自己紹介

自分の写真
血液型…A型/ 星座…牡牛座/ 性格…頑固な保守派/ 得意なこと…セリフの暗記/ 苦手なこと…手先を使うこと、音符を読むこと、整理整頓/ 口癖…あら、まあ!

2010年12月5日日曜日

子供の名付け

実家に荷物を取りに行った夫が、「名前の本を渡されたよ。これの通りに付けろって」とお姑さんから本を借りてきました。
『正名法秘録』という全3冊。昭和14年に書かれ、中を見ると旧漢字に旧仮名遣い。これ読むの?3冊全部??
住む家の場所やら引っ越しの時期やらを厳密に制限しているお姑さんですから、子供の名付けについても何か基準があるだろうとは思っていたのですが、こんなにたくさんあるとは!!

実際に読み始めると、思ったほど時間はかからないんですが、書かれていることを全部守るのかと思うと、1冊読んだ時点でうんざり。
気にしなきゃいけないことって、画数だけじゃないんだ…。

人には天職があるから、それに合った名前を付けろ?…お腹の中の子の天職なんかわかるかい!

天(名字の一文字目)の画数が大きくて、地(名前の一文字目)の画数が小さいのが「天大地小」と言って、自然の理にかなった名前だとあるのに、良い名前の例に「芳澤謙吉」ってあるのはなぜ??(私の旧姓みたいに天の画数が少ない時にはどうすりゃいいんだ?)

漢字も、読み方によって木性・火性・土性・金性・水性に分かれ、その組み合わせによって性格が決まるとな。(ちなみに私の名前は「木性・土性」の組み合わせ。これは名字との組み合わせが良ければ「温厚にして慈悲心深く、友情厚く充分なる活動力ゆ有して女性の如く優しい性格の人となるもの也」らしいですが、名字との組み合わせが悪ければ、「毒にもならず、薬にもならぬ。所謂意気地の無きものとなる。故に人の煽動に乗ぜられ、刑難刑罰にかかる怖れあるもの也」と散々な書かれよう…)
夫の名前を考えてみると、実業家に向いているとされる名前の組み合わせになっていて、ご両親が彼を会社の跡取りにしようと考えていらしたことがうかがえます。

さて、私が1冊読んでいる近くで夫も別の1冊を読んでいたわけですが、読みながらぶつぶつ言っているのが面白い。
「いい名前ってことになってる人だけど…この人、確かA級戦犯で処刑されたはずだけどな。…こいつは暗殺されたし…。いいのか、これで」
歴史に詳しい旦那様。
この本が書かれた6年後、日本は戦争に負け、混乱するわけですよね。本が書かれた当時は活躍していた人の運命がガラッと変わってしまうわけで(^^;

ぶつぶつ言いながらも、彼は1時間くらいは画数やら何やらメモしながら考えていましたが、「やめた。訳わかんねぇ」と投げ出してしまいました。
おいおい…。。。
ま、私も1冊読んで飽きたから、人のこと言えないけど。
年末年始の宿題だね、これは。。。

0 件のコメント: