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血液型…A型/ 星座…牡牛座/ 性格…頑固な保守派/ 得意なこと…セリフの暗記/ 苦手なこと…手先を使うこと、音符を読むこと、整理整頓/ 口癖…あら、まあ!

2009年11月10日火曜日

旅のお話~富山編~

11月7日、富山へ行きました。東京から上越新幹線「たにがわ」に乗ります。
新幹線を見るのって、わくわくする。(小学生の男の子のよう…)
9時44分東京発。途中、越後湯沢で特急「はくたか」に乗り換え。
「たにがわ」は比較的すいていたんですが、「はくたか」は結構人が多かったです。乗り心地は良かったですが。

13時40分、富山着。
友人が迎えに来てくれていました。
彼女に会うのは何年ぶりかなぁ~。たぶん4年くらい経つんですよ。4年前、彼女のお父さんが亡くなったんですが、その時以来かな。だから、お父さんが亡くなって落ち込む彼女のそばにいた男性と電撃結婚したという連絡は受けても、ダンナには会ったことがなかった。相手は15歳も年上で、しかもバツイチ。同居はしていないけど子供が3人。そんな情報を聞いたら、ちょっと引いてしまったところもあるんだけど。正直なところ。

久しぶりに会って驚いた!今年、病気をして入院したという話は聞いていたんですね。一気に老けてしまって、とても私と1歳違いとは思えない。性格とか笑顔は短大時代の「大きな少女」のままなんだけれど。前歯はすべて入れ歯になっているし(私と会うときには外しているもんだから、余計に老けて見える)、髪質も肌も35歳とは思えない。何の病気だったのか聞いたら、腎臓の近くに肉腫ができてしまい、腎臓ごと取ってしまったんですと。いやいや、びっくり。学生時代はすごい酒豪だったのに、まったく飲めなくなってたし。

学生時代のノリで一日中二人でしゃべり倒して、夜の10時ごろ、お仕事の終わった彼女のダンナとご対面。友人は「ダンディなんだよ。かっこいいんだよ」と散々言っていたのですが、いかんせん、私と彼女は好みが違いすぎるくらい違うので…。う~む。私の中では「ダンディ」の範囲にも、「かっこいい」の範囲にも入らない。。。
でも、話していて面白い人だったし、彼女を大事にしているのもわかったし、彼女がダンナを立てているのがいい効果を生み出しているのもわかったし。この二人はお似合いなのかな、と思いました。
精神的に弱くて、性格的にも「大きな少女」の彼女には、このぐらい年の離れた人の方がいいのかも。身体的にも、精神的にも(精神科には今でも通院)子供を産んで育てることができない彼女だから、相手にはすでに子供が3人いて、これ以上欲しがらないというのも条件としてはいいのかも。(ダンナが年に1回、子供に会いに行ってしまうのは、自分の知らない世界に行ってしまうようでツライって言っていたけど)

それにしても、友人がダンナをひたすら立てて、崇めている姿は勉強になりました。相手の悪いところは他人には絶対に言わないようにしているって言ってた。
「結婚相手の悪口なんて、人には言えないよ。だって自分のために一生懸命やってくれているし。これは私の義務なんじゃないかな。だから、“うちのダンナって信じられない。嫌になっちゃうの”とか言っている人の方が信じられないと思うよ」
そう彼女は言っていました。

正直ね、この友人は学力的には決して「頭のいい」人ではないんです。漢字の読めなさ加減なんて、一緒に雑誌の立ち読みしていて、笑っちゃうくらい。外見的にも超美人でもない。病気をしてからは特にね。でも、男性が「この子のためなら」って守ってあげたくなるところがあるんです。それは単に可愛くふるまっているというより、男性を立てることで、相手のプライドを刺激するのが上手いということなんです。ダンナを信じて、尊敬して、必死に付いて行っている。だから1回結婚に失敗したダンナも、彼女とならうまくやれると思ったのでしょう。
友人の幸せそうな姿が見られて嬉しかったのと同時に、彼女から結婚生活のポイントを具体的に指導してもらったような気がします。

この日にとまったのは富山マンテンホテル。なぜここにしたかというと、岩盤浴があったから。独身最後のこの旅は、ちょっと贅沢にしようと思ったんです。このホテルは料金的には別に贅沢ではないんですが、温泉と岩盤浴が両方あるのは魅力でしょ。
久しぶりの岩盤浴。なかなか汗が出なかったんですけど、のんびり考え事をしながら温まりました。

翌日、朝食はホテルのバイキング。窓際の席で、雄大な立山連峰を見ながらの食事に大満足していたのですが、途中で「朝日がまぶしすぎる」という他のお客さんからのクレームを受けた店員さんがブラインドをおろしてしまいました。。。私はまぶしくても山が見える方が良かったのに…(泣)

食後、友人がホテルに迎えに来てくれる前に、少し散歩しました。ホテルの脇を流れる川沿いの道の紅葉が綺麗で、その川に沿って歩いていたら富山城址公園に出ました。
富山城って小さいんだ。。。(ちょっとがっかり)
しかも公園は工事じていて、趣にやや欠ける。

散歩にはいい日でしたが。

お昼は友人と一緒にダンナの働いているホテルへ。(ダンナはホテルの料理人)

ランチビュッフェでした。美味しかったんですが、食べている間中、友人が「ほら、シェフが出てきたよ。やっぱりかっこいいよね~。あのシェフ姿がまたいいんだ~」とおノロケ連発。あまりやられるとさすがに閉口します。だって私は好みじゃないんだもの。。。

15時ちょっと前に友人と別れ、越後湯沢へ向かう電車に乗りました。
ちゃんと食べて、ちゃんと生きろよ、と言いたくなるようなガリガリの彼女と別れるのはちょとつらかったのですが、私が長居したところで彼女の体調がよくなるわけでなし。彼女を大事にしてくれるダンナが付いているんだから、任せるしかないよね。

越後湯沢へは、予定通りローカル線の旅。

北陸本線で直江津まで行き、そこで「ほくほく線」という暖かいんだか寒いんだかよくわからない名前の電車に乗り換えます。
北陸本線では、今の大河ドラマで出てきたような駅名がいっぱい。「直江津」だってそうですよね。そのほかに「魚津」とか「滑川」とか。

写真だとちょっとボヤけてて見えないかもしれませんが、直江津の次の駅って春日山なんですよ。これも大河ドラマでしょっちゅう出てきた地名ですね。

私は今流行りのいわゆる「歴女」ではありませんが、歴史上に出てくる地名と同じ場所にくると、やっぱりわくわくします。

19時ごろ、ようやく越後湯沢着。
特急に乗れば2時間くらいで行けてしまうところですが、4時間くらいかかりました。
でも、この4時間、私にはとっても貴重でした。いろいろと考え事ができたから。
何を考えていたかは秘密で~す。

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