自己紹介

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血液型…A型/ 星座…牡牛座/ 性格…頑固な保守派/ 得意なこと…セリフの暗記/ 苦手なこと…手先を使うこと、音符を読むこと、整理整頓/ 口癖…あら、まあ!

2008年11月30日日曜日

奥多摩 一人ハイキング

3週間くらい前、10月の「夏休み」で自然の中を歩きまわってリラックスしたのを思い出し、東北まで行かなくても歩ける場所はないかと、「日帰りウォーキング」という本を買いました。買ったはいいけれど、何だかんだと実際には行けていなかったのですが、今日の晴天に誘われて、思い切って出かけました。
目指すは奥多摩。鳩ノ巣渓谷です。
新宿から中央線快速で青梅へ。12時半、私と同じようにリュックを背負って、カメラをさげた人々と一緒に青梅発奥多摩行きに乗り、13時2分、古里(こり)駅着。
ガイドブックの写真では、古里駅はさびれた佇まいだったのですが、最近駅舎を建て直したらしく、こじんまりはしていますが、綺麗な駅になっていました。
しばらく青梅街道を歩くのですが、街道から逸れて多摩川沿いの山道に入ると、まさにそこはマイナスイオンのドーム!!

左の写真は山に入る直前の寸庭橋からの眺め。隣は山に入ってしばらく歩いたところにある源氏蛍の生息地。(この季節だし、昼間だし、もちろん蛍はいませんでしたが)
ここで「自然水。ご自由にどうぞ」と書かれた札の近くから、水が出ていました。ちょうど喉が渇いていたころだったので、ありがたく頂戴して、坂道を上ったのですが、これが結構キツかった!!

いつの間にやら口呼吸をしている自分に気がついて、鼻で呼吸するように変えてみたら、それまで気付かなかった「緑」の香りがしました。気持ちいい…。
またしばらく進むと、鳩ノ巣橋。橋を渡るとそこは今回のメインである鳩ノ巣渓谷。大きな岩山の間を深い瑠璃色の水が流れていて、上から木の葉が風に舞って降ってくる光景にただただ見入るばかり。
右の写真は橋の上から撮ったものです。これでは渓谷を見たときの感動は伝わらないことはわかっているのですが…。渓谷を撮ろうと思っても、その美しさは携帯カメラには収まらず。せっかく撮っても収まりきらないのなら、と撮影を断念したんです。ぜひ皆さん、ご自分の目で確かめに行ってください!!
立ち止まって深呼吸。
一呼吸ごとに体の中の血が新しくなる感じ。何度も何度も繰り返して、全身の血が入れ替わったかなと思う頃、再び出発。
この渓谷にたどりつくまでの道もちょっとキツかったのですが、ここから次へ進む道はさらに大変でした…(^^b
日頃の運動不足を後悔。奥入瀬渓流を歩いた時の方が、距離はあったけれど楽だったんじゃないかな…。
奥多摩駅が近くなったころ、窓に柿を吊るして、干し柿を作っている家を目にしました。テレビなどではよく見る光景ですが、実際に見るのは初めてであることに気付きました。
子供の頃から同じところで暮らしていて、学校や会社、劇場に通う以外はほとんど外へ出ない生活をしていたせいもあり、私は行ったことない場所・見たことないものが多いのだと改めて思いました。もっと世界を広げていかなきゃいけないよなぁ~。33歳にもなって、今更ですが。
綺麗な空気をたっぷり吸って歩いたせいか、再び青梅街道に出たときには、なんだか自分が新しい人間になった(「生まれ変わった」とはちょっと違います。何せ「血液が入れ替わった」感覚ですから)気がしていました。
地図にある「もえぎの湯」という温泉に行ってみようと思ったら、「ただいまの時間、満員により入場規制をさせていただいております」という立て札が。風呂に入るのに入場規制かい。そこまでしてまで入らなくてもいいか…と、さっさと諦め、終着地の奥多摩駅へ。15時32分、奥多摩駅着。お昼お飯を食べていなかったことに気づいて、駅前のお食事処でお蕎麦を注文。「手打ち」と書いてあったけれど、こんな大衆食堂みたいな雰囲気の駅前の食事処が本当に手打ちしてんのかねえ~、なんて疑ってかかっていたのですが、前に置かれた蕎麦を見ると、太さがまちまち。ああ、ここで本当に作っているんだろうな、と蕎麦の不揃いさで納得。

そこでのんびり休んで、16時23分発の新宿行きで帰途についたのでした。

最後に、奥多摩の紅葉をお届けします。
どちらも雲仙橋というところから撮影したものです。
いかにも「秋の奥多摩」でしょ??
リラックスして余裕が出てきたのか、風の音が聞こえたり、道に生えている苔に目がいくようになりました。普段、会社の人に驚かれるくらい、周りを一切気にせずに歩いているので、苔に見入っている自分に私自身が驚いてしまいました。
新幹線に乗って遠くへ行かなくても、こうして自然を感じながら歩くことを時々していれば、ストレスをためすぎずに(「人間」から逃げたくなるほどにならずに)いられるかもしれませんね。

党首討論

日曜日の朝。あちこちのテレビ局が昨日の党首討論を取り上げています。

ゲストも含め、とりあえずは

          小沢勝利!!

ホントかよ…。どよ~ん…。

あの討論で勝利ってある??
党首討論って、どっちが相手をより「困らせたか」を争うものなの??

