2012年2月26日日曜日
「オペラ座の怪人 25周年記念公演inロンドン」DVD
ロンドンで行われた「オペラ座の怪人」25周年記念公演のDVD。
いや~、素晴らしかったです。
かっこいい!の一言に尽きます。
実のところ、私は劇団四季が上演している日本版があまり好きではありません。
「劇団四季オペラ座の怪人は凄いらしい」なんてCMしている癖に全然凄くなくて、観た時は詐欺だと思いました。
劇場が小さいからか迫力ない(小ささを活かした臨場感もない)し、歌のレベルも低いし、演出もちゃちいし、生演奏じゃないし。
最初のシャンデリアが初めて姿を現すシーンで既にシラケていました。
でも、このロンドンの記念公演は凄かった!
25周年の記念公演なんて特別な舞台だから、キャストの上手さは言うに及ばず。
会場の広さを活かしたダイナミックな舞台装置。特にあのシャンデリア!!
鏡や電光掲示板も上手く使っていて、DVDなのに圧倒されました。
1幕の最後なんて、あまりにすごくて口をあんぐり開けて見ていました。
ラスト近いシーンで、ファントムがか細い声で「クリスティーヌ、アイ・ラブ・ユー」って歌うところでは泣いてしまいました。
「オペラ座の怪人」がらみの作品は、映画と劇団四季のウェーバー版、来日公演でケン・ヒル版、大沢たかおをはじめとする役者たちが美しい音楽を台無しにしてくれた「ファントム」の3種類を観ているのですが、泣いたことはありませんでした。今回初めてです。
ファントムの人が上手いからというより、そのシーンに来るまでの全ての場面の素晴らしさが影響しているんだと思います。
そして、終演後のフィナーレのまた素晴らしいこと!!
「オペラ座の怪人」ファンの方、ウェーバーのファンの方は必見です。(詳しくは書かないでおきます。詳細を調べずにご覧ください)
ああ、生で見たかったなぁ。
ミュージカルに対する関係者の愛が詰まった舞台でした。
2010年12月27日月曜日
2010年12月26日日曜日
もし「エリザベート(東宝版)かるた」を作ったら…
い「いとこのシシィに一目惚れ」または「一体なぜだ、ルイジ・ルキーニ」
う「生まれが悪いわ、必要なのは皇后教育」
え「エーヤン、エーヤン、エリザベート」
お「お前の命奪う代わり、生きたお前に愛されたい」
か「革命家集まるウィーンのカフェ」
き「君が恋しい、側にいたい」または「君の手紙、何度も読んだよ」または「君の美貌が力になる」
く「国を見ろよ、外国に構うより」
け「結婚は失敗だ、愚かな選択だ」
こ「皇后の務めは全てを王家に捧げること」または「皇后はギリシャのコルフ島にたどり着く」
さ「最後のダンスは俺のもの」
し「自慢の黒髪に、ついに白髪が一本」
す「全て通そう、君の希望」
せ「背中を流すのは温かいミルク」
そ「それがいい、エリザベート」
た「退屈しのぎにぴったり、皇室ニュース」
ち「違います、陛下が言うはずない」
つ「強く厳しく冷静に冷酷に」
て「テロリストはどこだ!?」
と「ドイツが狙っている、帝国の分裂」または「飛ぶがいい、カモメよ。嵐の時も側にいよう」または「トート閣下はご機嫌斜めだよ」
な「何も言うな、処分は追って沙汰する」
に「二十世紀はドイツ人のものにする」または「二隻のボートのような私たち」
ぬ(募集中!)
ね「猫を殺して勇気を試す皇太子」
の「望みが多いエリザベート」
は「母上はもういない、帰っておいで」または「ハンガリーの王冠が待つ」
ひ「一人で勉強に励む皇太子」
ふ「不幸さえも切り売りしてるよ、したたかだぜ」
へ「ヘレネがオーストリア皇后に!」または「陛下が私を裏切るなんて!」
ほ「本当にあなたなら良かった」または「僕はママの鏡だから、僕の思いすぐにわかるはず」
ま「ママも僕を見捨てるんだね」または「毎晩同じ質問ばかり100年間も」
み「みんな、王宮前広場に集まれ!」
む「息子は自由と叫んだだけ」
め「“女狐め!”怒りに震える皇太后」
も「もう一人だけで飛べるわ。自由になるのよ」
や「闇が広がる。人は何も知らない」
ゆ「許せない、王宮から出ていくわ」
よ「よく見て。私が皇后エリザベート」または「黄泉の帝王トート閣下。またの名を“死”」
ら(募集中!)
り「立派な式、長い説教の結婚式」
る「ルドルフ、お前はこの新聞を知っているか」または「ルキーニ、早く取りに来い」
れ「列車を乗り継ぎ、次はどこへ?」または「霊廟から蘇る死者たち」
ろ「ロミーはピチピチ。タチアナはダイナマイト」
わ「我らを導け、エーヤン、ルドルフ」
を「男は男、皇帝も」
ん(募集中!)
いかがでしょう。
皆さんの2010年「笑い納め」にお力添えできれば幸いです(^0^)
2010年11月10日水曜日
「モーツァルト!」育三郎君バージョン
キャストが発表された時点で、彼ならこの役が似合うだろうと思っていましたが、やっぱり似合ってました。
どことなくアッキー(中川晃教)のヴォルフを思わせるところがあり、よかったです。アッキーよりは大人な感じがしたけど。まあ、アッキーは本人が天才だから、それが役に活かされていましたが、育ちゃんにはもちろんその部分はありません。
歌い方はイズミン(泉見洋平)に似ています。裏声の使い方とか、ビブラートのきかせ方とか。
私はこれまで育ちゃんの舞台はレミゼと「サ・ビ・タ」を見ていたんですが、今回初めて彼は演技も上手いことを知りました。
ヴォルフガングがだんだん精神的に不安定になっていくところが特に。これはアッキーよりも、もちろんヨッシー(井上芳雄)よりも上手いと思いました。
今日は高橋由美子と市村さんの声の調子があまり良くなくて残念でした。「終わりのない音楽」なんかは、いつももっと感動できるのになぁ。
祐さんと圭吾さんは相変わらず楽しそうでした。コロレド大司教がトイレに行きたがるシーンはいつも以上に爆笑モノで(^O^)
シカネーダーの「私が誰だかご存じか」の言い方も、妙に訛ったりして。
このお二人にはいつも楽しい思いをさせていただいています♪
いや〜、今日も楽しかった!
これからチケットを取る方、育三郎君バージョン、オススメです☆
2010年9月20日月曜日
瀬奈じゅんさんの「エリザベート」
帝劇に来るのも「レベッカ」以来。
今回は初めて瀬奈じゅんさんの演じるエリザベートを楽しみにしていました。
彼女は歌の人ではないと聞いていたのでちょっと心配していましたが、思ったよりきちんと歌えていて良かったです。彼女のエリザベート、好きだな。もちろん、涼風さんのほうが上手いけど、今回のキャストにいないんだから、仕方がない。(やっぱりトートダンサーの若い子とデキちゃったのがマズかったのかな…?)
瀬奈さんは地声で歌うのがちょっとキツイので、もう少し裏声を上手く使えるようにすればもっと安定するんじゃないかな。声量はあるけど、声が伸びないのが残念。全体的に頑張っていたけれど、「私が踊る時」は歌いこなせていない。最後の「すべてこの私がえ〜ら〜ぶ〜〜」っていうところなんて、あまりに早く彼女の声が切れてしまうので、一緒に歌っていた祐さんの声だけが残っておかしな感じ。ハモるところは終わりを揃えてくれなきゃ…。演じ方としては、シシィの強さが出ていて良かったです。王宮がいかにも窮屈そうで。で、立ち向かおうとするけれど、疲れ果てて気持ちが死に向かう…っていうのがわかる。
贅沢を言わせてもらえば、強い中にもトートが惚れてしまうような色気が欲しかった…。(微妙にまだ男っぽい)
その点、朝海ひかるさんは見た目からしてものすごく可愛らしいし、色気があっていいんですよねぇ~。
祐さんは「レベッカ」の時よりはるかに調子が良さそうで安心しました。トートの曲は歌い易いのか、今回はトリプルキャストだから体力的に余裕があるのか。…両方かもね。
とにかく、「最後のダンス」なんて聞き応え充分で、ご本人も気持ち良さそうだったのが印象的。
エルマーが岸祐二さんになり、今さん以来の安心して聞けるエルマーになりました。岸さんは熱い役が似合うから、これは適役ね!
11月から「モーツァルト!」があるため、アンサンブルの方々が結構変わっていましたが、そのことによるマイナスは感じませんでした。むしろプラスが多かったんじゃないかな。
いや〜、やっぱり劇場はいいですね♪
楽しかったなぁ。
ただ、2幕は先日亡くなった友人を思い出してしまうシーンが多く、いつになく号泣してしまいました。「パパみたいに(リプライズ)」「僕はママの鏡だから」「死の嘆き」「夜のボート」をよく2人で歌っていたので、それを思い出しちゃって…。
エリザベートに自分を重ね合わせていて、先日自ら命を絶ってしまった友人です。彼女はきっと死によって安らぎを得たんだろうと信じていますが、残された方としては、やっぱり悲しいですからね。
そんなことで、2幕の後半は眼鏡をかけていられないほど涙を拭くのに忙しくなってしまいました。
笑って泣いて音楽に感動した3時間。
きっとお腹の赤ちゃんにもいい影響になるかな(^O^)
2010年4月13日火曜日
「レベッカ」(帝劇バージョン)
久しぶりの帝劇、久しぶりの観劇。まさに感激!(ダジャレ?)
祐さんのカッコよさに久しぶりにやられました…。
マキシム、かっこよすぎる!!!!!!!!!!!
久しぶりに私の中の「大好きランキング」1位に返り咲きました。
まあ、そもそも私にとってこの世で最もかっこいい人は今も昔も山口祐一郎なんですけどね。今日観ながら、改めて祐さんは宇宙一かっこいいと思いました。
ただね、これは見た目の話で。
ミュージカルファンとしては、今回の祐さんはあまり高く評価できない。
ここ数年、歌唱力が落ちてきているのが否めない祐さん。マキシムの歌は高音が多く、メロディも転調が多くて難しい。以前の祐さんだったら、もっと聞きやすい歌い方ができただろうに、と思うと残念です。高音はキツイし、全体的に「歌を聴かせる」ものになっていないんですよね。相手役の大塚ちひろちゃんが頑張っているだけにねえ…。祐さんはもちろんいつも丁寧なんだけど、今回はそれではカバーしきれない衰えを感じてしまいました。
せっかく歌が増えたのに…。
歌は2か所増えました。一つはマキシムが「わたし」の純粋な様子に心惹かれる様子を歌った曲。
もうひとつは曲が増えたわけじゃなくて、これまで祐さんが登場はしても歌わなかった部分に歌が入ったんです。ラストの「事件」から20年後のシーンで、祐さんにソロがあります。(登場の仕方も少し変りました。以前は白髪が交じった鬘をかぶっていただけですが、今回は杖をついています。まあ、歳の差カップルなわけですから、20年後のマキシムが若々しくすたすた歩いてくるよりはいいよですよね)
この2か所は、マキシムの心境がわかりやすくなっていいと思いました。ただその分、芝居全体が「サスペンス」から「ラブ・サスペンス」になりましたが。
祐さん以外のキャストについてもちょっと。
禅さんがよかったです。初演も良かったんだけど、初演以上にフランクがレベッカをどう思っていたかが表れている演技で。(フランクを理解するなら、原作を読まれることをお勧めします)
歌もいつも通り素敵だし。「それが妻として望みうるすべて。どんなすごい美女よりも~」って「わたし」に対して歌う「誠実さと信頼」がありますよね。今日はあれを聞いて涙が出てしまいました。あまりに上手くて。
圭吾さんも、初演に比べると抑え気味で良かったかな。いや、彼が抑え気味というより、ハコが大きくなった分、彼の大げさな演技が目立たなくなっただけなのかも。「持ちつ持たれつ」っていうファヴェル唯一のソロ、あそこがあまり浮いて見えなくなった。
それから今回の新キャスト。
まずは涼風さん。ダンヴァース夫人は、シルビアさんの印象があまりに強くて、涼風さんの歌い方に馴れるまでに少し時間がかかりました。彼女のダンヴァースは…人によって感じ方は違うでしょうが…「レベッカを想い続ける自分に酔っている」感じがしました。この役には「恐ろしさ」は必要だけれど、「妖艶さ」はいらないと思うんですよね。でも妖艶な表情がそこかしこに表れるから、「もしかしてレベッカとデキていたのか?」と同性愛までをも疑わせてしまう。それはこの役においてはいらない発想だと思うんだけれども。
でも、彼女が「レベッカ、帰ってきて~」と歌うのを聞くと、涙が出そうになりました。(低音は男役っぽい)
次にtekkanさん。実はこのキャスト変更も楽しみにしていた一つなんです。はるパパさんが嫌いなわけではありませんが、「どういう設定だよ!」って言いたくなるようなお歳だから…。オープニングの「わたし」が過去を回想するシーンに、マキシム以外のみんなが出てきますよね。あそこでのtekkanさんがとっても可愛い雰囲気を出していたので、私が(原作から)イメージするベンに近いなぁって嬉しくなりました。ただ、実際に劇中に登場すると、演技がちょっとね…。やっぱりはるパパさんはベテランの演技力だったんだなと思います。ベンは病的なところの他に、怪しさと純粋さが必要です。子供っぽさとずるさもね。tekkanさんはまだそれらの複雑なところを併せ持つベンにはなっていない。レベッカに対する恐怖と憎しみ、「わたし」に対する甘えをもうちょっと出せるといいね!
そして、大きく変わった舞台装置や照明についても言及しておかなければ。キャストよりもこっちが楽しみだったんだもん。
初演のシアタークリエでは、幕にマンダレイの門の様子が描かれていて、客入れの時点で「そこにはマンダレイの世界が広がっている」って感じだったんですよね。それが今回は緞帳にあの「R」という文字が浮き上がって描かれているんです。あのマンダレイの門、好きだったのになぁ~と思ったんですが、幕が上がるとそこには絵ではなくセットとして作られたマンダレイの門が。あ、そうか。門を作ってしまえる大きさなんだもんね。
全体的に広くなったので、これまで廻り舞台で場転していたところが必要なくなり、暗転の回数も減った(ように思う)のは良かったです。ダンヴァース夫人が「わたし」を海に飛び込むように追い詰めるところとか、セットが組まれた分、状況がわかりやすくなりました。それに加えて映像が効果的に使われ、波や炎などが視覚的に見えるようにされていたのも良かったと思います。
そうそう、姿は観客の想像にお任せの「レベッカ」の影が、時々屋敷の中に白く現れますので、これから観る方は要注目!
「わたし」の怯えがより強調されるので、いい演出だと思います。
細かいことかもしれませんが、2か所残念に思ったところがあります。
一つ目はマキシムの姉のベアトリスが「わたし」から相談を受けたあと、「人知れぬ孤独、誰にも見せない…」と歌う「何を悩む」のシーン。初演は暗い中、伊東さん扮するベアトリスにだけスポットが当たっている中歌われていたんですが、今回は後ろに緑の映像。自然の多い地域の平和な家庭にいるということはわかるけれど、歌詞の内容は決して明るいものではないのだから、初演のように暗い中で歌った方が彼女の苦悩も見えやすいんじゃないかな。
もう一つはマンダイが火事になるシーン(「炎のマンダレイ」)。祐さんが「すべて消えてしまえ!」って歌うところ。その直前の炎が初演よりもずっと迫力があっていいんですが、マキシムが歌出すと消えて暗くなってしまうんですね。それがもったいないな、と。マキシム以外の人が退場するようになったのはいいと思うので、それはそのままで、ついでに照明(炎)も燃えたままにして、マキシムが崩れ落ちようとしている燃え盛るマンダレイの前で「すべて消えてしまえ!」って歌った後に暗くして、崩れ落ちる音とその中のダンヴァース夫人…という風に描いた方が迫力があるような気がします。せっかくの大きな舞台だし…。
舞台装置とともに、衣裳も少々豪華になりました。基本的には変わらないんですが、目立つのは仮装舞踏会のシーン。面白いところにお金をかけるな、と思いましたが、舞台が広くなったから衣裳も派手にしないといけないんですかね。
仮装舞踏会のシーンと言えば!
これは1幕最後のシーンになるわけですが、「わたし」のドレスを見たマキシムが怒って立ち去った(初演では立ち去らなかったように思いますが)後、ダンヴァース夫人とアンサンブルの皆さんで「レベッカ~!」って歌いますよね。あそこのシーン、人々が「わたし」に詰め寄っている中でヴァン・ホッパー夫人だけ離れて立って、祈るように手を組み合わせていますね。これって何の意味があるんでしょう??
詰め寄っている人々はすでに役柄は関係なくアンサンブルというかセットのような役割になっている中で、彼女一人が「ヴァン・ホッパー役」のまま。これってなぜでしょう?別にその後、この役が活躍するわけでもないのに。
この演出は解せない。
ところで、今日、ロビーで一つ発見。「レベッカ」のハイライト盤CDが出ました~!
もちろん、さっそく買いました。スタジオ録音です。(涼風さんも参加しています)
ただ、私が欲しかった曲がない…。
まずはマキシムの「凍りつく微笑み」。これが欲しかった祐一郎ファンは多いんじゃないかなぁ~。東宝さーん…、入れてよぉ。
それからフランクの「誠実さと信頼」。数少ない禅さんの曲なんだから入れようよ。。。
そしてベアトリスの「何を悩む」。今回出演の女優陣の中では群を抜いて上手い彼女の歌がないなんて!(もちろん、シルビアさんも涼風さんも上手いんだけど)
個人的には「なぜそれが好き?」と友人に聞かれるんですが「レディなんて柄じゃない」(ミセス・ヴァン・ホッパーが最初に歌う曲)も大好きなんですよね。覚えられた部分だけですが、この2年間、よく歌っていました。
と、不満だらけではあるものの、もちろんこれを書いている今も部屋で流しています。
ちひろちゃんが歌っている「永遠の瞬間」が覚えたくて。歌詞がいいですよね。「好きな時に会えるように瓶に詰めて…」っていうところ。祐さんマキシムを瓶に詰めておいて、好きな時に開けて会えたら、そりゃあもう幸せでしょうよ!
…と、まあ戯言はおいといて。
何だかんだ書きましたが、今回の「レベッカ」、もう一度観に行こうと思います。今度はシルビアさんの回でね!
2010年2月21日日曜日
「火の鳥」ファイル公演
久しぶりで面白かったです。
…が、今のキャストさんたちと、まだちょっと息があっていないかな?
トンハさんが、というより、全体的に。
それとも1日2公演で疲れているかな?(特にブチと茜丸にそう感じました)
全体的に2年前の7月(西宮公演)の方がレベルが高かった。
でも、意外な収穫も。
橘緒兄を岡村雄三さんが、吉備真備を平野進一さんが演じていらっしゃったわけですが、このお二人のコンビが良い!!
特にね、平野さんの吉備真備は中国かぶれのヘナヘナしたエリートって感じがするんです。岡村さんの橘緒兄は、以前の椿さんより癖が少なく、しっくりくるお芝居でした。声量は椿さんの方があるけれど。
それから、役人が男性に戻って良かった。「直ちにかかれ!」なんて台詞、女性では迫力ないもの。
新しい速魚については…う〜ん。。。声が不安定な感じ。それでも歌はまだいいんですが、芝居が…あんまり上手くない。
「お前は都のことを何も知らないんだね」のくだり、あまりに何のニュアンスもなくて驚いてしまいました。ベテランそうに見えるんだけど、そうでもないのかな。
そして、トンハさん。
痩せたかんじ。スマートでかっこいい。
2年前より、普段の優しい声の比率が高いかな。
トンハさんの我王を見ながら、「やっぱりこの人、好きだぁ〜」と惚れ惚れ…。何見てんだか、私。。。
でもね、これからまた当分会えないでしょ。
今日は作品よりもトンハさんを見に行ったんだもの!
トンハさんの歌声にすっかり酔ってしまいました。
久しぶりに出待ち。
時間的にもうこれ以上待てない!!という時、やっと出てきました。
私の顔を見たとたん、「おめでとうございます」と…!
何で知ってんの??
「誰が言ったの」と周りのファンに聞いてみても、反応なし。するとトンハさん。「あちこちから。テレビでも見ましたよ。有名人ですから」
…トンハさんらしいお答えをありがとうございます。
でも、トンハさんに言っていただけて、嬉しかったです。
そんなこんなな出待ち。
私の観劇は一度だけ。
でもトンハさん、最後まで頑張ってください。
そして、韓国でのご活躍をお祈りします。
それから…
また日本に戻って来てください!!
作品の質を上げるため、トンハさんを日本に戻すため、日本のミュージカル制作に携わる皆様、パク・トンハさんをキャスティングしてください!!
トンハさんの歌唱力と演技力は、韓国・日本の両国で活かさないと勿体ないです!
2010年1月17日日曜日
「ウーマン・イン・ホワイト」
今日で2回目の観劇です。
楽しみにしていたトンハさんの悪役。
わりと想像通りだったけど、いい人に見せているシーンは初演の禅さん以上にいい人だから、みんなが騙されるのも無理はない、と思えちゃう。誠実なトンハさん全開。
一方、悪い人のシーン。
禅さんほど悪魔的ではない。一見恐ろしさは禅さんの方が上だけど、実際に近くにいられるとぞっとする恐ろしさを持っているのはトンハさんの方じゃないかな。
禅さんのパーシヴァル卿はね、悪巧み派なんです。例えばね、ハエが飛んでいても大して気にしないし、気まぐれでもひょいと逃がしてあげたりする一面がある。でも、必要とあらば人を殺したりもする。
トンハさんのパーシヴァル卿はハエにせよ、人間にせよ、邪魔だったら殺す。それだけ。
今まで苦労してこなかった人だと思うんです。地道で面倒くさいことをするくらいなら、近道行っちゃえ!…え?それって悪いことなの?って感じ。だから、始末に追えないのはトンハさんの方。
今回の歌、トンハさんの声がすごく活かされています。
「お前は15歳。綺麗だった。誰よりも」
この辺で使う優しい歌い方が好き〜!
それから、「妻の若さを知りながら〜」という高音。
悪役を見ているのに、すっかり目がハートになってしまいました♪
田村万里生君もトンハさんも、アクションは微妙だったけど……(^_^;
トンハさんはこの作品に携われるのが嬉しいんだろうな。
カーテンコールでの充実感のあるような笑顔を見ていたら、こちらまで嬉しくなってしまいました。
2009年8月13日木曜日
安崎求さんと森山開次さん
珍しく定時に退社し、帝劇へ。そして久しぶりに浦井君のアルフレート。(可愛いけれど、歌による芝居はまだまだだなぁ)
祐さんの出待ちはいつものように大混雑。観劇せずに出待ちだけの人もいるようですね。でも、そういうことは、あまり大きな声では話さないほうがいいですよ〜。と、他人事ながら思ってしまう。
祐さんが通り過ぎた直後の楽屋口の扉から、顔だけ出して、混雑をやりすごそうとしている人がお一人。…あ、シャガール役の安崎さんだ。
祐さんファンの熱狂ぶりを楽しそうに見ている安崎さん。目が合ったので、握手してもらっちゃいました。「『ミス再婚』の時から応援してます」と適当なことを言う私。すると安崎さんも「あ~、覚えてる!」とこれまた適当な返事。「なんで覚えてるんですか!」と、うっかり楽屋口で大声で笑いだしてしまいましたよ。だってあの頃、私は毎日のようにいましたが、安崎さんには話しかけなかったもの。パク・トンハにたかっていたファンを覚えているとでも!?
