インフルエンザか?!と周りを心配させましたが、咳も出ないし、熱もそこまでは高くないし。
ただね、、、吐く物がないのに吐き気があって、胃酸ばかり吐いているというのはツライものです。
受講生にまで心配かけてしまいました。みなさん、すみません。

体調の話はさておき・・・

今日は本当はYさんと横浜の開港150年記念博に行こうとか言っていたんですが、こんな体調なので取りやめてもらい、家でぐうたら過ごしています。
で、テレビを見ていたら市村正親さんがナビゲーターで、長寿の秘訣を紹介する番組がやっていました。

沖縄はずっと長寿で知られていたそうですが、最近は食生活が変わり、メタボが増えてきて平均寿命が短くなってしまったそうです。
やっぱり食生活が大事だ!というようなことを何度も言っていました。

ヒトには長寿遺伝子というものが本来、備わっているようなのですが、これは必要がなければ活性化しないそうです。
長寿遺伝子を活性化するためには、食事を抑えることが必要とか。
つまり、食べ物が豊富にあると、遺伝子をわざわざ活性化しなくても生きられると体が判断してしまうので、あえて食事を抑え、「飢餓だ!」と体に判断させれば、子孫を残すために生きようとして、長寿遺伝子を活性化するのだとか。

なるほど。
番組内で紹介された長寿の人々も、みんな比較的小食。そして体を動かしている。

腹7分目と適度な運動。食生活は野菜を中心に。

…わかっているけど、できないんだよなぁ~・・・。