麻生さんがいいとは思っていないんですけどね、だからと言って小沢さんがいいわけでもない。
民主党の言っていることを考えてみれば、その一貫していなさ加減は呆れるほどでしょう?
まさに国民のご機嫌取り的な政策ばかり提案して、「民主党の政策」とほざきよる。
今回の党首討論だって、お互いに大した主張も出せず、相手の批判と自分の弁解に終始している。

構造改革を未だに叫ぶ自民党も困ったもんだし、その上げ足ばかりとる民主党も嫌だ。

国民の政治離れが言われて久しいけれど、今の状況はまさに、国民に
「政治に興味を持たないでください」と訴えているのに等しいのでは?
と疑いたくなる。

今総選挙されたら困るよ。投票したい党がないもん。
父とか兄の仕事、それから私の仕事にプラスの政策を取ってくれるところ、っていう基準にならざるを得ない。(ま、実際に具体的に動くのは官僚の皆さんですが)

国民のことを大して考えいる様子もないのに、「国民」「国民」と叫ばないでほしいです。小泉人気を否定して、構造改革を止める勇気もないでしょう?この構造改革が日本にもたらしたものは「痛み」以上のマイナスだけであったというのに。

マスコミも、自民批判=民主持ち上げ という単純な扱い方は止めた方がいいと思う。
自分たちの影響の強さを利用しているのか、わかっていないのか。こういう行動を見て、今の若者が「自虐体質」「自己否定」になるのも、無理なからぬところではないでしょうか。信頼できるものがないのだから。
「政治家は真剣に国民のことを考えてほしいですね」という前に、自分でも考えろ!

私がなぜマスコミ批判をするかというと、マスコミが変わらないと国民の変化も小さなものにしかならないから。マスコミの影響が強いので、「言論の自由」以前の、「自分で考える力」さえ押さえられてしまっているからです。マスコミに踊らされるなというのは簡単ですが、情報が入ってこないもの!!

こんなところで私が吠えていても、なんら変化はないのでしょうが、吠えずに抑えるのも嫌なので、日曜の朝から吠えておきます。

さて、日ごろできないから「散歩」にでも行ってくるかな。

2008年11月29日土曜日

トルコ料理の夕べ&読書

今日は授業がないのに会社へ行きました。仕事もちょっとしましたが、主な目的はみんなで食事すること。
土曜出勤の方々と一緒にトルコ料理を食べに行ったんです。

このお店、会社の近くにあって、とっても美味しいんですが、何せ店員さんにウチの養成講座の卒業生がいるため、プライベートでは入りにくい。会社の人たちとなら、何も気にせず行けるのですが…。

トルコ料理って、しょっちゅう食べたくなるようなものではないのですが、たまに食べると美味しい。料理って、材料となる野菜は同じなのに、国によって、文化によってまったく違う食べ物になるから面白いですよね。前菜の盛り合わせの中に入っていた、ひよこ豆のペーストが美味しかったなぁ~。それから、ケバブって言うんでしたっけ?鶏や羊の肉を焼いたもの。羊が苦手な方は、こういうのは食べられないんでしょうけれど、私はガッツリ食べたくなってしまいます。
ビールはあっさりしていて飲みやすいタイプ。本当はガンガン飲みたかったのですが、先輩方が抑え気味にしているようなので、一人で飲むわけにもいかず…我慢。ま、何でもほどほどがいいんですよね。ガンガン飲むのは、年末の忘年会までとっておこう。(…忘年会で飲むことを今から宣言している私ってば…どれだけ酒飲みなんだよ!!)

それほど酔わなかったこともあり、帰りの電車の中は読書タイム。酔っていたら、立っているだけでも大変ですもんね。
昨日・今日で読んだのは築山節/著『脳が冴える15の習慣』(生活人新書)。
最近、脳について書かれているものをよく読んでいる気がする。別に仕事に生かそうとか思っているわけではないんですけどね、なんとなく自分に何かプラスになるといいなぁと思って。(こういうところ、A型なんでしょうね。『A型の自分説明書』を読んでいて笑ってしまったんです。「もっともっとすごくなぁ~れ、自分」っていうところ。私ってこういうタイプだなぁって)

飲み足りないなぁ~、ガッツリ食べればよかったかなぁ~、と思いながら読んでいたら、開いたページに「脳のためにも腹八分目と、適度な運動を心がけよう」なんて書かれていました(^^b
ここからもわかるように、この本は生活習慣を見直す、仕事の際の段取りなどを見直すことで、脳の働きを助ける(脳を鍛える)ことを説いています。「わかっちゃいるけど…」の生活習慣。面倒くさがり屋の私にはなかなかできないけれど…少なくとも生活リズムを崩さないように、起きる時間くらいは一定にしておくかな。

電車の中で読み終わってしまったので、途中の乗り換え駅の本屋で新しい本を買いました。
次は久しぶりに小説です(^0^)