それでも「いやいや、覚えてる」と繰り返す安崎さん。ありがとうございます、楽しいリアクション。お調子者なあなたが好き(?)です。ファンにはならないけど、歌の上手い人として応援はしていますよ~♪
祐さんが去っても、出待ち人口が減らない。あれ、なんで?と思っていたら、警備員さんが「浦井さんの出待ちの方は、こちらに寄ってください」と。ああ、そうか、浦井君を待っている列か。
ところが浦井君が去っても、思ったほど減らない。これは…森山開次さん待ちでした。
一人一人に丁寧に対応する森山さん。私はもちろん先輩にお付き合いして一緒に待っていました。
先輩「こんばんは」
森山さん「こんばんは」
先輩「(緊張のためか、何故かもう一度)こんばんは」
森山さん「(戸惑い気味)こんばんは」
先輩「あの…いつも重いもので申し訳ないんですが、韓国の柚子茶です」
森山さん「韓国の?」
先輩「飲んだことありますか?」
森山さん「いや、初めてです。何ですか?」
先輩「柚子のジャムみたいなものなんです」
森山さん「柚子のジャム?」
先輩「喉にいいので」
森山さん「ああ、歌ってるんで」
先輩「お湯で割って飲んでください」
森山さん「ありがとうございます」
私は横から黙って見ていただけですが、森山さんの優しい雰囲気で、こちらの心も安らいでしまいました(^O^)
あ〜、トンハさんに会いたい…。
2009年7月18日土曜日
「COCO」

一人のファッション・デザイナーをどのようにミュージカルにしているのか。ココ・シャネルを鳳蘭さんがどういう風に演じているのかが見たかったんです。
鳳蘭さんはまだその舞台を見たことがなかった「大物」の一人でした。目鼻立ちのくっきりしとした、いかにも舞台のために生まれてきたかのようなその風貌と、写真からでもにじみ出ているパワフルさはぜひ生で見たいと思わせる人でした。で、これが初めての鳳さん。
意外に小さい人なんですね。勝手にスラッと身長のある人かと思っていたので、驚きました。でもそのパワフルさは想像以上。最初のシーンから出ていますが、しばらくは歌わないんですよね。で、アンサンブルの方々の歌が1曲目なんですけど、これがちょっといただけない。1曲目にしては、観客を引き込めるような歌声にはなっていなくて、正直がっかりしました。はじめがこれではなぁ~…なんて思っていたんですが、鳳さんが歌ったらぐっと引き込まれてしまいました。
正直なところ「美声」ではないと思います。お歳がお歳だからか、元からそうなのか、高音はキツイところも多いし。でも、人の心を掴む力がある。宝塚の元トップの人はたくさんいますが、ここまでグ~ッと観客を掴んでしまう魅力がある人はあまり見ないな。宝塚のトップだった人って、ときに存在が目障りになるくらい目立つ人がいるでしょ。鳳さんは目立つけれど、芝居に合わせて程よく舞台を仕切れる。こういうタイプのパワフルさは好きだな。
プリンシパルの方々は皆さん良かったな。大澄賢也さんが上手くなっていてびっくりしました。前に見たのは「グランドホテル」でしたからねぇ。あの時は4日目には声をつぶしてしまって、痛々しくなっていましたが、今日聞いた限りでは、喉に負担をかけない歌い方がちゃんとできてる。もっとお腹から声がしっかり出せたら、もっと良くなると思うんだけれども。
このお芝居のチケットを取ったのは、この人の声が聞きたかったから!とも言える鈴木綜馬さん。役柄はとっても合っているけれど、シャネルの物語なだけに、綜馬さんの曲は少なめ。でもやっぱり上手い。そして今陽子さんとのデュエットも綺麗。このお二人は、声も歌い方も全く違うのに、声が合うんですね~。
「プロデューサーズ」同様、強烈な個性の役を「自然に」こなしている岡幸二郎さん。役も歌もとってもお似合い。いかにもデザイナーだよね、あの体型。
初見の湖月わたるさん。可愛らしい声優さんのような声。歌は微妙な感じだったけれど、役柄とお芝居が合っていて、大澄賢也さんといいカップル。なんというか…無理のない二人。
アンサンブルのレベルがちょ~っと低いのが残念。プリンシパルに助けられている感じ。
それから、これは私と同じ感想を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。全体的に照明が暗いんですよね。だから、歌が盛り上がっても、見ているこっちの心が盛り上がらないことがあり、ちょっと残念。もう少し明るくできないかなぁ。。。と考えながら見ていました。でも、その一方で、派手な明るい照明はシャネルのシンプルな服を際立たせることができないのかな?と思ったり。う~ん。むずかしい。
さて、物語についての話に移りましょう。
孤独な強い女性であるココ・シャネルが、15年の引退生活からカムバックしたときのお話。
15年ぶりにカムバックしようとしても、パリでは彼女のファンションは過去のものとして扱われ、「彼女の味方」と称している周りの人々も、彼女と夢を共にしようとはしていない。そんな孤独な戦いの末に開いた復帰を飾るコレクションはパリのファッション界から酷評され、彼女は敗れ去ったかのように思えた。
しかし、パリが見捨てたシャネルをアメリカが必要とし、彼女は再び成功者として返り咲く。
孤独に一人戦い続けた人生を送ってきた彼女は、今、新たな小さな夢を見ていた。家族のような誰かと一緒にいること。もう寂しい人生にはならないはず。…その対象は復帰の戦いの中で見つけた、かつての自分によく似た少女。本当の娘のように、彼女のために役に立つ存在でいてあげることに喜びを見出したその矢先、彼女はシャネルの許を去った…。
どうして夢なんて見てしまったんだろう。もう誰かに頼る人生は送らないと決めたはずだったのに…。
これまで後悔したことなんて一度もないはずの強い彼女が、寂しさに揺らいだ自分の心を嘆く。
しかし彼女は「ココ・シャネル」にカムバックする。
「私はココ・シャネルという人生を後悔しない!」と。。。
シャネルの人生を全て描くわけでもなく、カムバックから死ぬまでを描くわけでもない。カムバック周辺の数か月(数年?)に的を絞っているところが、この作品を力強くしていると思います。とても落ち着いた、大人のミュージカルでした。
2009年6月6日土曜日
ミュージカル「ヘアスプレー」
客層は様々。まさに老若男女。こんな青春ドラマ的なミュージカルをこんな人が観るの?という感じ。
映画版も大ヒットしたこの作品ですが、映画には映画の、舞台には舞台の良さがあります。何と言っても舞台は「生」ですからね!!会場の盛り上がりはすごいっ!
