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2012年1月30日月曜日

子育てとは…

昨日、生後11ヶ月と1週間にして、我が家の息子はようやくハイハイで前進しました。
8ヶ月くらいにはハイハイする子が多い中、身体が大きくて重いからか、本人の性格からか、ゴロゴロ転がってばかりでハイハイしないのが新米母ちゃんの悩みの種でした。
まあ、いつかはするだろう…。ハイハイせずに立っちゃう子もいるらしいけど、それは嫌だなぁ…なんて思いながら眺めていたんですけど、ホッと一安心。

今朝のNHK「あさイチ」では、「怒らない子育て」を紹介していましたけど、その中に出てくる悩めるお母さん達の例を見ていると、「頭硬いなぁ」と思っちゃいます。
・子供を産んで、仕事を辞めた。→育児で自己実現をしようと、さまざまな情報を集めて奮闘→思い通りにならない。→ストレスで倒れる。
・子供を怒鳴ってしまう。→自分は愛情が足りないのかと悩む。→周りのママ友は嬉々として子育てしているように見えるので、相談できない。

子育てが本の通りになるんだったら、とっくにその本は世界中で大ベストセラーになって、著者の開く子育て教室は大繁盛していますわ。で、世の中は似たような子供ばかりになっているはず。
本屋に行って見てください。「子供はほめて育てる」というようなタイトルの本の近くに、「子供をほめすぎるな」とかいう本もあるから。
「天才はこうやって作る」なんて本を書いている人の子供が天才なのか教えてください。
いわゆる「天才」といわれる人の親について取材して、それをまとめただけかね?

我が家の息子だって、本の通りにはなっちゃいません。
ハイハイの開始は遅い。でも、早くから「太鼓の中心をバチで叩く」なんてことはできる。
今は本が大好き。毎日一人で30分くらいは絵本を眺めています。
大人のしぐさの真似は、ここ2週間くらいでようやくするようになりました。
ハイハイしないから、親の後追いもしない。
育児書の「発達グラフ」に当てはめたら、結構ずれていますよ。

私もいくつか本は読みましたけど、育児書を読む時って、ある程度余裕…というか、「あくまでも参考までに」という気持ちが必要だと思うんですよね。
どういう本であれ、決して盲信してはいけないと思います。
本に書いてある方法を実践して、その通りになれば儲けモノってくらいの余裕が欲しいですね。

今朝の番組で紹介されていた人の例。
泣いている子供をあやしながら、泣く理由を考えていると、実家の母が遊びに来て、「ああ、それは○○ね」と泣いている理由をポンと言い当ててしまった。→「私は母親なのに、わからない…」と悩む。

こんなこと、子供産んで実家にいた時、しょっちゅうありましたよ。でも、「私は母親なのに…」じゃなくて、「さすが、経験豊かな人は違うよなぁ」って母親を尊敬しましたけどね。だって、母親っていわば「先輩」でしょ。比べて落ち込むことはないでしょう!!
仕事をしていた頃、養成講座の受講生が、入学して1週間くらいで「先生たちのようになれそうにないから、退学します」とか言ってきたことがあって、部長があきれていました。「私たちは10年以上この仕事をしているんですよ」って。
それと同じですよね。
特にうちの親は超個性豊かな4人組を育てているし、孫もうちの息子で5人目だから、いろんな経験しているわけですよ。子育て初心者の私が比べて落ち込もうなんて、30年早い。

もうひとつの例。
「私は愛情が薄いんじゃないか」と悩む人。
そうやって悩むからいけないんですよ。一瞬でもそう思ったら、克服する努力をすりゃいいんです。
実を言うと、私は息子を産んで最初の何週間かは、産む前に思い描いていたような愛情が持てなくて、自分でびっくりしたんです。「思ったほど可愛くない…。私って母親失格?」なんてね。
その後、私は意識して息子を「可愛いちゃん」と呼び、「今日も朝から可愛いねえ」「泣いても可愛いよ」など口に出し続けました。
言霊の力です。口に出せば、そうなるんです。
よく、「夢は口にすれば現実になる」とか言うじゃないですか。
夢じゃなくてもそうです。
今では、「どうしてそんなに可愛いの!」って本心から毎日言えます。(言いすぎて、親に笑われています)
産む前に思い描いていたものなんて、現実を知らない空想というか、妄想ですからね。それと全く同じものが現実に起こりうるとは限らないわけで。
でも、それで悩んで終わりじゃなくて、そうなるようにすればいいんです。
努力すべきところは自分でする。
助けてもらわなきゃいけないところは助けを求める。
それが大事です。

仕事でそれまである程度の地位を築いた人は、仕事と同じ評価を得ようとするみたいですけど、そんな馬鹿な!!
子育てって、それまでの仕事の経験がほとんど活かせないくらい未知の作業でしょ。
すぐに仕事の評価と同程度のものを得られるほど甘くないですよ。
子育てをなめちゃいかん。
「私ならできる」とか根拠のない自信は危険。(でも、怖がりすぎるのも危険)

常に工夫と挑戦が必要。
自分のやり方が正しいのかなんて、今はわからない。
柔軟さとぶれない信念を併せ持たなければいけない仕事。
それが子育てだと思います。

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