2008年11月27日木曜日

「感じない子ども こころを扱えない大人」


昨日、今日と読んでいた本です。袰岩奈々/著『感じない子ども こころを扱えない大人』(集英社新書)
かなりストレートなタイトルですよね。内容はタイトルそのままです。
最近の凶悪犯罪の原因が「家庭」にあるとか「教育」にあるとか、いろいろ言われていますが、じゃあ具体的にどうしていけばいいのか、ということのヒントになる本です。悪いと知りつつ、どう変えていいのかわからない自分の言動。それをどうしていくか、答えは人によって違うので、明確な「正解」が書かれているわけではありませんが、どういう方向に思考を持っていけばいいのかということについて、時に母親の目線で、時にカウンセラーの目線でアドバイスがなされています。
私は「母親」という立場にはなったことがありませんが、たとえば自分が甥や姪に接するとき、どういうことを話しているだろうと思い返してみたら、冷や水を浴びたような気分になってしまいました…(^^b
「私、嫌われているのかな…」
子供がこんなことを言ってきたら、なんと返事をしますか?
正直なところ、「どうして?」という返事以外に思いつかなかったんです、私。
「そんなことないよ」とか言われても、「母親には嫌われていなくても、学校では…」とか「口ではどうとでも言えるよね」と思ってしまう子どもの気持ちは想像つくので、安易にそういう返事はしないと思うのですが、仮に子供がこんなことを言ってきたら、親としてはショックを受けて、「どうして?」としか返せないと思うんですよね。でも、ここで私の至らないところは、「どうして?」と聞き返された子供の気持ちが想像できなかったことなんです。
「どうして」って聞かれてもね…。何となくそう感じるだけだよ…。
もしかして、本当に嫌っているから、慌てて質問してきたのかな…。
こんな風に思ってしまう可能性もありますよね。「どうして?」と聞き返すということによって。
私がこれしか思いつかない、と思ってしまった返事は、却って相手を不安にさせる要素があったわけです。
子供のことだけでなく、仕事にも置き換えて考えてみました。教師養成講座の受講生が行った実習についてコメントするとき、できるだけ相手のことを考えて言葉を選んでいるつもりなのですが、本当に考えられていたのだろうか…?と。
「こう言ってしまったら、気分を害するだろう」と思ってAという表現を避けることをしますが、それによって選ばれたBという表現を言われたらどう思われるか、ということまで考えていなかったような気がするのです。あと一歩踏み込むだけのことなのに、それができていなかったとは!!
正直、情けないです。。。
今担当しているクラスは、あと2日で実習が終わってしまうのですが、その2回を大切にしたいと思います。
そして、もうすぐ始まる次の実習クラスに臨む時には、もう一歩踏み込んでコメントを考えることをテーマにしたいと思います。

頭の中は相変わらず…

私の頭の中は相変わらずトンハさんのことで大部分が占められています。
本人の情報はまったくないので、私が自分一人で勝手に盛り上がっています。

懲りずに作りました。

パク・トンハ検定(初中級編)!!

http://minna.cert.yahoo.co.jp/ccthq/326436

ファンの皆さんはチャレンジすべし!なのです。
今回は問題が10問あるぞぉ~。頑張ったぞぉ~。
明日も朝から授業なのにさ。

トンハさんご自身にお知らせしたら、チャレンジしてみてくれるかしら?なんてバカなことも一瞬頭をよぎりましたが、そんな痛いファンにはなりたくない(今でも十分?!)ので、もちろんそんなことはしません。

ちなみにこの奇妙なテンションの私。。。別に酔っていません。完全に素面(しらふ)です。

2008年11月24日月曜日

『経済はナショナリズムで動く』

現在読んでいる本です。『経済はナショナリズムで動く』中野剛志/著(PHP研究所)
私は別に経済に興味があるわけではないのです。ただ、(私をご存じの方はおわかりだと思いますが)著者が非常に身近な人なもので、読んでおいたほうがいいかなと思っただけで。

経済にまったく疎い私でもちゃんと読める本です。これまでバラバラに知っていた現象(世界情勢)同士のつながり、原因等、あまり良く分かっていなかったことについて勉強させてもらった感じです。
ただ、私はこれを経済書として読みながらも、根底にある「ナショナリズム」に自分の今模索している方向と似たようなものを感じていました。この本でのナショナリズムは当然「経済ナショナリズム」のことですけどね、ナショナリズムはナショナリズムなんです。

「日本の経済はヤバイ!」「日本はどうすればいい?」
昔からよく叫ばれるこれらの声。この本はそんな次元のものではありません。これまで(そして今でも)経済学者たちが声高に唱える経済論について、「実は世界と逆行しているぞ!」と警鐘を鳴らしている本です。日本がグローバル化するために、ということで取られてきた様々な政策と、経済学者たちの論理。それが実はグローバル化ではない方向へ行っているのだということを、歴史を踏まえ、根拠を丁寧に示しながら記しています。

先日、仕事で「国際協力を仕事にする」ことを考える学生たちの就職相談に乗る機会がありました。
国際協力をするということは、日本について理解していなければ本気で取り組むことはできないと思うんですね。自分の国・自分の文化・民族を知らない人が、他民族・他文化を理解するのは難しいと思うからです。でも、「海外で働く」「国際協力」という言葉の響きのみに憧れている若者のなんと多いことか!

「選択肢の一つとして、国際協力もいいかな~と思って」

…なんじゃ、そりゃ。選択肢の一つって…たとえばどこかのお店で働くのと、国際協力するのは同じ次元のものなのかい??
国際協力=大層な仕事をする ということではありません(日本語教師だって「大層な仕事」ではありませんからね。「大切な仕事」ではあるけれど)が、自国について、そして世界について、少なくとも「人間」についてもう少し知らないと、「協力」にはならないと思うんだけどね。

経済書としてだけでなく、自分の国について考えるという点においても、この本はいいなと思いました。

「エリザベート」3度目の観劇&朝海さんのシシィ

帝劇にて、3度目の「エリザベート」観劇。今日はコムちゃんこと朝海ひかるさんのシシィでした。
いや~、可愛かった!本当に綺麗な方だ!!表情も豊かだし、数少ないダンスシーンの動きも綺麗だし。男役だったときは、さぞかっこよかったことでしょうね!