最後はお客も一緒になって踊ります。(隣の人にぶつからないだけの広さがあれば、もっと楽しめたのですが…)
映画の場合は、歌が別に録音されているので、どの歌も一定の音量(声量)ですが、躍りながら歌う舞台はそうはいかない。ここがちょっと残念なところです。
でも、映画にはなくて舞台にある歌や設定がいいですね。主人公のお母さんも、最後は自分の夢に向かって第一歩を踏み出すんですよ。ここまで映画で描くと、詰め込み感が出てしまうかもしれませんが、舞台だと気にならない。お母さんの夢の設定、好きだな。
それから、映画だと最後は恥をかいて破滅(…大袈裟?)することになるベルマとアンバーの意地悪親子も、舞台だと主人公たちと一緒に弾けて踊っちゃう。今の暗いご時世、こういう底抜けに明るい舞台があるのはいいですね♪
(舞台版のアンバーは結構おバカで、笑いを取るような役どころでした)
あ、あとリンクがトレーシーに惚れてしまうシーンが爆笑モノ。気絶したトレーシーを見て、「あ、鐘が聞こえた…」って、それ、トレーシーの妄想と同じじゃん!!(このシーンは映画にはありません)
リンクもちょっとおバカで愉快です。
最近、お芝居を観に行く回数がぐっと減ったため、一回一回の感動も大きい。
一曲目から、伴奏を聞いただけで嬉しくて涙が出そうになりました。
ミュージカルっていいなぁ〜。
2009年5月10日日曜日
「初恋探し株式会社」

ソウルで公演中の「初恋探し株式会社(キム・ジョンウク探し)」を観に、ソウルに来ています。
今日のキャストはマチネもソワレも同じ。(パク・トンハ、チョ・ミド、チェ・テフン)
2007年の時からは、キャストだけでなく舞台装置、衣装、演出が変わっていました。韓国人の友人いわく、歌詞もちょっと変わっているそうですが、私は聞き取れないので。
ヒロインのミドさんは新人だそうです。コメディに適した表現力がありますが、如何せん若い。トンハさんより10歳くらい若いんですよ。この二人の恋愛って…。しかも、ヒロインが初恋の人(=キム・ジョンウク)と出会ったのは7年前!おいおい、当時何歳よ(^^b
それからマルチマン。今回の人も面白いんですが、動きながら歌うと、声量がなくなってしまう。この点、前回の人は安定していたのになあ~。
マチネ、私の席は下手側の最前列。目の前で何度もトンハさんが歌ってくれ、ドキドキしっぱなし。カーテンコールでは、1、2列目の何人かにキャストが握手してくれるんですが、優しいトンハさんはここで私に右手を握手のために差し出し、左手の中指をちょっと立てて、「気付いてるよ」というようなサインを出してくれました(^0^)
ソワレは逆に上手側の前から2列目。この席ではカーテンコールでトンハさんの握手はもらえません。しかし…。
劇中、マルチマンと二人で客席に振ってくるシーンがあるんですね。下手側がマルチマン、上手側がトンハさん。で、ここでトンハさんの手は真っ直ぐ私を指すではありませんか!!何か言って、返事を聞くように耳に手を当てて待っているんです。…トンハさん、私はその質問自体、聞き取れないのに…。(そもそも誰に振っても答えないので、通じない私をターゲットにしても、支障はないんです)
海を渡って遠征した客への、トンハさんからの精一杯のプレゼントです。
終演後、出待ちしていた私と友達(チケットを手配してくれた韓国人)のところに来てくれたトンハさん。「いや~、びっくりしました。夏休みですか?」と。前回、11月末だったのに夏休みだと私が言ったので、今回は早めの休みだと思ったようです。
私「いいえ。今日来て、明日帰るんです」
トンハ「え、そうなんですか!?…前も来てくれましたよね」
私「そうですね。あれ以来のソウルです」
トンハ「7月もありますよ」
私「はい。来られるかわかりませんけど。…来たいですけどね」
トンハ「たくさん楽しんで帰ってくださいね。あ、パンフレットは?」
私「ああ、あります。(サインしてもらいながら)トンハさん、韓国語で話しかけられても、問いかけの意味がわかりませんよ」
トンハさん「うん、そうかなと思って、いじってみました」
私「あれ、何て言われたんですか」
トンハさん「"あなたはどう思いますか"というようなこと」
私「ああ、そうだったんですか〜!」
こんな感じでした。
ファンにできる限りの精一杯のサービス。 何度も「ありがとうございます」って言ってくれましたが、こちらこそ、ありがとうございます!!
トンハさん、大好きだぁ~!!!!
2009年4月12日日曜日
「ニューブレイン」
ポップな感じで、気軽に楽しめる作品です。最近、ストレスに晒されていて疲れている人には、何も考えずに楽しめていいと思います。歌が上手い人が揃ってるし。ノリのいい曲と、しっとりした曲がほぼ交互に出てくるので、うるさすぎず、重すぎず。時々タンゴや子供番組的な曲が混ざる。音楽的には飽きさせない構成。
特に、四季時代の幹二さんが好きでした、という方には「超」オススメ♪
歌に加えて、ピアノは弾くわ、ダンスはするわ、男同士のキスシーンはあるわ(音が聞こえて来たくらい、しっかりホントにやってました!)、腰にバスタオルを巻いただけの姿で一曲歌うわ…。
最初、この役はトンハさんも似合うだろうなぁ~、と思って眺めていたのですが、もしトンハさんが演っていたら、私は確実に鼻血を噴いていたでしょう…(^^b 幹二さんのファンじゃなくてよかった…。
物語については、あまり考えなくていいと思います。くだらないわけじゃないですが、この作品においてはあまり重要ではないと思うから。人物の心情とか、分析をすることができないわけではないけれど、そんなことをしたら、この作品の楽しさが消えてしまうでしょう。だって軽いもん。半端と言ってもいいかな。なので、じっくり噛み締めて味わいたい人は、他の作品をご覧になることをお薦めします。
いつものように、何の予習もせずに行ったので、初風さんが出ていることは、パンフを見るまで知りませんでした。「エリザベート」の頃に比べると、だいぶお元気になりましたね。嬉しかったです。それから、今日のキャストは違いましたが、赤坂泰彦さんの名前もありました。あの方、舞台やるんですね。知らなかった。
たぶん、この作品の音楽が今の私の心にピタッと来たんだと思うんですが、感動的ではないシーン(曲と曲のつなぎ部分!)で涙が出てきてしまいました。
私、やっぱりミュージカルが好きだ!!
2009年2月11日水曜日
「ALTAR BOYS」
いただいたチラシでキャストをちょっと見ると…演出が玉野和紀さん、出演が植木豪さんに東山義久さんに…ああ、ミュージカルと言うよりダンスショーなんだね、きっと。
…と思って観にいったのですが…もちろん、ダンスは多かったのですが…しっかりミュージカルでした。
感想を一言で表すなら
開演して一曲目。私の気持ちは早くもどよ~ん。…歌、下手。
そして芝居が始まってまたどよ~ん。…芝居も下手(^^b
ダンスはいいんですけど、歌詞が聞こえないよぉ…。たとえば、「つまり彼が言いたいのは…」で歌に入っても、その歌が聞こえないから、結局「彼が言いたい」ことはわからない(@_@)
そして、たまに音を外してしまう人も。
う~、ツライ。
歌が下手で、ハモれていない部分も多々あるのに、歌がメインの曲も!勘弁して~。
5人の青年たちが、歌で会場の人々の魂を救って行くというツアー最終日という設定。観客の心を浄化しつつ、最後は自分たちの魂も汚れを持っていることを告白し、彼ら自身が浄化されるという物語。
プロテスタントの中で育っても、実はカトリックであるとか、キリスト教の集団の中にユダヤ教が混ざっているだとか、オフ・ブロードウェーで上演されたオリジナルならともかく、この設定は日本社会には馴染みが薄い。またそれを、神をあまり信じていそうにない人々が演じることに、ちょっと違和感。
舞台の端っこに、この場にいる人々の中で魂にまだ穢れを持っている人が何人いるかを示す何とかセンサーっていうのが設置されているんですね。で、物語が始まった当初は救われていない魂が400人分以上あって、彼らが一曲歌うごとにその数が減っていくんですよ。歌のテーマは、その都度何だかんだと変わるんですが、歌ったら数が減って…の繰り返しに途中で飽きてしまい、「早くゼロにならないかなぁ~」と思いながら見てしまいました。
会場の方々の多くは、ダンサーたちのファンなのでしょう。異常なまでの盛り上がりを見せていました。最後はスタンディングまでしてノリノリ。後ろの方の席だった私は、舞台が全く見えない状態になってしまい、仕方なく途中から立って見ていました。周囲のノリには合せなかったけれど。…みんな、歌の下手さは気にならないのかな?
