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血液型…A型/ 星座…牡牛座/ 性格…頑固な保守派/ 得意なこと…セリフの暗記/ 苦手なこと…手先を使うこと、音符を読むこと、整理整頓/ 口癖…あら、まあ!

2010年11月17日水曜日

としま未来文化財団 設立25周年記念コンサート

数日前、夫に「演奏会があるんだけど、行く?」と聞かれ、何の演奏会かわからないままに「行く」と答えました。
合唱の場合も「演奏会」という表現をするので、どうせ所属している合唱団がらみの何かだろうと思ったんです。

で、昨日、池袋の東京芸術劇場大ホールで行われたコンサートに行ってきました。
「としま未来文化財団」という財団が今年で設立25周年ということで、その記念に行われたものです。そこで指揮をされる方が、夫に指揮を指導した(夫は合唱団ではテノールですが、指揮もしていました)先生だというつながりでした。
会場で仕事を切り上げてきた夫と待ち合わせ。
夫「出演者にミュージカル俳優がいるみたいだよ。岡…なんとか」
私「岡幸二郎??」
夫「そうそう」
私「あの人、声は凄く出るよ。歌うの、ミュージカル曲かな。ミュージカル曲は上手いけど、普通の歌だとイマイチな人なんだよね…」
夫「へえ。知らんけど」(まったく興味なし)

コンサートの第1部はオペラやクラシックの曲。
最初が「アイーダ」の「凱旋行進曲」から始まったんですが、この曲ってトランペットが重要な役割を果たすわけですよね。舞台上にいるオーケストラの方々は上手いんですが、客席の方にもいた助っ人の管楽器集団(東京音大の有志)がちょっと…。指揮に合ってないし。
この凱旋行進曲は私らの結婚式でお色直し後の入場で使われた曲なので、私にはある意味“思い出の曲”。下手なトランペットにちょっと悲しくなりました。
でも、歌は藤原歌劇団(日本のオペラ劇団)の方々なだけあって、聞きごたえ充分!さすがだなぁ~。

第2部は様々なジャンル。
子供たちの合唱あり、歌謡曲あり、ミュージカル曲あり。
指揮をされた坂本和彦先生は、昨年の天皇陛下即位20周年セレモニーでの指揮をされていたそうで、その時の曲も演奏されました。
歌謡曲のゲストは秋元順子さん。
4曲あったんですが、この時だけはここがNHKホールかと勘違いしそうなほど歓声が飛び、手拍子なんかも起こっていました。この部分が聞きたくて来た方も多かったんでしょうね。
そしてミュージカル曲のゲストは岡さんと和音美桜さん。
まず和音さんが「エリザベート」の「私だけに」。音は安定していて綺麗に出ます。実際の舞台でシシィ役をしていた人たちより歌は上手い。でも、何だか元気に溢れていて、雰囲気ゼロなんですよね。だから、「綺麗な声」とは思っても「上手い」とは思いにくい。
それから岡さんとデュエットで「ウェストサイド物語」から「トゥナイト」。何年か前にトンハさんと英語版で歌った時の方がよかったな。四季の訳での日本語歌詞だったのも興ざめした一因かも。
次に岡さんがレミゼの「Stars」と「チェス」(日本未上演)の「アンセム」の2曲。
レミゼの曲はさすがに歌いなれていて、いい感じ。岡さんの声を活かせる歌なんだろうな。和音さんの歌に無反応だった夫をはじめとする合唱団の仲間たち(数人来ていた)も、岡さんの声には「ほぉ…」って感じ。ああ、トンハさんの声を聞かせたい…。

コンサートの最後は「としま未来祝典ファンファーレ~豊かなる島からの賛歌」と題されたオーケストラ曲。
曲はすごく壮大で素敵だったんですけど、最初に登場したあの下手な管楽器集団がここでも登場。カンベンしてよ。。。

終演後、会場でもらったレミゼのチラシを夫が見ているので、岡さんに興味が出たのかと思い、「チケット取ろうか?」と聞いてみたんですが、「いや、いい」の一言で片づけられました。

さて、私たちと一緒に聞いていたお腹のチビちゃん。
最初のオペラ曲と、最後のミュージカル曲には盛んにぽこぽこ・ぐりんぐりん反応していたんですが、真ん中の子供たちの合唱と歌謡曲には驚くほど無反応。
私「赤ちゃん、音楽好きみたい。反応してたよ」
夫「まあ、まだ細胞の頃から聞かせてるからね」
私「でもね、秋元さんの歌にはまったく反応しないの。曲と曲の間に少しぽこってするくらい」
夫「え?…選り好みするようじゃ困るなぁ」
私「考えてみたら、家で歌謡曲聞かせたことないんだよね。聞いたことないジャンルだから反応しないのかも。オペラもクラシックもミュージカルもたくさん聞かせてるでしょ」
夫「そんなもんかなぁ…」

まあ、チビちゃんの好みっていうより、私の興味の度合いが影響を与えただけかもしれませんけどね。
このコンサートに私を連れて行ったのは、私に聞かせたいというより胎教のつもりだったような感じの夫。早くも反応の違いを顕著に示す我が子に呆れ顔。

夫の真意がどうであれ、私は久しぶりに岡さんの歌声を生で聞いたし、ベートーヴェンの第九(歓喜の歌)を大迫力で聞けたし、新婚旅行で観た「椿姫」からの歌も歌われたしで、満足したんですけどね!

やっぱり生演奏はいいです。

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