印象としては、「一路さんに似てる」。…歌い方でそう思うのかな。いかにも「ついこの前まで男役でした」って感じで。歌えていないって話をいろいろな人から聞いていたけれど、歌えているじゃん、ちゃんと。もちろん、涼風さんみたいに余裕をもった歌い方ではないですけどね。「私だけに」も「精神病院」も、高い声出てる。
ただ、裏声になると声量があまりないのが残念。急に小さくなってしまう。でもこれは、女役に慣れていけば大丈夫だと思うので、もしまた「エリザベート」を再演するときには、解決してしまうんじゃないかな。

今の段階では、声量がないので、1幕最後は三重唱ではなく、男性二人の二重唱に聞こえてしまっています。それから「夜のボート」も禅さんフランツの思いが強すぎて(?)、シシィの主張が聞こえてこない。最後のシーンも、エリザベートの歌はあまり聞こえてこないけれど、おかげでトート閣下の「俺だけに~」が美しく目立つので、祐一郎ファンとしては「ありがとう!」って感じ(^^b

歌はこれから良くなるかなという感じですが、全体としてはコムちゃんのシシィ、私は好きです。涼風さんとどちらがいいという問題ではなく、両方好きだな。持ち味が違うから、選べない。
涼風さんの場合は、少女時代のシーンから皇后の威厳を感じてしまい、「姉さんはおしとやか」なんて歌詞が似合わないけれど、その分、皇后になってからのシーンは役にぴったり。一方の朝海さんは、自由奔放に育った田舎娘が宮廷に放り込まれたという設定がぴったり。1幕の雰囲気は役にとても合っています。2幕、ルドルフが成長して以降のシーンは、ちょっと重みが足りないかな。ルドルフが尊敬するママにはなれていない。(ラストシーン、棺に入った姿が美しい!!これは3人のシシィの中で群を抜いている)

ミーハーな祐一郎ファンとしての感想を書かせていただくと、朝海さんのシシィは祐さんを輝かせてくれるな…と。朝海さんの若い魅力が近くにいるからなのか、祐さんのかっこよさというか、トートの大きな愛というか、そういうものが発散されているんです。この二人のデュエットは、決して「ぴったり」ではないのですが。(声質的に合わないでしょう!)
これまで、「エリザベート」に限らず、どの作品でも祐さんは自分で自分を計算通りに輝かせているような感じがしていたのですが――そしてファンとしては、それが当たり前になっていたのですが――、今日の祐さんはご自身の計算以上の輝きが引き出されていました。これは朝海さんの力だと思います。歌の上手い下手の問題じゃないんですよね。祐さん自身が朝海さんを共演しやすい人だと思っているかどうかは知る由もないのですが、客席から見る限り、今日の祐さんの素敵さは、朝海さんの影響大です。

歌は涼風さん。でも祐さんを魅力的に見せてくれるのは朝海さん。。。う~む、難しい。今後私はどっちを見ればいいんだぁ!(両方見ればいいだろっ!)

2008年11月20日木曜日

「パク・トンハ検定」

Yahooの「みんなの検定」にあった「山口祐一郎検定」にチャンレンジし、見事に全問正解~☆と喜んでいたんですが、ふと、
トンハさんの検定も作ろう!
と思い立ちました。

ということで、作ってみました。 パク・トンハ検定!!

          ↓
http://minna.cert.yahoo.co.jp/ccthq/324518

ぜひのぞいて、ついでにチャレンジしてみてください♪

2008年11月19日水曜日

オリオン座

夜、家に入るときにふと見上げると、東(南東かな?)の空にオリオンが寝ていました。

オリオン座かぁ。。。冬の星座だなぁ。。。

もう11月下旬ですもんね。紅葉を見る暇なく、秋は足早に過ぎようとしています。来月の今頃は寒くて仕方がないくらいになっているのでしょうか。

会社では忘年会の話も出ていました。この世界的不況の中、日本語学校も結構キツイので、「忘年」したところで、来年もキツそうですが。。。
ま、頑張っていくしかないですよね。暇になるわけじゃなし。

2008年11月16日日曜日

ケータイ大喜利

土曜の深夜は毎週、弟と一緒にNHK総合のケータイ大喜利を見ています。
投稿せずに、もっぱら見るだけですけど。(お題が出るたびに、弟と二人で考えるんですが、思いつかないんですよね。)

紹介される投稿も面白いし、それらがどう判断されるかの審査も結構納得いくもので楽しめるし、何よりも投稿に対する出演者たちのコメントやツッコミが爆笑モノなんです。

たとえば今回のお題の一つ。「“このスポーツジム、イラッとするな~”その理由とは??」に対するとある投稿。

  自販機のドリンクがホットしかない。

運動した後に飲むものがホットしかないんだから、これだけでも大笑いできるのに、それに対する千原ジュニアの一言、

  お汁粉とかあったりして。

もうね、これがおかしくて!!
すっかりツボにはまってしまった私たちは、夜中に二人でしばらく笑い続けていました。

土曜の夜にこうして笑って疲れをふっ飛ばせるというのは素敵です。
この番組を見たことない方、最近笑っていないなぁ~という方、ぜひ一度見てみてください。脳が若返った気分がしますよ。
すっきり笑って、明日も楽しく過ごしましょう~(^0^)

