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血液型…A型/ 星座…牡牛座/ 性格…頑固な保守派/ 得意なこと…セリフの暗記/ 苦手なこと…手先を使うこと、音符を読むこと、整理整頓/ 口癖…あら、まあ!

2010年9月13日月曜日

はじめての喰い違い

旦那と出会って1年半。初めて二人の希望が喰い違い、「話し合い」をしました。

以前から旦那は「妊娠したらダウン症の検査をしてほしい」と言っていたんですね。何せギリギリとはいえ“高齢出産”なので。
で、妊娠当初は私もその方がいいと思っていたんですが、つらい悪阻や出血による安静生活を乗り越え、安定期を目前にした今は意見が変わってしまいました。

だって、せっかくここまで流産に気をつけて過ごしてきたのに、どうして流産のリスクがある検査を敢えてしなければならないんでしょうか?確かに高齢出産の範囲には入りますが、まだ35歳になったばかりなんです。

染色体の異常を調べる検査には何種類かありますが、血液検査のように子供には何のリスクもない検査ならしてもいいんです。でも、お医者様に「血清マーカー検査をしたいんですが…」と言ったら、「本当に知りたいなら、あれは役に立たないよ」と言われてしまいました。つまり、ちゃんと知りたいなら羊水検査をしろと。
ただ、羊水検査は流産の危険性が0.3%あるわけです。高齢出産によるダウン症発生率も0.3%。ダウン症を心配するなら、この検査による流産の危険も心配するのが当然ではありませんか!

ここで意見は「母」と「父」という立場の違いが表れました。

自分の体内で子供を育てている私には、子供の命を危険にさらす可能性がわずかでもあれば、その行為に踏み出すことができないのです。
一方、体外に出てから育てることを考えている旦那は、「ダウン症の子供を育てる余裕がない」と言います。彼の気持ちもわかるんです。わかるから以前は同じ意見だったんですから。(旦那の職場に、ダウン症のお孫さんを持つ方がいらっしゃるそうです。ご家族の苦労を直に聞いているだけに不安なんでしょう)

「でも、もし異常がないのに流産しちゃったら??」(そもそも大きな筋腫により、流産しやすいと言われている身体です)
泣いて訴える私を見て、旦那は「ちょっと考えさせて」と黙ってしまいました。
それから3日間。私は一切その話を出さないようにし、お腹の赤ちゃんに話しかける姿も彼には見せないようにし、そっとしておきました。
でも、旦那のいない昼間は、お腹に向かって「お母さんが守るよ。元気に育ってね。春に会おうね」と言い続けていました。
旦那はその間に、実家のご家族にも相談していたようです。

そしてこの週末。

「子供のことだけど…」
食事中に旦那が話を切り出しました。
「家族とも話したんだけど、運を天に任せようって話になった。その代わり、エコー検査で何か異常が見えたらすぐ言って」

初めての喰い違いは、旦那が私を優先してくれました。
どちらが悪い、間違っているというわけではない問題でしたから、優先してくれた彼には感謝しています。
元気な赤ちゃんを産まなければ!
新たにそう決心したひょんでございました。

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