東山さんは癖がはっきりしていますね。何だか去年観た「夏の夜のロミオとジュリエット」の再現を見ているかのような癖。話しながら両手を合わせるところとか、ちょっと背中を曲げるところとか。レミゼで初めて見たときには、そんな風に感じなかったけれど、レミゼは動きが細かいところまでしっかり決められているからかな?
東宝芸能期待の大型新人と謳われている良知君、初めて見ました。何だか「宝塚BOYS」に出ていた森本君みたいな雰囲気。踊れるし、声質はいいけれど、たまに音を外す。そして音域が狭いので、彼が出しやすい音でないところは、声量が落ちて歌詞が聞こえない。まだまだミュージカルに出演するのはキツイな。これからどう磨かれていくのやら。
中河内雅貴さんのマイクが途中で調子悪くなってしまい、(他のシーンで使用する)手持ちマイクを持って頑張っていました。マイクに向かってセリフを言うから、少し奇妙でしたが、仕方ないですよね。お疲れ様でした。マイクを持ったままで踊りながら歌うのは大変だったでしょうに…。
終演後、トークショーがあるとのことだったのですが、出てきてしまいました。本編だけで充分長い二時間だったから。
わざとらしいセリフ回しと、浄化にはほど遠いハーモニー。
正直なところ、何故ミュージカルという形をとったのか疑問です。
同じメンバーなんだったら、ダンス・ショーにすればよかったのに。
仕事でいただいたチケットですから、私自身はお金を払っていない(ワンドリンク制でしたので、飲み物代は出しました)からいいようなものの、これに正規の料金(7800円)は出せないな…。
2008年12月7日日曜日
「AKURO 悪路」

2008年11月24日月曜日
「エリザベート」3度目の観劇&朝海さんのシシィ
いや~、可愛かった!本当に綺麗な方だ!!表情も豊かだし、数少ないダンスシーンの動きも綺麗だし。男役だったときは、さぞかっこよかったことでしょうね!
印象としては、「一路さんに似てる」。…歌い方でそう思うのかな。いかにも「ついこの前まで男役でした」って感じで。歌えていないって話をいろいろな人から聞いていたけれど、歌えているじゃん、ちゃんと。もちろん、涼風さんみたいに余裕をもった歌い方ではないですけどね。「私だけに」も「精神病院」も、高い声出てる。
ただ、裏声になると声量があまりないのが残念。急に小さくなってしまう。でもこれは、女役に慣れていけば大丈夫だと思うので、もしまた「エリザベート」を再演するときには、解決してしまうんじゃないかな。
今の段階では、声量がないので、1幕最後は三重唱ではなく、男性二人の二重唱に聞こえてしまっています。それから「夜のボート」も禅さんフランツの思いが強すぎて(?)、シシィの主張が聞こえてこない。最後のシーンも、エリザベートの歌はあまり聞こえてこないけれど、おかげでトート閣下の「俺だけに~」が美しく目立つので、祐一郎ファンとしては「ありがとう!」って感じ(^^b
歌はこれから良くなるかなという感じですが、全体としてはコムちゃんのシシィ、私は好きです。涼風さんとどちらがいいという問題ではなく、両方好きだな。持ち味が違うから、選べない。
涼風さんの場合は、少女時代のシーンから皇后の威厳を感じてしまい、「姉さんはおしとやか」なんて歌詞が似合わないけれど、その分、皇后になってからのシーンは役にぴったり。一方の朝海さんは、自由奔放に育った田舎娘が宮廷に放り込まれたという設定がぴったり。1幕の雰囲気は役にとても合っています。2幕、ルドルフが成長して以降のシーンは、ちょっと重みが足りないかな。ルドルフが尊敬するママにはなれていない。(ラストシーン、棺に入った姿が美しい!!これは3人のシシィの中で群を抜いている)
ミーハーな祐一郎ファンとしての感想を書かせていただくと、朝海さんのシシィは祐さんを輝かせてくれるな…と。朝海さんの若い魅力が近くにいるからなのか、祐さんのかっこよさというか、トートの大きな愛というか、そういうものが発散されているんです。この二人のデュエットは、決して「ぴったり」ではないのですが。(声質的に合わないでしょう!)
これまで、「エリザベート」に限らず、どの作品でも祐さんは自分で自分を計算通りに輝かせているような感じがしていたのですが――そしてファンとしては、それが当たり前になっていたのですが――、今日の祐さんはご自身の計算以上の輝きが引き出されていました。これは朝海さんの力だと思います。歌の上手い下手の問題じゃないんですよね。祐さん自身が朝海さんを共演しやすい人だと思っているかどうかは知る由もないのですが、客席から見る限り、今日の祐さんの素敵さは、朝海さんの影響大です。
歌は涼風さん。でも祐さんを魅力的に見せてくれるのは朝海さん。。。う~む、難しい。今後私はどっちを見ればいいんだぁ!(両方見ればいいだろっ!)