2008年11月12日水曜日

「脳にいいことだけをやりなさい!」


昨日取り上げた本はこれです。マーシー・シャイモフ著(三笠書房)の『脳にいいことだけをやりなさい!』。
結構簡単に読めてしまいました。
ポジティブでいられる環境を作ること、ポジティブな思考回路を作るトレーニングをした方がいいということ、これはビジネスの成功というだけではなく、長生きや人生の充実にもつながるということが書いてあります。
「成功するから幸せなのではなく、幸せだから成功する」
「何かを手に入れたいという欲望は、それが実現しても本当の喜びをもたらしてはくれないばかりか、さらに別の欲望を喚起するだけ」
社会的に成功している人は、人々の尊敬の的になったりしますが、本人は幸せだとは感じていない場合も多いそうです。世界一の大富豪といわれる人も、「まだ十分ではない」と発言するほど。満ち足りた生活というのは社会的成功でも、金銭的財産でもないから。
確かにそうなのですが、それを見失っている人、あるいは誤解している人はとても多いですね。
私自身、「幸せとは何か」を混同しているところが無きにしも非ず。
私はここにもよく「仕事が忙しい」「体調が悪い」など書いていますが、この姿勢そのものが自分から幸せを逃しているものであると、この本に叱られた気がしました。
確かに、「忙しいよぉ」と愚痴るたびに、疲れが増しているような気がするのに、それでも愚痴っている。悪循環ですよね。だいたい、他人に同情してもらったって仕事が減るわけじゃないし、愚痴を聞かされている人だって疲れてしまいますよね。みんなでマイナスオーラを出すように私が仕向ける必要はないわけです。
簡単な本なのに、読んでいる間、結構反省しました。
昨日の笑顔の話もそうですけど、自ら楽しい方向へ進めるような選択をしていない今の自分に気づけて良かったです。
楽しく過ごしましょう!せっかく生きているんだから(^0^)
最近、いろいろな本を読んで、テレビなどでいろいろな人の話を聞いて、朧げながらですが、これから自分がどういうことを勉強していかなければならないかが見え始めてきました。
私が社会のためにしたいことができるようになるためには、まだまだ勉強が必要です。
目の前がぼんやりしか見えない霧の中にいた自分が、いくつもの道の分岐点にいたことがわかりましたし、今はその中からある特定の道を選んで一歩踏み出したところです。

2008年11月11日火曜日

「幸せ」を見つけること

今朝から読み始めた本。タイトルから、脳科学の本かと思っていたんですが、どちらかというと自己啓発のものでした。あらあら…とは思ったんですが、読み始めてしまったし、最後まで読まなきゃ勿体ないと思い、読み進めました。

「幸せ」については、脳科学からもいろいろと実験されているそうです。ネガティブ思考をやめること。ポジティブになるために日頃から訓練していくこと…。「幸せになろう!」のような本には、このあたりは共通して書かれていますね。

目新しい内容ではなかったのに、読んでいてふとひっかかったのは、「感謝することを寝る前に5つ見つける作業を3週間続ける」というものでした。他人に、環境に、見た物に、何にでもいいから感謝するネタを見つければ幸せになれるなんてことは、これまでにも他の本でも読んだことがありましたが、実践したことはなかったな…と思ったんです。
で、ちょっと自分の「今」を分析して、感謝してみることにしました。

まず職場。私に養成講座講師として成長するための機会を与えてくれている受講生に感謝。いろいろ相談に乗ってくれ、毎日冗談を言い合える同僚に感謝。お給料を出してくれる経営者たちに感謝。非常勤の先生も含めたら100人以上いる講師・スタッフたちのお給料を、1回のミスもなく処理してくれる経理のお姉さんに感謝(彼女がミスをしたのを聞いたことがない!)。お客様に「好感が持てる」と評判の受付のお姉さんたちにも感謝。受付の印象も入学者数に影響しますからね!今日、夕方に飲んだコーヒーがとても美味しくて、本を読みながらかなりリラックスできました。コーヒーを淹れてくれた店員さんに感謝。ついでにコーヒーそのものにも「ありがとう!」…なんて考えていたら、職場周辺だけでもきりがない。
家族も一人一人に感謝できる理由があるし、友人たちにもある。
こんなに素敵な人たちに囲まれているなんて、私ってこれだけでも幸せ者じゃん!!

これを読んでいて思い出したんですが、いつだったか弟とテレビを見ていたとき、「本当に笑っていなくても、笑っているような顔をしていれば、脳は楽しむ」って脳科学者の茂木さんが言っていたんですよ。このときには、ペンを口にくわえて口角を上げるようにしながらテレビを見るという実験がおこなわれていました。実験のために同じ番組を3回見るんですが、一度目は普通に、二度目は笑えないように口を固定されて、三度目はペンをくわえて人工的に笑った顔をして見るんです。同じ番組だから飽きていそうなものなのに、三回目は脳が活発になって楽しんでいるんです!これは面白かった〈^0^〉
で、今日は一日、意図的ににこにこするようにしてみました。授業中もできるだけ。先生方に「お疲れ様です」とあいさつするときにも、意識的にニコッと。通勤中、電車の中でも、風邪予防のマスクの下でにこにこしていました。そしたら、いつもと同じく遅い時間の帰宅になったのに、全然疲れていないんですよ。単にまだ火曜日だからかもしれないんですが、まったく疲れていない。
脳って単純だなぁと思いつつ、この程度で元気になるなら簡単なものだと得した気分でした。

皆さんもぜひ明日一日、にこにこしてみてください。
理由もなく楽しくなりますよ!

2008年11月10日月曜日

『密偵』

今日読み終わった本です。
コンラッド作の『密偵』。

読み始めたのはちょっと前だったんですが、途中で他の本を読み始めてしまったりして、読み終わるのが遅くなってしまいました。

タイトルからすると、スパイ小説っぽいんですが、買う前の予想とはまったく違う物語でした。
読んでいて、話の筋に夢中になるタイプの作品ではありません。
人間の描き方が恐ろしいまでにリアルです。それに嵌れば一気に読めるでしょう。

私は子供のころから本をそれなりに読んでいるつもりだったんですが、この世の中には小説がまだまだまだまだ沢山あるので、最近少々焦り気味。別に世の中の本を読破しようなんて大それた計画は立てていませんが、一生の間に読める本は限られているでしょう?会社の同僚にグルメなお兄さんがいますが、彼は「一生の間にできる食事は限られている。1回1回おいしいものを食べないともったいない」って言うんですね。私は食べ物はどうでもいいのですが、本はできるだけいいものを沢山読みたい!と思っています。

さて、この『密偵』という本は、イギリスで実際にあったグリニッジ天文台の破壊未遂事件をヒントに書かれています。最初の方は破壊未遂事件を起こした人が主人公であるかのように描かれているんですが、途中からどんどん違う人たちの物語になります。明確な「主人公」が決まっているわけじゃないんですよね、実は。多く描かれているか否かという違いはありますが、登場するそれぞれの人物が主人公なんです。群像劇という程は多くないけれど。
進むに従って、読み手は意外な展開に翻弄されます。ストーリー性重視の話ではないんですが、扱う人物の順番によって読み手を翻弄するんです。すごい手法ですね。

正直、暗い話なので、好き嫌いはあると思います。この作品が発表された当時、好意的に受け取ってくれる人もいたようですが、多くは非難だったそうです。こんな風に描いちゃっていいの?っていうぐらい、人々の不完全さが浮き彫りにされています。

コンラッドの作品って、実は初めて読んだんですよね。イギリスの小説は好きなんですが、なぜかこれまで読んだことがなかった。いつかこの人の短編を読んでみようかな。

これな~んだ?


昨日購入した白いコイツ、何だと思います??
石鹸??いやいや、紐で吊るしているんだから、石鹸じゃないでしょう!
これ、コンニャクからできたスポンジなんです。ビタミン剤を買いにドラッグストアへ行った時に見つけました。手触りがぐにょぐにょしていて、面白いです。コンニャクなので、肌ざわりもやさしい。乾燥しやすいこれからの季節、お肌は大事にしないと!
ボディシャンプーも少量で済む(すごく泡立つんです)し、気に入りました。ただ、使い終わってこれを洗うとき、ぐにょぐにょしているだけに、千切れてしまうのではないかと心配しましたが。
こうして吊るして干しておくと、乾いて少々硬くなります。でも水につければ元通り。
最近は面白い製品がいっぱいあって面白いですね!

2008年11月9日日曜日

久しぶりの「火の鳥」

パク・トンハさんは出ていないのですが、久しぶりに観たくなって、北千住まで行ってしまいました。(当日券で)

三重野葵君の我王は2回目。佐藤明日香さんの速魚と末武あすなろさんのブチは初見。

三重野君ね、良くなっていましたよ。歌唱力はまだまだですけど、お芝居は上手くなって、自分なりの我王が作れている。以前見たときは、奇妙な感じにトンハさんの影響も見えていて、三重野君が窮屈そうでした。交替してだいぶ時間も経ちましたからね。消化しているんでしょう。
初めて三重野君の我王を観たときには、どうしてこの子が選ばれたんだろう?と思いましたが、今日の消化具合を見たら、何となくわかってきました。
(ただね、歌はほんとに頑張ってほしいです。主役ですし、素敵な歌があるわけですから、歌いこなしてくれなきゃ!…ま、トンハさんがうますぎるんだけど)

ただ一人、ずっと役者の変わらない茜丸。演じるは戎本みろさん。彼もどんどん進化しています。今日見た茜丸は、これまでよりも臆病な面が多くて、甘えっ子でした。以前は若いキャストの中で、ただひとり落ち着いている感じがしたんですが、今回は何だか若返ってる。元気なブチに影響されたかな?

速魚の佐藤さんは、可愛いんですが「町人の娘」という感じ。神聖さはあまり感じられない。
声は奇麗でしたし、三重野君とも合うんですけどね。これからもっと回を重ねたら、もっとよくなるかな。

末武あすなろさんは元気で、ちょっと早口でした。好きですけどね、彼女のブチ。
今回みたいな元気娘でもいいけど、男に扮して何か悪だくみをするような女性を演じても面白いかも…と失礼な設定を頭に描きながら観ていました(^^b

やっぱりCDで聞くのとは違いますね。劇場は。生演奏ではないけれど、迫力がある。少なくとも歌はその場で歌われているわけだし。
トンハさんの我王を懐かしく思い出しながらも、今日は今日で楽しんでいました。素敵な作品なんですよね。

2008年11月7日金曜日

居酒屋「救い隊」

上司が行きつけの飲み屋さん。1号店は学生が多く、2号店は会社員が多いというお店でした。うちの会社の近くにあるのは2号店で、私もよく上司に連れて行ってもらっています。
先月末、1号店が店を閉じてしまったそうで、2号店に店員さんたちが引き取られ、何だか人数の多い店内。
今週の火曜日、上司と2号店に行ったら、こちらもお客がほとんどいない!
板長もちょっと困った様子。1号店の店員も加わって、お店の人は多いのに、客がいない。
「このままでは2号店もあぶないのかも!」と、この店に通うこと12年、この店をこよなく愛する上司は大慌て。「私たちで“救う会”を作るよ!できる限りここに飲みに来るんだよ!」
…そう言われてもねえ。

火曜日に行ったばかりなのに、今日(今は日付変わってしまいましたが、木曜日)また誘われました。お店を救う気満々の上司。
ところが…

行ってみたら、今日は大混雑!料理も品切れが続出。
「私たち、出番なかったねえ…」とちょっとさびしそうな上司。
いいじゃないですか。料理はおいしいし、お酒も美味しいから。と思ってしまう私。

「でも、これで安泰だわ。あ~、よかった。もっと通わなきゃいかんと思っていたわ」

さすが12年も通い続けた客。私なんぞとは真剣な度合が違います。
「でもね、来週もまた見に来るよ。ずっとこんなに混んでいたら安泰だけど、わからないもんねえ」
はいはい。

この不況の中、やっぱり飲み屋へ行くお金というのは削られていきますよね。
お店をやるって大変だ。

2008年11月5日水曜日

手帳

来年の手帳が文房具屋にあふれていますね。
今日、来年の夏を締切とする(!)仕事の話がメールで回ってきたので、そろそろ手帳を買わないとなぁ~と思い、仕事帰りに文房具屋に寄りました。

「ダイエット用」「家計簿付き」「ビジネス計画表付き」…すごいなぁ。

私はここ数年、ずっと同じものを使っています。小さくて、1週間の予定がすぐに見られるもの。
時間軸が付いているものは、授業の時間帯と合わないので却下。授業のコマ数もすぐに数えられた方が都合がいいし、時間のはっきりしない会議の予定を入れたりするので、ただの罫線が入っているタイプが使いやすい。担当の授業、会議、締め切りのある仕事、締め切りのない仕事、観劇予定をメモしなければならないので、行数はそれなりにほしい。
こんなことを考えながら探すので、使いやすい手帳は限られるんですよね。

手帳を買って最初にする作業は、親戚や友人の誕生日を記入すること。
会社の人、観劇仲間、甥と姪、その他の友人、そして忘れてはならない祐さんとトンハさん。(特にトンハさんには、毎年プレゼントを贈っているから、忘れたら大変!!)