2008年11月9日日曜日
久しぶりの「火の鳥」
三重野葵君の我王は2回目。佐藤明日香さんの速魚と末武あすなろさんのブチは初見。
三重野君ね、良くなっていましたよ。歌唱力はまだまだですけど、お芝居は上手くなって、自分なりの我王が作れている。以前見たときは、奇妙な感じにトンハさんの影響も見えていて、三重野君が窮屈そうでした。交替してだいぶ時間も経ちましたからね。消化しているんでしょう。
初めて三重野君の我王を観たときには、どうしてこの子が選ばれたんだろう?と思いましたが、今日の消化具合を見たら、何となくわかってきました。
(ただね、歌はほんとに頑張ってほしいです。主役ですし、素敵な歌があるわけですから、歌いこなしてくれなきゃ!…ま、トンハさんがうますぎるんだけど)
ただ一人、ずっと役者の変わらない茜丸。演じるは戎本みろさん。彼もどんどん進化しています。今日見た茜丸は、これまでよりも臆病な面が多くて、甘えっ子でした。以前は若いキャストの中で、ただひとり落ち着いている感じがしたんですが、今回は何だか若返ってる。元気なブチに影響されたかな?
速魚の佐藤さんは、可愛いんですが「町人の娘」という感じ。神聖さはあまり感じられない。
声は奇麗でしたし、三重野君とも合うんですけどね。これからもっと回を重ねたら、もっとよくなるかな。
末武あすなろさんは元気で、ちょっと早口でした。好きですけどね、彼女のブチ。
今回みたいな元気娘でもいいけど、男に扮して何か悪だくみをするような女性を演じても面白いかも…と失礼な設定を頭に描きながら観ていました(^^b
やっぱりCDで聞くのとは違いますね。劇場は。生演奏ではないけれど、迫力がある。少なくとも歌はその場で歌われているわけだし。
トンハさんの我王を懐かしく思い出しながらも、今日は今日で楽しんでいました。素敵な作品なんですよね。
2008年11月3日月曜日
「エリザベート」東京初日
タイトルロールが変わるという2008年版。今日は涼風真世さん。
よかったです。もし一路さんじゃなくて、涼風さんのエリザベートを先に見ていたら、一路さんは受け入れられなかったかも、と思うくらい。
シシィの子供時代よりは、大人になってから(2幕)の方がいいです。子供時代はあまり子供っぽくないのに、時々「エヘヘ」というような少年ぽい笑いが飛び出すので、ちょっとチグハグな印象。見た目もなんだか落ち着いているし。可愛いんですけどね。
涼風さんのシシィは人間味があります。トート(死)を好きになるのは一路さんシシィより遅い感じ。トートが惑わそうとしても、そう簡単に落ちない。フランツに裏切られ、旅をする中で徐々にトートを意識していく感じかな。
歌唱力はさすがです。高い声も低い声もあっさり出してしまう。ただ、浮かないように抑え気味の感は否めない。思いきり歌ってしまうと、「涼風真世 on stage」になってしまうからでしょうね。私は祐さんとのデュエットを楽しみにしていたんですけど、祐さんとよりも綜馬さんとの方が合う。いいんですよ、綜馬さんとのディエット。「夜のボート」なんて最高ですよ。こんなに素晴らしい「夜のボート」を聞いたのは初めてでした。ウィーン版よりも良かった。
涼風シシィのもう一つの聞かせどころは精神病院のシーン。このシーンの非常に難しい歌を難なくこなしている上に、シシィの気持ちがしっかり表現されている。2幕は全体的に素晴らしかったです。
ただね、時々腰を落として、男役みたいな動きをすることがあるんのには違和感をおぼえました。「私だけに」の最後とか、「微熱」~「第三の争い」のところとか。あれさえなければ最高なんだけどなぁ~。
一路さんのシシィに比べると、涼風さんのシシィには精一杯感がありません。でもその分哀愁が漂う。どちらがいいという問題じゃなくて、解釈の違いなんですよね。どちらも納得できます。もう一人のシシィ=朝海さんがどういうふうに演じているかが楽しみだなぁ。
涼風さんと息ぴったりのお芝居を見せた綜馬さん。フランツっていい役だよなぁ。あの役、大好き。(「火の鳥」だったら茜丸がやりたい、という私は「エリザベート」だったらフランツがやりたいのです。)2004年、初めて綜馬さんのフランツを聞いて鳥肌が立ったのを思い出しました。相変わらず歌が上手い。
2004年の7月以来、久しぶりに観る浦井ルドルフ。力強くなりましたね。トンハさんにはかなわないけど、大人になった。ただちょっとバタバタした感じがしたのはなんでだろう??以前はそんなに思わなかったけどな。よくなったとは思うけれど、浦井君が苦手な私。彼の声は祐さんとのデュエットには合わない。トンハ・ルドルフが懐かしい…。
ちょこちょこ役者さんが変わっているんですが、シュヴァルツェンベルグ侯爵の阿部さんは良かったな。ちょっと低音がきつそうだったけれど、生真面目な侯爵になっていました。シシィのお姉さんのヘレネはもうちょっと品がほしい。田舎娘っぽいので、「姉さんはおしとやか」という歌詞が合わないんですよ。3年間も花嫁修業したように見えないんです。フランツがシシィを選ぶのが当然、と思えてしまう。春風ママに髪飾りを直してもらう小ネタが面白かったけれど。
そして祐さん。痩せていて最高にかっこいい!!今日は高い声がよく出ていました。久しぶりの「愛と死の輪舞」と「最後のダンス」。聞いていて自分の鼓動が速くなっているのがよくわかりました。祐さんのあまりの素敵さに涙が…(^^b涼風さんとのデュエット、いいんだけど、高い声になると二人が互いに消しあってしまう感じがしました。ちょっと勿体なかったな。綜馬さんの時と違って、涼風さんが抑えずに歌うせいもあるのかな?でも、演技としては一路さんシシィよりも涼風さんシシィとの方がやりやすいのかな?という印象。私の勝手な感想ですけど。
あ、そうそう。今日は東京初日ということもあり、カーテンコールでは涼風さんと祐さんの挨拶がありました。祐さんのは挨拶のうちに入るのか?って感じでしたが。
涼風さんが、東京公演を迎えられて嬉しいって言ったんですよ。そしたらそれを受けての祐さん。「僕も、東京に来られて嬉しいで~~~~~~~~~~~~~~~~~す!」お得意のロングトーンです。何秒伸ばしてました??高嶋兄がチラッと時計見てましたね。今日は何だかご機嫌でした。最初の挨拶もお辞儀じゃなくて、コートの端をつまんで、女の子のような素振り。もう、祐さんたら!52歳にもなって何してんの!!(…可愛いから許しちゃうんだけど)
今日は改めて、この作品の素晴らしさを感じました。レベルも高いし。これほど素敵な作品には、そうそうお目にかかれるものではありませんよね。祐さんがかっこいいとか、そういう問題じゃなくて、作品自体の素敵さに泣けます。この作品が観られて幸せだぁ~。