この作業をすると、「年末だなぁ」と思います。あと2か月もないんですよね、2008年は。ちょっとショック。

皆さんはどんな手帳を使っていますか?

マスコミ

小室哲哉の逮捕に、マスコミが飛びついていますね。
何だかかわいそう…。もちろん、詐欺はよくないんだけれども。

私はもともと彼の曲がどうしても好きになれなかったんですが、ヒットを飛ばせるということは、時代が読めるのかなと思っていました。
香港進出が失敗したということは今回の記事で初めて知りました。なんだか不思議。アジアで受け入れられそうな曲を作っていたと思うけどな。曲だけではない誤算がどこかにあったんでしょうか。

生活困窮、極貧…などなど、最近の生活については書かれ放題。本当のところは知らないから、一般のサラリーマン家庭に比べても「極貧」と言える状態なのかどうか。

マスコミがみんなが興味を持つ話題を大きく取り上げるというにはわかるんですけど、今の彼は(奥さんも含めて)マスコミの「餌食」になっているなという感じ。もうちょっとマシな扱い方はないものでしょうか。
ちょっとすると、週刊誌なんかにあることないこと書かれてしまうんでしょうね。「証言」と称するたわごとを言う人も登場して。

別に犯罪を擁護する気はありませんが、あまりエスカレートしてご家族を苦しめるようなことがなければいいと思います。

2008年11月3日月曜日

「エリザベート」東京初日

待ちに待った「エリザベート」の東京初日。さっそく行ってきました~。
タイトルロールが変わるという2008年版。今日は涼風真世さん。

よかったです。もし一路さんじゃなくて、涼風さんのエリザベートを先に見ていたら、一路さんは受け入れられなかったかも、と思うくらい。
シシィの子供時代よりは、大人になってから(2幕)の方がいいです。子供時代はあまり子供っぽくないのに、時々「エヘヘ」というような少年ぽい笑いが飛び出すので、ちょっとチグハグな印象。見た目もなんだか落ち着いているし。可愛いんですけどね。

涼風さんのシシィは人間味があります。トート(死)を好きになるのは一路さんシシィより遅い感じ。トートが惑わそうとしても、そう簡単に落ちない。フランツに裏切られ、旅をする中で徐々にトートを意識していく感じかな。
歌唱力はさすがです。高い声も低い声もあっさり出してしまう。ただ、浮かないように抑え気味の感は否めない。思いきり歌ってしまうと、「涼風真世 on stage」になってしまうからでしょうね。私は祐さんとのデュエットを楽しみにしていたんですけど、祐さんとよりも綜馬さんとの方が合う。いいんですよ、綜馬さんとのディエット。「夜のボート」なんて最高ですよ。こんなに素晴らしい「夜のボート」を聞いたのは初めてでした。ウィーン版よりも良かった。
涼風シシィのもう一つの聞かせどころは精神病院のシーン。このシーンの非常に難しい歌を難なくこなしている上に、シシィの気持ちがしっかり表現されている。2幕は全体的に素晴らしかったです。

ただね、時々腰を落として、男役みたいな動きをすることがあるんのには違和感をおぼえました。「私だけに」の最後とか、「微熱」~「第三の争い」のところとか。あれさえなければ最高なんだけどなぁ~。

一路さんのシシィに比べると、涼風さんのシシィには精一杯感がありません。でもその分哀愁が漂う。どちらがいいという問題じゃなくて、解釈の違いなんですよね。どちらも納得できます。もう一人のシシィ=朝海さんがどういうふうに演じているかが楽しみだなぁ。


涼風さんと息ぴったりのお芝居を見せた綜馬さん。フランツっていい役だよなぁ。あの役、大好き。(「火の鳥」だったら茜丸がやりたい、という私は「エリザベート」だったらフランツがやりたいのです。)2004年、初めて綜馬さんのフランツを聞いて鳥肌が立ったのを思い出しました。相変わらず歌が上手い。

2004年の7月以来、久しぶりに観る浦井ルドルフ。力強くなりましたね。トンハさんにはかなわないけど、大人になった。ただちょっとバタバタした感じがしたのはなんでだろう??以前はそんなに思わなかったけどな。よくなったとは思うけれど、浦井君が苦手な私。彼の声は祐さんとのデュエットには合わない。トンハ・ルドルフが懐かしい…。

ちょこちょこ役者さんが変わっているんですが、シュヴァルツェンベルグ侯爵の阿部さんは良かったな。ちょっと低音がきつそうだったけれど、生真面目な侯爵になっていました。シシィのお姉さんのヘレネはもうちょっと品がほしい。田舎娘っぽいので、「姉さんはおしとやか」という歌詞が合わないんですよ。3年間も花嫁修業したように見えないんです。フランツがシシィを選ぶのが当然、と思えてしまう。春風ママに髪飾りを直してもらう小ネタが面白かったけれど。

そして祐さん。痩せていて最高にかっこいい!!今日は高い声がよく出ていました。久しぶりの「愛と死の輪舞」と「最後のダンス」。聞いていて自分の鼓動が速くなっているのがよくわかりました。祐さんのあまりの素敵さに涙が…(^^b涼風さんとのデュエット、いいんだけど、高い声になると二人が互いに消しあってしまう感じがしました。ちょっと勿体なかったな。綜馬さんの時と違って、涼風さんが抑えずに歌うせいもあるのかな?でも、演技としては一路さんシシィよりも涼風さんシシィとの方がやりやすいのかな?という印象。私の勝手な感想ですけど。

あ、そうそう。今日は東京初日ということもあり、カーテンコールでは涼風さんと祐さんの挨拶がありました。祐さんのは挨拶のうちに入るのか?って感じでしたが。
涼風さんが、東京公演を迎えられて嬉しいって言ったんですよ。そしたらそれを受けての祐さん。「僕も、東京に来られて嬉しいで~~~~~~~~~~~~~~~~~す!」お得意のロングトーンです。何秒伸ばしてました??高嶋兄がチラッと時計見てましたね。今日は何だかご機嫌でした。最初の挨拶もお辞儀じゃなくて、コートの端をつまんで、女の子のような素振り。もう、祐さんたら!52歳にもなって何してんの!!(…可愛いから許しちゃうんだけど)

今日は改めて、この作品の素晴らしさを感じました。レベルも高いし。これほど素敵な作品には、そうそうお目にかかれるものではありませんよね。祐さんがかっこいいとか、そういう問題じゃなくて、作品自体の素敵さに泣けます。この作品が観られて幸せだぁ~。

2008年11月2日日曜日

グリーン・カレー

今日は母が出かけているので、私が夕食係。
何を作ろうか考えていて、ふとグリーン・カレーにしようと思いつきました。会社の近くにはエスニックのお店が多くて、グリーン・カレーもよく食べるんですが、家では作ったことなかったんですよね。

さっそくスーパーに行って材料調達。グリーン・カレー・ペースト、ココナッツミルク、ナンプラー、鶏肉、筍、ピーマン、パプリカ、茄子。(しめじを入れる方も多いようですが、私はキノコ類が嫌い)
タイ米をこのためだけに買うのももったいないので、日本のお米にしたんですが、やっぱりタイ米と一緒の方が美味しいかった…。

私は食べ慣れているグリーン・カレーなんですが、父や弟は食べ慣れておらず、あまり芳しい反応は得られませんでした…(^^b
見た目よりも辛かったのがダメだったようで、「りんご入れたら甘くなるかなぁ」「じゃがいも入れるといいんじゃない?」…勝手なことばっかり言うな!

以前、中国で覚えたピータン粥を作ったときにも、家族の反応は真っ二つ。母と上の兄と弟は残してしまい、父と二番目の兄と私はたくさん食べていました。
みんなが慣れないものを作るって、冒険ですね。
今日のカレーの残りは、明日私が一人でスープにして食べます。。。

2008年11月1日土曜日

『きのね』

宮尾登美子さんの小説に『きのね』というのがあります。大学生の頃、読みたいと思うような本が手元になくて、母に「何かお勧めない?」と聞いたら、この本を貸してくれたんです。借りたまま、今も私が持っているんですが。
現在の市川團十郎さんのご両親をモデルに描かれた小説です。(名前は変えられています)
これを初めて読んだ時には、歌舞伎のことはほとんど知らなかったんですが、あっという間に引き込まれてしまいました。今でも大好きで、枕もとに置いていて、時々ぱっと開いたところから読んだりしています。

映画でも舞台でも小説でも、何度でも見たい、何度でも読みたいと思うものは、登場人物に魅力があるんですよね。
『きのね』をお読みになった方ならお分かりいただけると思うんですけど、團十郎さんのお父さんをモデルにした堀留雪雄(松川玄十郎)というキャラクターが、とても魅力あるんです。短気だし、手は早い(女性を殴るシーンも多い)し、潔癖症だし、不器用だし…と欠点がたくさん書かれているのに、それでも魅力的。ストーリーが面白いことも大切なんですが、「なぜか惹かれる」と読者に思わせるキャラクターを描けるかどうかが、作家の力が表れるところなんでしょうね。
團十郎さんのお母さんをモデルにした光乃というキャラクターも、雪雄に比べると地味なんですが(主人公は光乃なんですけどね)、魅力的です。真面目で仕事ができるし、物分かりがいいという、完璧な人で、欠点と言えば、器量良しではなくて口が重いことぐらい?という「よくある主人公」のキャラなんですが、ひたすら雇い主に尽くしながら、その妻に嫉妬して離縁に(小さな)一役かってしまったり、愛人に嫉妬して相手を痛めつけるような夢を見たりと、現実的な悪い一面も持っていて、何だか憎めない。この二人を中心に、登場するすべての人たちにしっかりとした背景があって、それがぶれることなく描かれている。そして当然扱われる歌舞伎という世界も、非常に魅力的に描かれているわけです。
私が歌舞伎を見始めたのは、ここ1年くらいのことなんですが、すんなり入れてしまったのはこの小説のおかげなんです。

私が日本の作家の本を読むのは、主に明治から戦前にかけての人の場合が多いんですが、宮尾登美子さんと曽野綾子さんの作品は好きです。登場人物に読者が惚れてしまうくらいの魅力を持って描いてくれている本はいいですね。

ところで、なぜ今日この話を書いたかというと、単純に、今弟が観ているテレビ番組で今週の芸能ニュースをやっていて、團十郎さんが映ったからです。
團十郎さん、病気してから痩せてしまいましたよね。お父さんをモデルにした『きのね』の雪雄は結核にもかかったし、チフスにもかかったし、最後は癌で亡くなったから、團十郎さんも遺伝として病気になりやすいのかな、と思って。